私の鬱病騒ぎの一件で、離婚問題はひとまず落ち着いたが、
夫の執拗な離婚請求は続いていた。
が、本人も私の不眠状態がこのまま続くことに関しては
マズい思ったようで(鬱状態が深刻化するだろうと
考えたらしい)、自分が通院する心療内科で購入した
書籍や、私が喜びそうなお菓子類や、レストランの食事やらといった
小さなプレゼントを私にしていった。
こみなみ、パパと出かけよう
ママはゆっくり休んでなさい。
そういって外へ連れ出したりした。
ママ、今日はこみなみ、ひとりで切符を買ってひとりで
電車に乗って駅を降りるという
練習をさせてみたんだ。
僕が教えられるときに、教えられる事はどんどん
教えてあげるつもりでいるんだ。
離婚する気マンマンであった
勉強もつきっきりで教えていた。
僕がいなくなってもいいように、
だけど、離婚してからも、週末はくるから
君さえよければ、こみなみの勉強のフォローはするから
君さえよければ、時々みんなで食事もしよう
いったい何のための離婚なの??
自分の鬱状態と向き合って、治療に専念したいのに
目の前には離婚請求という現実問題があり
オチオチ横になることすらできなかった。
処方されたお薬はありがたいことに、効果はあり
とりあえずは夜は休めるようになった。
身体がふらつくが、通院できたという安心感から
これで家の用事ができると私は必要以上に自分に鞭をうち
夫の望むような部屋をつくろうと躍起になった。
が、当然彼は絶賛不倫中の人だったため
こうした私の努力はむなしく、彼にとっては
とにかく重たいだけの鬱陶しいオンナとコケにされたままであった。
この頃については、過去記事のなかでいろいろ書いている。
思い切った断捨離をしたり、ミサ曲をきいて涙したり
ひたすら雑巾がけをして部屋を磨いたり
結婚の思い出のものをどんどん処分したり
ウエディングドレスもブーケの押し花を額装したのも
処分したんだっけな~
かと思えば、黙って涙をボロボロこぼしながら
窓から見える揺れる木をみつめていたり…
たぶん自分の中での転換期だったんだろうな
夫との関係を修復する以上に
今の自分をなんとかしたいと思うようになっていた。
少しでも心地良く眠れるように
そんなことを考えて、診察帰りにアロマオイルを買ってみた。
お布団のクリーニングをしたいと夫にいうと
車に布団をかついでつきそってくれた。
自分の頭にあった枕があると聞けば、
君が眠れるようにと、その高価な枕をプレゼントしてくれた。
店員は
優しいご主人ですよね
と口々にいう。
アロマオイルを掃除に使っていると知った彼は
ディフューザーを購入した。
はい、ママ 母の日のプレゼントだよ!
こみなみが、ママがほしっているって話していたからね。
いや、僕からじゃない。
こみなみからだよ
これで、少しは夜眠れるようになるかな
離婚に応じてもらえるなら
これ位の投資安いものだ
そんなみえないメッセージが自分の奥底に伝わってくるようだった。
こみなみを利用するのか…
と怒りを覚えながらも、そんなことを考えてしまう
自分が醜く思えたり、私は混乱した。
いったいどうなっているのよ
夫はいつになったら、離婚できるのかと
まるで弱ったライオンのまわりをうろつくハイエナのようで
私にはそれがとても不気味にみえた。
私は、黙々と家の断捨離を行っていった。
なにか答えががみえるんじゃないか
今の自分をかえられるんじゃないかと思って
夫の不倫が発覚するのはそれから間もなくのことである。