誓、高井戸に、
「もしかして…。音楽一家…???」
間髪入れずに耀司、
「な~~訳は、ないですけどね。ははは。」
そして…、耀司、
「さてと。…ご馳走様でした。」
3人にペコリと頭を。
耀司、運転をしながら…。赤信号。
子供を連れた親子連れが横断歩道を…。
子供は手に風船の紐を。近くで何かあったのだろう。
そんな3人を見て、
「はは。な~~つかしい~~。…あんな頃も、あったよな~~。芙美花、5歳。…そして…、小学、中学、高校。かぁ~~。来年は受験。」
すると頭に、汐梨の顔。
「兄さん。このままひとりで…???」
けれども耀司、
「…んな事、言われてもな~~。…どうすりゃ~~、良いっつぅの~~。」
暁美、またソファでお茶を。
「高井戸さん、いい人みたいね~~。」
晄史、
「でしょ、でしょ。」
誓も、
「うんうんうん。」
そして暁美、
「このまま、良いお付き合い、出来ればいいねぇ~~。ウチにはね~~。日本人のお付き合いって言っても~~。たま~~に、誓さんのお友達が…。」
晄史、そんな母の声に、
「うんうんうん。」
誓も、
「だよね~~。高井戸さん、良いよね~~。」
晄史に。
晄史、その声に、
「はは。うんうん。」
そして暁美、睦美に、
「睦美、あんたはどう思ってるの…???」
いきなり振られて睦美、
「へっ…???」
3人を見て、
「え…???…へっ…???…どういう…???」
耀司、帰宅。
玄関にはバセットがお迎え。
「お~~、ほほほほほ~~。バセット、ただいま~~。はははは。」
バセットの頭を撫でて、バセットを抱き締めるように。そしてそのままリビングに。
そして冷蔵庫から麦茶を。
バセットはそのまま自分の定位置に。
耀司、コップ一杯の麦茶を飲んで、
「さてと。」
バセットに、
「おとうさん、このまま仕事ね~~。」
バセット、
「クゥ~~ン。」
「後で、散歩、行こう~~。」
その声に、
「ワン。」
耀司、書斎に入ってパソコンを起動。
いきなりスマホに着電。画面には、「汐梨」の文字。
「はい、俺~~。」
スマホから、
「今どこ…???」
「今さっき帰ってパソコンを起動したとこ~~。」
汐梨、腕時計を見て、
「ふん。そっか。お昼からだったもんね~~。…どんなだったかな~~って思って。私、あと1時間で上がりだから~~。託児所からそのままそっち帰るわ。」
汐梨、平日は保育園。そして、休日勤務の場合は、結婚式場の託児所に麻沙美を預けている。
耀司、
「了~~解。」
「芙美花はまだなんでしょ~~。今日は、友達と一緒って言ってたから~~。」
「あん。まだ帰ってないね~~。」
汐梨の声、
「分かった~~。じゃね~~~。」
通話は切れる。
…の、瞬間に、今度は…。画面に…。
「はい。お世話様です。ウェルストン、高井戸です。」
スマホからの声に、
「あ~~。はい。いえいえ。こちらこそ。」
汐梨、お茶を淹れながら、
「へぇ~~~。そんな、凄いんだ~~。眞鍋さんの家。」
耀司、リビングの椅子に座って、
「うん。お義父さんが建設会社でって、言ってたから。とにかく、敷地から建物まで凄いよ。ウチの倍以上ある。」
「凄いよね。和歌山の家みたい。」
「…っておぃ。和歌山の家と比べられないだろ。どんだけ築年数、経ってるって思ってんだよ。」
その声に汐梨、
「かかかかか。確かに。築70年以上。完璧に老朽化してるね。」
「まっ。でも、老朽化はしてるだろうけど、今まだ、修理する事もないんだから、その当時の大工さんたち、凄いよ。」
「確かにね~~~。」
「…で…???…眞鍋さんのおかあさんって…???」
「あ~~。うんうんうん。何とも気さくな方でね。うん。まっ。結構~~。美人さんかな…???…翻訳してるんだって。」
「へぇ~~~。そうなんだ~~。」
「とにかく、凄い料理。」
その声に汐梨、
「へぇ~~~。」
「何か。」
耀司。
「独特感。あったね~~。」
そこまで言って、
「まぁ。他所の人の料理って、そんな…、食べた事ないから、そういう意味でも。」
そして耀司、
「ほら。芙美花とおまえの作る料理ばかりだから。味が体に染みついている。嬉しい程にね~~。」
汐梨、笑いながら、
「かかかかか。それを言うんなら、芙美花の味でしょ。」
「はははは。言えてる。うんうんうん。」
汐梨、空を見て、
「うん~~~。確かに。他の人の作る料理、食感も違うよね~~~。まっ。芙美花はどんなかは分かんないけど、私の場合は…、とにかく、麻沙美がいるからね~~。」
耀司、
「うんうんうん。それは、分かる。」
「あっ。でも…。…ってぇ~~、事は、眞鍋さんも誓さんも、料理は得意。」
「じゃないかな~~。あれだけ作れるんだから~~。オードブルは一切ございません。って、誓さん、言ってたから~~~。」
お茶を一口、汐梨、
「へぇ~~~。そうか~~。」
そして汐梨、
「さてと。洗濯物、洗濯物。兄さん。」
耀司、
「あいよ。」
そして…。
汐梨、耀司の話しを聞いて、
「へっ…???…うそっ!!!…あん、やだ~~~。」

ママでいい…。 vol,088. 「高井戸さん、いい人みたいね~~。」
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