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3年生のケントはクラスの人気者。
誰に対しても優しく、いつもニコニコ。
自分よりも友達を優先し、決して怒ったりしません。
勉強もスポーツも得意で、おまけにイケメン。
男子にも女子にも好かれています。
「リアル王子様じゃん…」
と、学年の先生たちとよく話しておりました。
でも、良い子すぎるんじゃない?
と、ちょっと引っかかるものはあったのです。
そんなケントが、いきなり登校を渋り始めました。
お母さんとお話したところ、
どうやら良い子を演じるのに疲れてしまった様子。
お母さんも、良い子すぎるケントを心配していました。
ケントにはお兄さんがいて
これが「The小学男子」のエクスプレッシブタイプ。
しょっちゅう怒られているお兄さんを見て
自分は怒られないように、無意識のうちにエミアブルを演じていたようなのです。
そこで、担任の先生とお母さんが相談して
ケントが自由な言動をできるように促していくことになりました。
数日間休んで、登校したケントは…
別人のように生き生きしていました。
おちゃらけるわ
忘れ物はするわ
大声で騒ぐわ…
お兄ちゃんそっくりでした
それからのケントは、毎日楽しそうに通学していましたよ
先生に怒られる回数は増えましたけどね
実は、これはよくあることなんです。
学校では、協調性のあるエミアブルが良しとされることが多いので
自分の個性を抑えて、エミアブルを演じる子がいるのも事実。
もともとエミアブルという個性ならば良いのですが、
そうではないとストレスがたまります。
自分の個性で生きるのが、大人でも子どもでも一番楽なのです




