可憐に流れるピアノとサックスのセッション。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 小一時間ほどの高井戸家での耀司との時間からピアノレッスンにヨシカワ音楽教室に。
そして、また睦美のピアノ講師としてのレッスンが始まる。
そして、睦美の充実した時間が始まる。




芙美花、帰宅後に父の部屋に。
「へぇ~~。そうなんだ~~。ははは。睦美さん、午後からウチに。」

耀司、椅子に座ったままで、その声にニコリと、
「うん。」
そして、
「まっ。今まで事務局員で時間に縛られて…。」
僅かに顔を傾げて、
「まぁ~~。レッスンも、時間に縛られる事にはなるけど、これからは自分のペースで出来るって、何か、嬉しそうだった。それに…、ピアノ講師でもピアノの練習は必須って言ってるけど、前の音楽教室での経験もあるから楽しいんだって。さすがは2歳で絶対音感。そしてピアニスト。しかも、子供の頃からの演奏会やら経験あるから、そこから子供たちへの指導。冴え渡ってるんじゃない…???はははは。」

芙美花、
「へぇ~~~。ほんとに、凄いよね~~。」
そして芙美花、
「さてと。勉強~~。…って、おとうさん。例の詐欺の件。」

耀司、
「あぁ。睦美さんにもそれ、聞かれたけど…。」
口をへの字にして、
「まぁ~~。時間、掛かるよな~~。」

その声に芙美花も口をへの字にして、
「そっか~~~。」
そして、
「あ~~~ん、2億円~~~。悔しい~~~。」

耀司も、
「ん~~。当然、悔しいよ。でも、泣き言、言ってられない。今も仕事、依頼されてる。…って言うか、毎日、仕事は入って来てるから。」

「へぇ~~~。そうなんだ~~。」

耀司、そんな芙美花に、
「当たり前だ。だから警察にも、銀行にも詐欺に関しては報道しないって。約束したから。事件としては取り扱わない。」

芙美花、納得したように、
「そっか~~。それで~~。」

「事件が表沙汰になれば、そこで一巻の終わり。逆に会社が潰れてしまう。…しかも、そこから這い上がる事なんて、まず無理。信頼が消滅してしまうんだ。」
そこまで言って耀司、
「まぁ。芙美花にこんな話をしても、まだ、良く分かんないとは思うけど。でも、とにかく、おとうさんはおまえを幸せにすることだけ、考えてる。じゃないと、祐里子にも、おかあさんにも、申し訳ない。」

その声に芙美花、ニコニコと、
「うん。ありがと。…んで、家事特訓、頑張って。」

耀司、アヒルの口のように、
「おぅ。」




汐梨から今度は、トイレ掃除の教え。
「あん。そんなんじゃダメでしょ~~~。」

「うそ~~~。」





そして…。

いよいよ、睦美、セレモニーでの結婚式のピアノ生演奏デビュー。
衣装もセレモニーが用意してのピアノ演奏。
序盤からピアノ演奏が冴え渡っていた。

汐梨は感動で涙。スタッフたちも同じように。
支配人の竹澤も飛び上がって喜びたいのを必死に我慢していた。
セレモニー終了後にはまた、あの日のようにピアノの周りで写真撮影。
しかも、以前のセレモニーの時の写真も廊下には掲示されているために、
ゲストたちの記念写真にも華、なのであった。

もちろん、セレモニーの間中、カメラは回っており、当家に。
そして汐梨もそれをダビング。睦美にもプレゼントという事になった。
そのビデオで高井戸家、そして眞鍋家が盛り上がる。

そして…。やがては、そのセレモニーのピアノ演奏も話題になって行く。



そんなある日。矢島孔太から彩未を介しての万智からの眞鍋へのライン。
睦美、それを快諾して以前の教室でのピアノ演奏を孔太に披露。



最初の演奏から孔太、心臓バックンバックンで、
「凄ぇ~~~。はは。凄ぇ~~。…何で…???…何でこんなに弾ける…???…正にピアニストだ~~。やった~~~。」

一緒に聴いている事務局員たちも、
「ふふふ。どうよ、眞鍋さん。物凄いよ。」

孔太、感動のあまり、ガッツポーズで、
「かぁ~~~~。」

彩未、孔太の肩をペン。
「どんなもんよ、眞鍋さん。」

生野もピアノを聴きながら、
「うんうんうん。」


そして…。

有紀、
「ははは。さてと。それでは。」

瞬間、事務局員たち、拍手。

睦美、サックスの準備の整った望月に右手を。

事務局員たち、望月のサックス姿に、
「凄~~ご~~。」

生野もニコニコと、
「いやはや。ははははは。」

既に睦美と望月は電話とラインで打ち合わせ済み。
歓迎会でライン交換を済ませていた。

孔太、
「え…???…楽譜なし…???」

生野、
「はは。そのようです。」



ピアノが優しくメロディを奏でる。
そして…。望月のサックスが…。



事務局員たち、小さな声で、
「凄~~ご~~~。」

孔太、体が震えて、
「何、これ。」

生野、上体を後ろに…、驚いて。
「おやおや~~~。」

孔太、目を見開いて、
「ジャズだ~~~。」

生野、嬉しそうに。
「ジャズですね~~~。ははははは。」



それは…、可憐に流れるピアノとサックスのセッション。
事務局員たち、それぞれが立った姿勢から、今度は椅子に座って…。








ママでいい…。   vol,265.  可憐に流れるピアノとサックスのセッション。

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