→【発達に偏りのある子を理解する①】固有覚と前庭覚

 

今日はその2、記憶についてです。

 

ワーキングメモリという言葉を聞いたことがありますか?

「作業記憶」、つまり何かを覚えながら行動するときの記憶です。

 

脳のメモ帳とも、作業台とも言われます。

ワーキングメモリがうまく使えていないと、記憶できることの数が少なくなります。

発達に偏りのある子の中には、このワーキングメモリがうまく使えていない場合があります。

 

 

 

例えば・・・

 

 

登校して教室に着いたら、

ランドセルの中身を机に入れて

給食袋を机の横にかけて

ランドセルをロッカーにしまって

連絡帳を先生の机に出して

 

そういった一連の動きが必要になります。

入学したての1年生は、だんだんとこの新しい動きを覚えて、行動できるようになります。

 

 

 

ところが、ワーキングメモリをうまく使えていない子は

 

登校して教室に着いたら、

ランドセルを机の上に置いて

「あれ、何をするんだっけ?」

 

と、なってしまうことがあります。

 

その時に、友達が外に遊びに行っているのを見たら

ランドセルをそのままにして、一緒に遊びに行ってしまう・・・

 

なんてことも起こります。

 

そしてしかられることが続くと、自己肯定感が低くなりがちです。

 

 

しかったからといって、忘れ物が減るわけではありません。

それよりも、忘れない工夫をした方が得策です。

 

 

言葉の指示をすぐに忘れてしまうようなら、視覚的な指示を出してみます。

絵カードなどを貼っておくと、わかりやすいですね。

 

 

学校の準備が苦手で忘れ物が多いようなら、大人が一緒に支度をしてあげてもいいんですよ。

カードを活用したり、To doリストをふせんに書いて貼ったりも効果的です。

 

また、しりとりやトランプの神経衰弱などは、ワーキングメモリを鍛える遊びと言われています。

 

本人と相談して、「こうしたら忘れないかな?」という方法を、楽しみながら見つけられると良いですね。