宮前、「お蔭様で、45になっても、未だに、ひとり。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「…って言うか、会社は…???」
宮前。

耀司、
「あ~~。今、ウチ、リモートに切り替えて~~。」

「あ。そうだ~~。確かに。コロナで。」
「えぇ。」

「だよね~~。じゃなかったら、この時間、こんなとこには。」

耀司、またまた照れながらも、
「えぇ。」
そして耀司。
「えっ…???…師長、従妹の転職祝いって、さっき。」
隣の女性を見て。

麻友、ペコリと、
「どうも。」

宮前、麻友を見て、
「この子、ウチの内科に転職してきたの~~。まっ。私が呼んだんだけどね~~。そのお祝い。」

耀司、
「へぇ~~~。」

「歳は45。ここらが女としては、最後かな~~って~~。それに、とにかく、身が軽い。」
そして宮前、
「あっ、そうだ。耀司、あんた、祐里ちゃん亡くなって、今。まだ。」

その声に耀司、
「えっ…???…え、えぇ~~。」

宮前、意地悪そうな顔で、
「まだ、ひとりでしょう~~。」
両眉を上下に。そして、
「この子、身軽よ~~。未だにひとり。」

瞬間、耀司、目を真ん丸に、
「え゛っ!!!…うそっ。」

宮前と麻友、同時に、
「ほんとよ。」
「おばさん。」

耀司、ぴっくりした顔で、
「いや…。まだ…、ひとりって。…ど、独身…???」

その声が麻友にどう聞こえたのかは分からないが、目の前の男性に、ペコリと。
「今後共、どうぞ、お見知り置きの程を。」

耀司、思わず、またまた、照れながらも、
「いえいえいえ。そんな…。はは。ご丁寧に。」

麻友、目の前の男性にニッコリと。

耀司、
「それにしても…。45歳でまだ…。いやはや。奇麗ですね~~。」

宮前、
「ふふ。でしょう~~。」

麻友、またまた、
「お褒めに預かり。」
ニッコリと顔を傾げて。

「まっ。この業界。」
宮前。
「な~~んて言ったら、誤解を招いちゃうけど、中々ねぇ~~。巡り合わせの良い病院もあれば、その逆もありと。あ、ほら。ウチの病院も…。祐里ちゃん、いた頃、妙に結婚、出産の~~。」

耀司、その話に、
「えぇ~~。聞いてます。」

「この子が勤務していた病院もねぇ~~。ウチと同じ。…では、あったんだけど~~。」

その声に耀司、顔を傾げて、
「うん…???」

「この子、男性には全く目も触れずに。看護勤務に。誰かさんと同じ。」

いきなり耀司、
「ぷっ。」

「でぇ~~。周りはしっかりと~~。ゴールインする中で、この子は~~。」

ほくそ笑む麻友。

「でぇ~~。看護師歴20数年。未だに。」
麻友を見て。
「でね。そんな病院が、つい半年前に院長が変わったのよ。」

耀司、
「あら。」

「副院長が院長に就任するならいざ知らず、ある種の副院長の陰謀ねぇ~~。」

耀司、瞬間、眉間に皺を、
「陰謀…。」

「副院長が、外部から院長を推薦しちゃったのよ~~。それからがもぅ大変。金持ち以外の患者はいらない。巨額設備に投資をして、富裕層の患者だけを相手に。」

耀司、話を聞きながらに、
「わ~~お。」

「まま。確かに、富裕層でも病院は何とか経営。…なんだけど~~。逆に、患者の質が落ちて来た。マナーの悪い患者。そして、ルールを守らない患者。金持ってんだ、言う事を聞け。それに耐え兼ねた看護師は辞めて行く。そして、次に入って来る看護師はそんな患者たちにはへつらう。当然、新しい院長にもね~~。」
腕組をして宮前、
「そういう事を経験して、麻友。」
麻友を見て、
「もぅ~~、限界。と、言う訳で~~。退職願を…。それもまた、院長に。」

耀司、
「うそ。師長…、にでは、なく、院長に。」

麻友を見て宮前、
「まぁね。この子。やる時はとことんやっちゃうタイプだから。そういう意味では、祐里ちゃんに、似てるかな~~。はははは。」


普通であれば、自分の事をあれこれ話されて、
「辞めてよ~~。そんな話~~。」と、なるのではあるが、この麻友と言う女性、
全くそんな感じはおくびにも出さずに、ただ微笑んで…。


宮前、また、麻友を見て、
「芯が強いんだか、どうなのか。」

麻友、話を聞きながらにニッコリと。

宮前、
「お蔭様で、45になっても、未だに、ひとり。」
そして、
「あんた、麻友。このまま独身、貫くつもり~~。」

その声に麻友、何ともあっけらかんとして、
「そうね~~。どうしようか~~。」
のほほんと。
「まっ。でも…、納まるところが、あるのなら…。納まるんでしょ。うんうんうん。」

宮前、クスクスとしながらも、
「これだもの…。」

耀司、困ったようなにこやかな顔で、
「あは、はははははは。」

宮前、耀司に、
「ね。どうよ、この子。あんた、耀司~~。」

耀司、途端に、目を丸く、
「あ、いや…。いやいやいやいや。何々。」
恐縮するように。

宮前、
「バツイチでも子持ちでも、今更って…。って、人なんだけど、麻友にしては。」

麻友、男性を見てニコリと。そして、
「良しなに。」

宮前、
「仕事は出来る。家事も出来る。車の運転も出来る。最高じゃな~~い。」

耀司、顔を小刻みに。そして左手をひらひらと。
「いやいやいやいや。いきなり~~。師長~~。」








ママでいい…。   vol,177.   宮前、「お蔭様で、45になっても、未だに、ひとり。」

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