今月は、本当にたくさんの方とお会いしました。
話したテーマは
起立性調節障害、通信制高校、不登校、
高校受験、大学受験、海外留学、転職、
休職、資格取得、ママのチャレンジ…。
塾の先生方や学生さんとも、
これからの教育についてたくさんお話をしました。
「振り返りをしないといけないな」と思うくらい、
いろんな人生のお話を聞かせていただいた1ヶ月でした。
その中で、改めて感じたことがあります。
多くのお悩みは、
「こうあってほしい」
でも
「現実はそうではない」
そのギャップから生まれることが多い、
ということです。
それは、自分自身に対してかもしれないし、
子どもに対してかもしれません。
「もっと頑張れるはず」
「普通はこうできるはず」
「この年齢ならこうあるべき」
知らないうちに、“こうでなければならない”を
握りしめてしまう。
先日、ある方から聞いた話が、とても印象に
残っています。
長い間、引きこもりだった方がいて、今は田舎で
自分らしく穏やかに暮らしておられるそうです。
「なぜ外に出るのが怖かったのですか?」
そう聞かれた時、
「できない自分を見られるのが怖かった」
と話されたそうです。
「こうでなければならない」
だけど
「そうなれない自分がいる」
理想と現実の狭間で、苦しくなる。
これは子どもだけではなく、
大人も同じなのかもしれません。
特効薬があるのかは分かりません。
でも、ひとつ大事なのは、
“今の自分を受け入れること”
なのではないかと思います。
自分がダメだと思っている部分も含めて、
「まあ、そんな自分もいるよね」と認めてあげること。
他人の芝生は青く見えます。
SNSを見れば、みんなうまくいっているように
見えるし、ちゃんとしているように見える。
でも、たくさんの方のお話を聞いてきて思うのは、
見えないところで、それぞれ何かしら悩みを
抱えておられる、ということです。
自分の子育ても振り返ると、
「こうならなければならない」
「こう生きてほしい」
と、子どもに自分の理想を重ねて、
やいやい言っていた時ほど、うまくいきませんでした。
自身が不安な状態で子育てをしていると、
どうも、うまくいかない。
ご相談に来て頂いた方には、
「お悩みの根っこは、ここじゃないですか?」
とお伝えすることがあります。
でも、自分では気づかないことも多いのです。
そして、こわいのは、
そんなつもりで関わっていなくても、
目の前の子どもは、まったく違うように
受け取っていることがある、ということです。
ある時、かつて学校であった1/2成人式で、
息子が手紙にこんなことを書いていました。
「この家に生まれてなかったら、
ひょっとしたら中学受験をしていなかった
かもしれない。だから親に感謝している」
というような内容でした。
正直、親としては、
「この選択が最善だ」と思って
中学受験に舵を切ったわけですが、
本人がどう感じているのかまでは、分からなかった。
だから、その言葉を見た時、
少しホッとしたのを覚えています。
そして昨日、娘にも
「高校どう?」
と聞いてみたら、
「私が行きたいって言った高校に、
反対せず行かせてもらえて良かった」
と言っていました。
そこで改めて感じたのです。
“子どもが思う道に、親が賛成してもらえること”
これは、子どもにとってとても
大きな意味があるのだと。
もちろん、何でも好き勝手にさせる、
という話ではありません。
でも、自分で考え、選び、決める経験。
その積み重ねが、
「自分の人生を生きる力」
になっていくのだと思います。
子どもが自己決定できるように育てていくことは、
とても大事だと感じています。
合理的な配慮や支援が必要なタイミングも、
それぞれあると思います。
支えることは大切。
でも、支援や配慮だけになってしまうと、
極端に言えば、
「ひとりで何もできない人を育ててしまう」
ことにもつながりかねません。
大事なのは、
“その子をよく観察すること”
そして、
“その子に必要な形で関わること”
なのだと思います。
手を出すことなのか。
見守ることなのか。
背中を押すことなのか。
少し待つことなのか。
子どもによって、本当に違う。 を学びたい方は
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小田中 美穂
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