今日はその2、記憶についてです。
ワーキングメモリという言葉を聞いたことがありますか?
「作業記憶」、つまり何かを覚えながら行動するときの記憶です。
脳のメモ帳とも、作業台とも言われます。
ワーキングメモリがうまく使えていないと、記憶できることの数が少なくなります。
発達に偏りのある子の中には、このワーキングメモリがうまく使えていない場合があります。
例えば・・・
登校して教室に着いたら、
ランドセルの中身を机に入れて
給食袋を机の横にかけて
ランドセルをロッカーにしまって
連絡帳を先生の机に出して
そういった一連の動きが必要になります。
入学したての1年生は、だんだんとこの新しい動きを覚えて、行動できるようになります。
ところが、ワーキングメモリをうまく使えていない子は
登校して教室に着いたら、
ランドセルを机の上に置いて
「あれ、何をするんだっけ?」
と、なってしまうことがあります。
その時に、友達が外に遊びに行っているのを見たら
ランドセルをそのままにして、一緒に遊びに行ってしまう・・・
なんてことも起こります。
そしてしかられることが続くと、自己肯定感が低くなりがちです。
しかったからといって、忘れ物が減るわけではありません。
それよりも、忘れない工夫をした方が得策です。
言葉の指示をすぐに忘れてしまうようなら、視覚的な指示を出してみます。
絵カードなどを貼っておくと、わかりやすいですね。
学校の準備が苦手で忘れ物が多いようなら、大人が一緒に支度をしてあげてもいいんですよ。
カードを活用したり、To doリストをふせんに書いて貼ったりも効果的です。
また、しりとりやトランプの神経衰弱などは、ワーキングメモリを鍛える遊びと言われています。
本人と相談して、「こうしたら忘れないかな?」という方法を、楽しみながら見つけられると良いですね。


