「宿題やった?」と言うだけでムッとされる。
「うるさいなあ」と、そっけない返事。
声をかけるたびにこちらもイライラ。
つい怒ってしまって自己嫌悪…。
そんな親子バトルが、夏休みの恒例になっていませんか?
私のもとには、
「何度言ってもやらない」
「つい怒ってしまう」
「机に向かっても、結局進まない」
お母さんたちのそんな声がたくさん届きます。
勉強が苦手な子にとっては、夏休みの宿題は一大事。
夏休みの宿題は量も多く、
特に自由研究などの「自主的な学習」は
「なにをやったらいいのかわからない」となりがちです。
ですから、
勉強が苦手な子には、ご家庭でのサポートが必要だと考えます。
例えば、こんな声かけはいかがでしょうか。
① 「どれから始めようか、一緒に作戦会議しよう」
「宿題=子どもが1人でやるもの」と思われがちですが、
勉強が苦手な子にとっては「何をどう始めていいか分からない」ことも多いのです。
一緒にスケジュールを立てるだけでも、ハードルがぐっと下がります。
② 「10分だけやって、そうしたら一緒に○○しよう」
「最後まで」「全部やってから」は、苦手な子には負担が大きすぎます。
「10分だけ」「1ページだけ」と小さく始める声かけが効果的です。
もし1ページが大変な様子なら、1問だけでもいいのです。
〇〇の中には、何が入るのかというと…
一緒におやつとか
一緒にテレビとか
一緒にゲームとか
そういった「行為としてのご褒美」がおすすめです。
③ 「昨日より早く終わったね!」「1ページ進んだね!」
結果ではなく変化や努力を認める声かけが、子どもの自信になります。
「またできなかった」ではなく、「少しできた」に注目することで、
自分はできるかもという気持ちが育っていきます。
宿題の中には、難しすぎる内容もあるかもしれません。
特に、発達の凸凹がある子やグレーゾーンの子にとっては
「問題の意味すら分からない」ことも。
そんなとき私は
「答えを写してもいい」
と伝えています。
学びには段階があります。
答えを写すことだって、立派な学習の第一歩です。
宿題の目的は正解を出すことではなく、
学びに向き合う時間を作ること。
何時間もかけて、苦労して正解に導く必要はありません。
学びにはタイミングがあります。
今わからなくても、1年後・2年後にはすっと理解できるようになることも珍しくありません。
私はそんな子どもたちをたくさん見てきました。
だから、今できないことを無理にやらせなくても大丈夫。
その子のペースで進めればいいのです。
「ちゃんとやらせないと」
そう思って苦しくなっているお母さんも、きっと多いはず。
でも、お母さんたちは、もう十分すぎるほどがんばっています。
困ったときは、ひとりで抱え込まずに頼ってくださいね![]()

