2015年11月10日、ふたばとお別れして本格的なリハビリを開始。
リハビリテーション科は2階にあり、看護師さんに付き添われ歩行器で移動した。
初日ということで、軽めのリハビリだったが、作業療法士のF先生の元で30分、理学療法士のO先生の元で30分。
合計、約1時間のリハビリを毎日続けた。
作業療法とは、日常生活を送る上での基本的な作業・・・歩いたり、食事したり、字を書いたり、入浴したり、会話してコミュニケーションを取ったり、、といった様々な作業が出来るように機能の回復を図るもので、精神疾患を抱えた患者さんなども作業療法の対象となる。
脳外科の手術をした人の多くは、作業療法士からのリハビリを受けた経験があると思う。
F先生の元では、ランダムに書かれた数字を1→2→3・・・と順番に線で結ぶ、同じ図形同士を選択する、、。
といった簡単なテストのようなものをしたり、
握力回復の訓練や踏台の昇り降りなどの作業療法を受けた。
最初は低い踏台で手摺につかまりながらだったけれど、
ほんの数日寝たきりに近い状態だっただけで、こんなにも自由が利かなくなるものかと唖然とした。
自分の身体なのに、まったく思い通りにならない。
術中の全身麻酔や大量の薬剤の影響が大きいのだろうが、
人間の身体なんて、良くできているかと思えば、非常に脆いものだと痛感した。
作業療法に対して理学療法とは、歩いたり、寝返ったり、立ち上がったり、、、といった日常生活での基本的動作の回復を図るもの。
骨折など身体的に障害を負った人などが、理学療法士の指導の元でリハビリを受ける。
O先生からは、寝返りや起き上がり、歩行や階段の昇り降りなど、日常の動作訓練を続けた。
とにかくヨタヨタ歩きで、つかまり立ちしていないと全然歩けない。
普通に歩いたり、片手にバッグを持って歩いたり、、、。
健康な時には気にしていなかった動作は、実は、簡単で当たり前のことではなくて、体中のあらゆる機能や感覚を総動員して、やっとできる奇跡的なことなのだと気付いた。
日常生活の中で、朝起きてから夜眠るまで、一日を生きるために必要な事柄は、
全身の何処かの臓器や機能に1つでも障害が出たら、たちまち不調を来してしまう。
健康な日常生活を送れることは、まさにミラクルなのだ。