ピアノ・レッスン | 自転車から今日は♪

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坂道の多い所に住んでます。
愛用のママチャリで鼻歌歌うのが大好きです。
小さなおうちでの生活をのんびり綴ってみたいと思います♪

文学から読みとく不倫考シリーズ

最後はこちらの本で〆てみたいと思います。

ピアノレッスン
ピアノ・レッスン (新潮文庫)/新潮社

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こちらも映画になってます
先に紹介した「危険なメソッド」が不倫してしまう独身女性の心理を
描いた作品だとしたら、「ピアノ・レッスン」は不倫してしまう
人妻の心理を描いた作品ですね

同じ人妻でも、「危険な関係」のメルトイユ夫人とは違うタイプです
もちろんサド君の「悪徳の栄え」に登場するジュリエット嬢とも違うタイプ


された側としてはどっちも同じ穴のムジナなんですがね^^

せっかくなので書いちゃいますが
メルトイユ夫人をはじめとする悪徳チームは
次々とおぞましいことに手を染めて悔いはしません。
一度悪の道に足を踏み入れたからに妥協もなく、自分の道を突き進むのみ。
その結果、財産や権力を手に入れるんですが。
そういう潔さと強い意志はある種のすがすがしさを感じないわけでもなく…

嫌だと言いつつどうしようもない不倫ブログを読んでしまうのは
こんな心理があるからなんだけど…(現実は… 以下略です)

映画や本の中のお話だからこそ面白いのかもしれません。

読者に不快感を誘い、美徳へと向かわせる逆説的な書物??
悪徳をやりつくす開放的な彼女たちをみて、心の重荷をとりはらって
軽くなるか??

こういうところを探っていくところがね
私はたまらなく好きなのです


さてだいぶ話が脱線しました

『ピアノ・レッスン』でしたね

話すことのできないエイダというピアノオタクな女性が娘つれて
父親にいわれるまま好きでおない男と結婚させられて
命より大事なピアノを、人に売られてしまい
ピアノのレッスンと引き換えに、鍵盤を彼女にかえしてもらう

で不倫
(あらすじ書くの面倒なので、興味ある人は探して下さい)

映像も、音楽も確かに美しいんですが…
どうもアタクシ、好きになれないんですよ
(まだメルトイユ夫人の方がすきだったりするのよね)

不倫ブログを除くと
このエイダタイプの不倫奥様、多いなぁと思います

彼女達は何故自分は夫が嫌なのか
といったことをブログに書いていますが

『ピアノ・レッスン』の中にもそうした微妙な女の気持ちが
ピアノというキーワードを使って上手に表現しています。

ピアノ=自己表現 
なんですよね

エイダのご主人は武骨な人ではあるけど、エイダが毛嫌いするほど
悪い人ではありません。
エイダの連れ子もかわいがっていて、子供も懐いていますし
娘に託した愛人へのメッセージを、彼女は義理の父親に渡しています。

決して悪い人ではないけど
彼はエイダのピアノへの想い
つまり彼女の一番大切なものをみようとする心が
なかったんですね

対して愛人なんですが
私は大事なピアノを自分の下半身の欲求に利用する
この男がゆるせなくてですねー
ほんとみていてムカムカしました(笑)

が、彼はエイダが必要とするものを
ちゃんとわかっていたんですよね
海辺に放置されていたピアノを調律してくれたのも
彼ですし

で後半

ネタバレになってしまうのですが



あのピアノとの別れの場面
ピアノはもういいんだ
というエイダに最後まで反対したのは彼だったんですね

不倫ではあったけど、彼は彼女の大事にしている
深い想いをわかっていたんですね
だからこそ彼女はああいう決断をとったと

私は、昔っから不倫なんて大嫌い!
な人間だったからそういう点が納得できなかったんでしょうね

まー いかにも文学って感じの映画でございます