娘(10)は本が好きだ。
3年間過ごしたニューヨークから帰国してしばらくは、「日本語は漢字があって、キッズフレンドリーではない(子どもに優しくない)‼︎」と、英語の本ばかり読んでいたけれど、最近はもっぱら日本語の本を読み漁っている。
正直「面倒だな」と思ったけれど、30分で読めた。
そして、泣いた。
(私は毎日、新聞を読みながら3回ぐらいはウルウルするぐらい、言葉に弱い)
娘に「読んだよ、ママ、泣いた」と言うと、
「え?はやっ。泣いたの?」と驚かれる。
娘は泣いていないらしい。
「ママは何ヶ所か泣いた!たとえば、雄一は、おばあちゃんが柔道のお稽古を見に来るのが恥ずかしくて、いつも『今日は柔道ない』ってウソついてたでしょ?それを、おばあちゃんが亡くなってから、後悔するシーンとかさ。泣けなかった?じゃあ、どこが良いと思った?」と聞くと、
「女のお医者さんが、死んだお父さんのイスを燃やしながら、『煙が天国に届くでしょ』って話してたとこが良かった」。
私は子どもの頃、自分が選ぶ本を知られることも、感想を語ることも、恥ずかしいと思うような子どもだった。泣いてるのを知られるとか、あり得ない。
だから、こうして自分の子どもと、本の感想を素直に言い合えるのは不思議な感覚がする。
ちなみに私は、子ども生まれてから、自分が小さい頃に好きだった絵本を思い出し、子ども達にも読んで欲しいと思った。中には廃盤になっていて、中古を高額で買った本もあるけれど、息子も娘もそれらには興味を示さず。。「押し付けは止めよう」と、子どもとの本の共有は諦めていた。
だから、娘に薦められた本に泣かされたのは、油断しすぎだったし、意外だったし、嬉しい。
次はどんな本を薦められるのか、密かに楽しみ♡
そんなお話でした。
(幼児期に与えた絵本たち)
言葉のプロデューサーなまず美紀でした。
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