今日は寒いな‥‥ん?
何飛んでるんだろう僕‥
凄い速さで飛んでいる‥
でも、目を開けていられるのが不思議だ。

下を見ると三河湾が見える。
それでも、まだスピードを増して飛んで行く!

しばらくすると、富士山が見えて来た。
近付いて行くと、
そこの大地に、パックリ空いた穴が見える。
何だ?あの洞穴は?
何故か、吸い寄せられる様に入って行く。

入ってみると別世界、広くて端も見えず、天井さえ見えない。

辺りを見回すと、誰の存在も確認出来ない。

仕方なく、ただただ広い空間に佇んでいると、

何処からともなく声が聞こえてくる。

そちら二人に、これを授けよう‥
 
えっと、周りを見渡すと、いつの間にか自分と同じ姿の者がいる。

そう‥自分と全く同じ姿をした白龍。

目が合って判った、ただ一つの違いは、女だってこと。


これと言って差し出されたものはグリーンカードだった。

声の主が続けて言った。

この国は、もうだめかもしれない。この国を離れるがよい。

もう一人の女は、即座に了解したらしく、すでに飛び立とうとしていた。

僕も、それに続いて体に力を入れようと気持ちを込めた時、

ふと、気付いた。

そして、気付いた疑問を、声の主に問うてみた。

だめかもしれないという事は、助かる見込みも少しはあるという事でしょうか?

声の主は、答えなかった。

だが、思った事を、そのまま続けた。

私は、大和の民と一緒でいたいです。また、瑞穂の国を見てみたい。(何、言ってるの俺?)

傍で聞いていた女は、一瞬、呆れ顔を通り越して、鳩が豆鉄砲食らった様な表情に見えた。

その後、あなたは正気なの、あの国に行けるのよと、今にも口の端を突いて出て来そうだった。

そこまで言うと、暫く答えずにいた声の主は、

そうか、判った。そちの好きにするが良かろう‥‥‥‥‥



コト‥‥コト‥コト‥何だ?‥ン?この甘い煮物の香りは?

「あれ?起こしちゃった。ゴメン、でも丁度良かったわ、ご飯が出来そうだから、顔洗ってらっしゃいよ」

薄ぼんやりとした視界の中に、同居人の姿が映った。

「えっ、もう朝なの?」深い眠りが途切れて、まだはっきりしない現実の世界に戻った自分を、いつものキッチンから、覗き込んで来る同居人。

「何だ、面白くなりそうだったのに」と不貞腐れながらも、言う通りに洗面所に行こうとベットから、半起きになった時、

さっきのハッキリとした夢の事を考え始めた僕。

ちょっと、試してみるか!心に横切る悪戯な気持ち。

「あのさ、昨日、お前の持ってきた段ボールの横に、男の写真が落ちてたぞ」

ピタっと料理の手が止まって、こちらを見る同居人。

その様子を見て僕は、「なっ訳ねえだろう、何だ男と切れてなかったのか?」

その後、自分を取り戻した同居人「つまんない事、言うっ‥てないで、歯を磨いて来なさいよ!!」

「あいよ~!」


トイレの小窓から外を見ながら「何だ、鳩豆、間違ってねえじゃん」

軽くガッツポーズを取ろうとして、危うく外しそうになる恥ずかしい同居人B。

ちょっとだけ、未来予想図w