「エピクロスの処方箋」夏川草介 2025年

あらすじ
「スピノザの診察室」の続編
大学病院で数々の難手術を成功させ
将来を嘱望されながらも
母を亡くし1人になった甥のために
地域病院で働く内科医の雄町哲郎。
通称マチ先生。
ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学病院の
花垣から難しい症例が持ち込まれた。
患者は82才の老人。
それはかつて哲郎が激怒させた大学病院の
絶対権力者飛良泉寅彦教授の父親だった。


スピノザの診察室
大ファンになったマチ先生爆笑

エピクロスは今から二千年以上前の人物。
快楽こそ至高善だと主張。
しかし、快楽の本質は何よりも「精神の安定」
のこと。
心の安定こそが人間にとっての快楽だと。

またまたマチ先生に出逢えてワクワクした。
確執だらけの大学病院や教授とのバトル。
それでも、変わらぬ信念を貫く。


「人を救うのは医療ではない
人なんだ」
「医療では、人は救えないんだよ」

亡くなった妹や一緒に暮らす甥への思い。
患者さんへの寄り添いかた。
さりげない優しさと胸の奥に秘めた強さは
かっこ良すぎ✨

夏川さんの思いが詰まった物語。
ふわふわふわ~~~と
心地好い風が吹いてくるような爽やかな読後感。
幸せな時間だった✨