引き続き、時は2015年11月12日。
午前中、造影MRI検査をして午後のリハビリが終わり、(※)主治医のY先生から造影MRI検査の結果説明を面談室で受けた。
(※)前にもちょこっと書いた通り、当初の主治医は研修医のペーペーH先生だったけれど、手術を境に執刀医のY先生が私の主治医となった。
幸い、検査結果は異常なしだった。
パソコンのディスプレイには、午前中の造影MRIの画像と、手術前のMRI画像が並んで表示されている。
午前中撮ったMRI画像では、右の小脳を圧迫していた壁在結節と嚢胞の影は、綺麗さっぱり無くなっていた。
手術前の私の脳内は、右の小脳半球が嚢胞に押し潰され、中央にあるべき脳幹は左寄りに偏って、三叉神経も歪んでいた。
(もちろん腫瘍を摘出した今現在でも、普通の人と同じような正常な脳ではないのだけれど、、、)
もしも、手術前と同じ状態に急激になってしまったとしたら、どうなっていたかとY先生に聞いてみたら
「脳内が短期間で、こんな状態になったら耐えられないと思います」と言われた。
いったい何年前から腫瘍ができていたのか?
嚢胞が、あの大きさに育つまで何年かかったのか?
それは「神のみぞ知る」だけれど、腫瘍(嚢胞)が長い時間をかけて、ゆっくり大きくなり、小脳を少しずつ、少しずつ、圧迫し続けていた為に、決定的な自覚症状を感知することができなかった。
脳内は明らかに異常な状態だったけれども、病気の進行が、ゆっくりだったせいか、そんな状態にカラダが慣れてしまっていた。
慣れって、ある種の防衛本能かも知れないけれど、怖いものだとつくづく思った。