七夕の夜 | 自転車から今日は♪

自転車から今日は♪

坂道の多い所に住んでます。
愛用のママチャリで鼻歌歌うのが大好きです。
小さなおうちでの生活をのんびり綴ってみたいと思います♪

7月7日。七夕。
まだまだ空は梅雨空だ。

空を見上げると、雲の動きがとても速い。
なんだか倍速でみる雲の映像をリアルでみているようだ。

今年は笹を用意して短冊をかいてみようと思ったものの
短冊わざわざ用意して書くほどのものでもないと感じて
願い事をそっと心にしまう。

今の自分。
自分の負の感情をつめこんでいったら、反対にどんどん自分が透明化
していくようで、でも虚無化しているようでもあり、
私は静かに壊れて自分自身も気づかないところで
実は呪いの気持ちがどこかで育っているのではないか。

かと思えば結婚前の夏の様子がフラッシュバックしたりして
懐かしい気持ちにひたっていたり、
私の頭の中は数分、数秒単位に変化している。

残業であわてて家に帰ると、部活を終えた息子が先に帰っていた。

今日なら髪を切りに行ける。

息子は毎日部活で練習漬けの毎日で、髪を切りにいける
時間がほとんどない。
練習でぐったりしている。

家のまわりは、これでもかというほど美容院は存在するのに
何故か近所に床屋は一軒もなく、
業を煮やして一度近くの美容院に引きずったことがあったのだが

美容院のあの雰囲気は、男の客がいても厭だ

といって、わざわざ遠くの床屋に足を運ぶのである。

今日は出かける体力があるからといって、
帰りにご飯食べて帰りたい、なんてことをいってくれて
買いたいものとかあるから、なんてことをいってくれて

んまぁ 何てめずらしい。
このコからこんなことを口にしてくれるなんて

と、仕事の疲れもふっとび母は支度をするのである。

普段は安い床屋でカットだけですますのだが、
どうせ髪もきれいに洗えてないだろうとにらんで
今回はシャンプーもプラスしてみた

おかーさんも、やってもらいなよぉ

はじめてのシャンプー体験
息子はうっとりとしている。

夕飯は、お寿司が食べたい。

外食は3カ月以上してないんだよなぁ
ずっと家で食べていた。

じゃっ♡
最後はシメで、中トロ半分ずついってみる?
(↑母、誘惑に負ける)

おかーさん これ、めちゃくちゃ
おいしい

この一言で救われるんだよなぁ

明日から仕事がんばらなきゃ…

それから、夏のズボンがほしい

うんうん

試着ができないから、母はいつも困って
いたんだよ

って、君が手にしてるシャツみんな黒の無地
素材とデザインが違うって、母親の私と似たようなことを言っている。

おいしそうな食材をいっしょに選んで夜は
買った食材と飲み物を飲みながら家でゆっくりしようかと
横目でみると、短冊がたくさん飾られた七夕飾りが目に入った。

短冊はしめきられたようで、書かれてあるのは
小さな子どもたちの手によるかわいらしいものだった。

短冊なら私も3年前にかいている。

夫が愛人と別れて、家族がまた仲良く暮らせますように

不倫発したとき、私が書いた短冊の願い事だ。
これを、回転寿司の店(今回いったところとは別のところです)
が用意してくれた短冊に書いたのだ。

お寿司食べにつれていってくれるの?
うれしいっ!
ねっ!食べ行こうか こみなみっ


ニコニコ笑って仲良しな家族ごっこを続ける自分も
自分のペースで離婚をすすめようとする夫にも
腹が立っていた。

寿司屋に訪れる人間は家族連れがほとんどで
皆幸せそうな顔をしていた。
オシドリ夫婦で、仲良し家族と言われつづけた私たちだって
実際は現実はこんなものなのだ。

そして私は、夫をにこやかに出迎えながら
裏で女の素性をさぐっている。
私の短冊にかく願い事なんて、こんなドス黒いものなのだ。

七夕の日の今日、あのときと同じように息子と
お寿司を食べに行く
偶然って重なる。

これから二人で生き抜くために頑張りますから
どうか神様、そんな自分を後押ししてください。


短冊にはかかなかったけど、いつもその言葉を自分は
唱えている。

そして今日、身につけている石ののネックレスについていた
カーネリアンがポロリととれた。

探してもしてもみつからない。

ああ、やっぱり。
私毎日すごい勢いで、気持ちがかわっているもの。

仕事、そして家族。
今はとてもバランスがとれている。

心地のいい短い夏の時間。
ずっとこのままでいられたらいいのに。

だけど私は知っている。
現実はどんどん今の梅雨空のようにかわっていくんだって

私は直進しかできない不器用な人間だから、
上手に迂回することもできず
道なき道を歩くことを選んでしまった。

でもバカはバカなりに、出会ったものには
バカ正直に感情移入できる。

混沌として、気持ちはものすごいスピードで変化しているけれど
それは、私が生きているという証拠よね。

だからどんなに辛いことがあっても乗り越えるしかない。
必ずその先に何かがあると、私は信じることができるのだから