コンビニやスーパーで手軽に買えるスイーツの多くに共通して大量に含まれているものとは何かわかりますか?
そう、トランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は植物油に水素を加えて科学的に作り出されるもの。マーガリンやショートニング、ファットスプレッドにも入っています。さっくりした食感やなめらかさを出し、保存料の役割もすることから、様々な加工食品に使われています。
トランス脂肪酸は「食べるプラスチック」「狂った油」の異名を持ち、WHO(世界保健機関)がトランス脂肪酸の摂取を控えるよう勧告しています。海外では原材料への表示義務はもちろん、子供用の食品には使用が規制されている国もあります。
妊娠中にトランス脂肪酸を大量に使うジャンクフードをとりすぎると、生まれた子供は精神的に不安定になる可能性が高いという報告もあります。
スイーツやパン、加工食品を買うときは、原材料表示を必ずチェックしましょう。
「マーガリン」「ショートニング」と書かれているものよりも、「バター」を使っているものを選ぶ方が安心です。「食用精製加工油脂」と書かれていたら、トランス脂肪酸が入っている可能性が高いです。
では、体にいい油とはどんな油なのでしょうか?
ひとつはココナッツオイルです。体内の脂肪も分解する中鎖脂肪酸を多く含み、代謝や免疫力を高め、虫歯や老化、認知症予防効果もあり、スキンケアにまで使えるというスーパースター的な油です。
いずれにしても、精製されていない自然の油を選ぶといいでしょう。
ロースイーツにはココナッツオイルをよく使います。それも加熱処理をしていないバージンオイルです。ロースイーツが体に優しい理由がこんなところにもあります。
ただし、気をつけていただきたいのは、いくら体に良い油でも、とりすぎは禁物だということです。そして1種類の油だけをとるのは避けた方が良いということです。
人間の体を構成している必須脂肪酸のバランスを考えると、オメガ3、6、9をすべてバランスよくとることが大切です。目標比率はオメガ6:オメガ3が4:1です。オメガ9に関しては目安量はないですが、とりすぎはやはり体脂肪になるので要注意です。これひとつだけとればいいという油はないということです。
クルミやアボカド、ゴマ、アマニシード、チアシードなど食材に含まれる油も積極的に取り入れたい油です。
「天使の油」はひとつではない、ということですね。

