私は、勉強が苦手な子どもたちの指導に関しては、いささか自負があります。

これまで数多くの子どもたちをサポートし、
その成果に喜んでくださったご家庭も少なくありません。

 


 

なぜ成果が出せたのか。

振り返ってみると、それは「支援級での担任経験」「学び続けたこと」によるものだと感じています。

 

 

私は支援級で7年間、多くの子どもたちと関わってきました。

例えば一口に自閉症といっても、その姿は本当にさまざま。

同じ診断名でも、得意や苦手、行動の特徴は一人ひとり違い、

その子に合う方法をいつも模索し続けていました。
教育専門書を買いあさり、読みふけりました。

 

「この子にはどんな伝え方が届くのか」

「どうすれば安心して学べるのか」

 

そう問い続ける日々が、私の土台となっています。

 

 

初めての支援級担任となった時。

授業や学級をどう組み立てればいいのか、まったくわからない。

 

 

そんな時に大きな支えとなったのが「巡回相談」の存在です。

支援学校の先生が月に1回支援級に来て、

担任をサポートしてくださる制度です。

支援学校の中でも特に指導力に長けた先生が来てくださるので、その助言は非常に大きな学びでした。

 

 

さらに、近くの支援学校で行われる研究会などにも積極的に参加しました。

「自己流ではなく、先人から学ぶ」ことが本当に大切だと感じました。

 

 

県の教育センターが主催する研修会にも参加しました。

とくに1年間にわたって毎月通った

「教育相談コーディネーター」研修は、今でも指導の基盤となっています。

現場で得た気づきと、外部から学んだ理論や方法とを行き来することで、

子どもたちに合った実践へとつながっていきました。

 

 

今、私は「勉強が苦手な子」を支える活動をしていますが、

そこにはこうした積み重ねがすべて土台となっています。

「自己流だけでは限界がある。だからこそ学び続けることが大切」

それを、身をもって実感してきました。

 

 

 

もし、子育てや教育の現場で「うまくいかない」と感じることがあったら

それはあなたの力不足ではなく、まだ知らない「方法」があるだけかもしれません。

一人で抱え込まず、学びの機会を持つことで、必ず見えてくるものと信じています。

 

 

 

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作文が書けない理由

「うちの子、作文が書けないんです」
そんな声をよく耳にします。

 

でも実際には「作文が書けない」と一口に言っても、原因はさまざま。


作文が書けない理由って200個あんねん。

と言っても過言ではありません凝視いや、マジな話凝視

大きく分けると 心理的な要因技能的な要因 に整理できます。

 

 

 

  1,心理的な要因

 

自己表現が苦手

「こんなことを書いてもいいのかな」

「みんなはどうやって書いてるのかな」
と迷ってしまい、筆が止まる子がいます。
頭の中には考えがあるのに、自信がなくて表に出せないのです。

 

書くことへの抵抗感

真っ白な400字詰め原稿用紙を前にすると、誰しもプレッシャーを感じるものです。

私も、作文の時間は好きではありませんでした魂が抜ける


「作文は面倒!ああ、いやだ~!」

「どうせ先生に×をつけられるし…」
など、気持ちのハードルが先に立ってしまう場合もあります。

 

 

 

  2,技能的な要因

 

心理面ではなく、単純に「技術がまだ育っていない」ために書けない場合です。
そのいくつかを紹介します。

 

文法があやふや

主語と述語の対応がねじれる、助詞の使い方が不安定で読みにくい文になってしまうなど。

  • 主語と述語のねじれ
     例:「ぼくは、犬が庭で遊びました」
     本当は「ぼくは、犬が庭で遊ぶのを見ました」と言いたいのに、主語が二つあるので不自然な文に。

  • 助詞の間違い
     例:

     1「ぼくはりんごがたべました」
       2「ぼくわりんごおたべました」

    1は文法の誤り、2は表記の誤りです。
    2のように書いてしまう子は、文法よりも表記でつまずいていると言えます。

語彙不足

思ったことを表す言葉が足りないと、上手く表現することができません。

「楽しかったです。」

すべての作文がこうなってしまうことも、よくあります。
本当によくあります。

(大事なことなので2度言いました爆笑

 

 

作文の「型」を知らない

作文には基本の型があります。

型を知らずに、自由に書けと言われても難しいのは当然です。

 

例えば、こんな書き方があります下矢印

 

書字そのものの負担

なんらかの理由で文字を書くことに抵抗がある子たちもいます。
この場合は作文以前に「書く」という動作が壁になっています。

 

 

 

  技能的要因の中にある「書き」の3段階

 

作文の土台となる「書く力」には段階があります。

  1. 文字が書けない
     ひらがな・漢字そのものを書くのが難しい。
     形が崩れる、思い出せない、時間がかかるなど。

  2. 文が書けない
     一文を正しく組み立てられない。
     例:「ぼくは、犬が庭で遊びました」

  3. 文章が書けない
     文は書けるけれど、つなげてまとまりのある文章にできない。
     例:「~でした。~でした。~でした。」と単調に並んでしまう。
     

 この3段階のどこで止まっているかを見極めると、サポートの方法がはっきりします。

 

  まとめ

 

 

作文が書けない理由は――

  • 心理的な要因(自己表現が苦手、抵抗感)

  • 技能的な要因(文法・語彙・型・書字・文字/文/文章の段階)

の二本柱に分けて考えると整理しやすくなります。

「どこでつまずいているのか」を見極めれば、解決の糸口は必ず見つかります。
お子さんに合ったステップを踏むことで、「書けない」が「書けた!」に変わる瞬間は訪れます。

 

 

 

 

10月9日(水)、サンクチュアリ出版にてトークイベントを行います。
テーマは「うちの子、なんでできないの?イライラしてしまうママに届けたい…」。

今回のブログで取り上げた「作文のつまずき」だけでなく、

算数や漢字、家庭学習全般の工夫を具体例とともにご紹介します。

お子さんの勉強に寄り添いたい方、イライラよりも安心してサポートしたい方におすすめです。
ぜひ会場でお会いできたら嬉しいですニコニコ

 

 

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勉強が苦手な子に、家庭でできる教え方5選

 

「どうやって教えたらいいんだろう?」

勉強が苦手な子に向き合うとき、多くのお母さん・お父さんが感じる悩みです。

学校の勉強は、毎日やってくる宿題やテストがあるので、避けては通れません。

 

でも、苦手な子にとっては「今日もできなかった…」

と失敗感を積み重ねる場になってしまうこともあります。

そうなると自信をなくし、ますます勉強が嫌いになる…

そんな悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。

 

 

では、家庭ではどのようにサポートしてあげたらいいのでしょうか。

ここでは、元小学校教員として多くの子どもを見てきた経験から、

「勉強が苦手な子にこそ効く、家庭でできる教え方5選」をご紹介します。

 

 

  1. 短い時間で区切る

 

教員の間では、昔から「家庭学習の時間は学年×10〜15分」と言われています。

え?そんなに少なくても良いの?と思われるかもしれませんね。

でも、子どもの集中力を考えれば、これが妥当。

 

たとえば小学2年生なら20〜30分程度。

子どもは大人よりも集中力が短くて当然です。

 

「20分では少なすぎる」と思うかもしれませんが、これは大人の感覚。

子どもにとっては10分集中するだけでも十分に価値があります。

無理に長時間やらせると「勉強=苦しいこと」と感じてしまい、かえって逆効果です。

 

 

私の以前の勤務校では、1年生の1学期に「モジュール学習」を実施していました。

45分の授業を15分×3に分割して学習する方法です。

(例えばひらがな15分、計算15分、音読や暗唱15分という風に)

15分ならば1年生の集中力も保つことができるのです。

 

 

家庭で取り組むならば、おすすめは「10分集中して取り組む→休憩→また10分」と区切る方法。

休憩といっても大げさなものでなくてOK。

「水を飲む」「体を伸ばす」「猫をなでる」くらいの短い休憩でリフレッシュできます。

「少しずつでいいんだ」と思えると、親も子も気持ちが軽くなりますよ。

 

 

  2. 見える化する

 

勉強の進み具合を「見える化」するのは本当に大事です。

特に発達特性のある子は、先の見通しを持つことが苦手な場合が多いので、

「ここまでできた!」「あと○回で終わる」と分かるだけで気持ちがぐっと楽になります。

 

方法はとてもシンプルです。

・問題を解いたらシールを貼る

・1ページ終わったら色ペンで丸をつける

・「あと3問!」と声をかける

こんなふうに小さな達成を視覚的に示すだけで、子どもは「やれば終わるんだ」と実感できます。

 

ある子は、宿題のプリントが山のように見えて「もういやだ…」と泣き出してしまうことがありました。

そこで「あと2枚で終わりだよ」と残りを切り取って渡すと、急に表情が明るくなり、最後までやりきれたのです。

子どもにとって「終わりが見える」ことは、大人が思う以上に安心材料なのです。

 

  3. 日常生活に結びつける

 

勉強は机の上だけでなく、日常生活の中にもあふれています。

算数なら買い物でのお金の計算、国語ならニュースで耳にした言葉を一緒に辞書で調べるなど。

生活と結びつけることで「勉強が特別なこと」ではなく「身近なこと」に変わります。

 

ある子は計算が苦手で、放課後に補習授業を受けていました。

でも授業の中で「買い物ごっこ」をすると目の色が変わり、夢中で計算を始めたのです。

実はその子、普段から小銭を握りしめて自分で駄菓子を買いに行くのが大好きな子でした。

「自分の得意な場面」と「算数」が結びついた瞬間、苦手意識が消えたのでしょう。

机の上の勉強でつまずいているときは、あえて机を離れて、生活の中で学びに触れるのもおすすめです。

 

  4. 正解より「考えた過程」をほめる

 

苦手な子は「また間違えた…」と落ち込みやすいものです。

だからこそ、結果だけではなく「どう考えたか」に注目してほしいのです。

 

「ここに気づけたのはすごいね」

「工夫して書いてみたんだね」

「ここまでは合ってるよ」

こうした声かけをするだけで、

子どもは「間違っても怒られない」「頑張ったことを見てくれている」と感じます。

 

 

間違えたからこそ、その子がどうやって考えているのかがわかります。

教員の立場から言えば「間違いこそ財産」なのです。

 

  5. 親子で役割を交代してみる 

子どもが先生役になり、親に教える体験をさせると、理解が深まります。
「ここはどうやって解くの?」と聞いてあげると、

得意げに説明してくれることもあるでしょう。

 

例えば、百玉そろばんを使って親子で遊ぶように学ぶのも、とても効果的です。

やり方は簡単。

玉を好きなだけ動かして「これはいくつ?」と聞くだけ。

 

遊んでいる感覚で自然に数のまとまりを身につけられるので、

数が苦手な子でも抵抗なく取り組めます。

「勉強させられている」感じがないのも大きなポイントです。

 

あるご家庭では、親子で交代しながら「問題を出す人」「答える人」になって遊んでいました。

子どもは自分が出題するのも楽しいようで、

笑いながらどんどん数を扱うようになったそうです。

気づけば計算のスピードが速くなり、自信も育っていました。

 

  まとめ

 

家庭での学習は「できないことを責める場」ではなく、「安心して挑戦できる場」であることが大切です。

お母さんやお父さんが「できたね」「一緒にやろう」と寄り添うだけで、

子どもは思っている以上に力を伸ばしていきます。

教える側がほんの少しの工夫をすることで「わかった!」「できた!」という経験を積ませてあげたいものです。

小さな成功体験の積み重ねが、子どもの「自信」と「学ぶ力」につながっていきます。

 

 

 

勉強が苦手な子への教え方のヒントをトークイベントでお伝えします。
もし「もっと具体的な工夫を知りたい」「イライラせずに子どもと向き合う方法を学びたい」と思われた方は、

私のトークイベントでもお話しします。

お母さんが少しでも気持ちを楽に、そして子どもが安心して学べるようになるヒントをお届けしますので、

ぜひお気軽にご参加くださいね。指差し

 

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