「私をこんな風に導いてくれたのって、汐梨さんや耀司さん。そして、芙美花さんですから。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そして…。それから2日後だった。自宅のリビングで優茉、傍らにはキーボード。
そして…。テーブルの上には楽譜。五線譜にあれこれと書き込みながら、
「…とぉ~~。出来た~~。…こんな感じかな~~。」

そんな優茉、すぐさま練習をして、そして、それをスマホで動画に。
時間は既に夜の11時を回っている。

夫の洲平(しゅうへい)は今日も当直。医局で、スマホに届いたラインに、
「おっと、来たか~~。…と、いう事は、曲、出来た~~???はははは。」





朝ご飯を食べながら芙美花、
「睦美さん、あれからセレモニーの方、どうなってるんだろ。」

耀司、
「ピアノ、生演奏の方。」

芙美花、ニッコリと。
「うん。」

「いや。何も聞いてないけど、自分で聞いてみたら。」

その声に芙美花、
「だ~~ね。」

「…って言うか。かかかか。汐梨に直接聞けばすぐじゃん。」

その声に目をパチクリと芙美花、
「ははははは。あ、そっか。かかかかか。」




そして、その日の午前中に、睦美、
「え…???…もぅ出来た。早~~い。」
スマホには望月から送られてきたリンクが。

昼食を食べながら睦美、望月から送られてきた曲を聴きながら、
「へぇ~~え~~。こんな感じ~~。はははは。いいかも~~。」

そして…。その日の内に高井戸家で…。
汐梨と耀司、そのデモの動画を聞いて。

耀司、
「いやいやいや。凄いね~~。」

汐梨も芙美花と共に、
「うんうんうん。…って言うか、早~~い。」
「…って言うか、こんなに早く出来るって凄~~い。」

汐梨、芙美花に、
「芙美花も挑戦してみたら…???」

間髪入れずに苦笑いしながら、
「無理無理無理。無理だって~~。」

耀司、
「かかかかか。」

睦美も、
「でも、凄い。こんなに早くできるなんて。私もそう思ってび~~っくり~~。望月さん、忙しいはずなのに~~。」

耀司、
「はははは。…で、これに睦美さんがアレンジって。」

睦美、
「はい。頑張ります。」

「まっ。サックスだけで出来た曲に、ピアノでアレンジ。どんな曲になるか。」

汐梨も芙美花も、
「うんうんうん。」

耀司、睦美に、
「あ。でも、これって、最初に俺たち、聞いていいの…???」

「あん。」
睦美。
「それは構いません。初めから、私が曲をアレンジするための協力して頂いている人たちが…。と、言うより、家族がいます。その家族にも情報を共有するという事で納得お願いしたいですって、言ってますから。バンドの人たちにも了解得てます。」

汐梨、いきなり睦美に、
「へぇ~~え~~。さっすが~~。」

睦美、
「だって。私をこんな風に導いてくれたのって、汐梨さんや耀司さん。そして、芙美花さんですから。」

そんな睦美の声に汐梨、にこやかに。そして、
「それと~~。晄史さんや誓さん。それに~~。もっと言えば~~。」
そして汐梨、バセットを見て、
「バセットかな~~~。はははは。」


今やバセットは、その、特有の耳と鼻で、モニターから睦美の声がするだけで、
「ワン。」
そして、麻沙美と共に、一番に玄関に駆けて、
ドアから入ってきた睦美に二本足で睦美に甘えているのだった。

その度に睦美も、ニコニコと。
「はは。バセット~~。こんにちは~~。」

耀司、バセットを見て、
「さすがはバセット~~。いいとこ取りだもんね~~。」



ただ。翌日の午前中に。耀司、スマホで、
「そっか~~。やはり…。海外かぁ~~。」

スマホの相手は共同経営者の麹屋である。

スマホから、
「おそらく、海外を拠点にしているのだと、思う。その犯罪組織が。例の…、今で言う闇バイトで。…多分、ハッキングした金はそのまま海外から様々な海外口座にそのまま小口で送金されていると。その口座を突き止めての警察と銀行からの俺への連絡だったけど、それ以上は…。今後は国と国との交渉って言う話になってくるとは思うけど。…それこそ…。もし、仮にでも損失した資金を返還してもらえるとしても、それに対しての…。」

耀司、その話に、
「なるほど。そうねぇ~~。まっ。ある程度、想像はしていたものの。現に、そんな感じで、突きつけられると。さすがに。…ただ。まっ。俺たちの最初の決断が、今となっては、損失よりも。」

スマホからの麹屋の声、
「あぁ。顧客との信頼関係が何より。損失の補填は半年もあれば…。」

耀司、
「まっ。あれから報道は毎日チェックしてるけど、俺たちの事件は一切。」

「何よりも、それだ。」

「あ。それと…。」
耀司。

麹屋、
「うん…???…あぁ。その件か。…それなら問題ない。今後、同じような手口の犯罪が、たとえあっとしても、俺たちの事は。銀行とも警察とも。」

耀司、その声に、
「OK~~~。んじゃ、いつものzoomで。」

麹屋、
「了~~解。じゃあな。あ。それと高井戸~~。汐梨さんと芙美花ちゃんにも、この事、ちゃ~~んと。」

耀司、その声に、
「分~~かってるって~~。」








ママでいい…。   vol,287.  「私をこんな風に導いてくれたのって、汐梨さんや耀司さん。そして、芙美花さんですから。」

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