「インテリアショップ、ジョエル。CМ制作、決定しました~~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そして、真宮、電話越しに、
「お世話様です。」

電話の向こうで岳燈、
「実はですね。折り入って、お話が…。」

真宮、
「ふむふむ…。……。えっ…???」






岳燈、伊寿美と須美の前で、
「インテリアショップ、ジョエル。CМ制作、決定しました~~~。」

瞬間、伊寿美、須美、共に、
「え――――――っ!!!」

伊寿美、母と顔を見合わせて、
「や~~った、やった。」

須美も、
「うんうんうん。」

ふたり、共に両手を握り合い、そして伊寿美、椅子に座って、そのまま岳燈の両手に、
「うそうそ。ほんとなの…???」

岳燈、バッグを椅子の上に。
「あぁ。ジョエルの真宮部長と今日、契約してきた。」
顔を傾げて、少し残念そうに、
「ん~~。優維香さん、いなかったみたいだけど…。」


インテリアショップ・ジョエルのCМは、
某テレビ局と某広告代理店とCM製作会社からの提案もあり、
本来ならば、スポンサー企業と広告代理店との間で打ち合わせをするのだが、
今回は、その逆の流れとなったのであった。

しかも…。この話は、ジョエルの社長である七瀬麗子すら飛び越して、
直接にトラディショナル事業部へと、真宮の元に。
…そして…。話は決まってしまったのだった。




真宮から話を聞いての麗子、
「いや。私のとこには何も…。…って、麟、もしかして…、そのテレビ局って何処…???」

真宮、
「東京MMBですけど。」

瞬間、麗子、体を抱くように、
「クククククク。」
そして麗子。今度は机に両肘を当て、両手を組んで、その上に顎を。
「ははは。…やられたよ。」

その声に真宮、目をパチクリと、
「はっ…???」
真宮、傍にいる賀寿恵を見ても顔を傾げて、
「はっ…???」

賀寿恵、そんな麟に、何かしら、申し訳なさそうな笑みを。

真宮、訝しそうな顔…。
「…って…???…いや…。社長…???」

麗子、可笑しがりながら、
「かかかか。分かった。うん。下がっていいよ。了解した。…とにかく、やられた。…それだけ。かかかかか。」

真宮、額を搔きながらも、
「あ、いや…。はい。…失礼します。」


真宮、ドアを開けて廊下に。そして、また頭を傾げて、
「何…???…どうなってる…???」



…が、今日の午後の…。
直接、ふたり、共にトラディショナル事業部、部長室での、
真宮と岳燈との、契約後の経緯である。







優維香、伊寿美の電話で、
「うそ。え――――――っ!!!CМ~~???」
首を振り振り、
「全然。全く、話、聞いてないけど。」

伊寿美、
「私だって、今、岳燈から聞いてビックリだよ~~~。」

優維香、
「この…、忙しいのに、今度は、CМ~~???…ふぅ~~~。」

「…って、言いながら~~。旦那がいるでしょ~~。」

その声に優維香、
「やややややや。…って…。それは…。」






そして…、翌日。

ミーティングでメンバー全員、歓喜。
「キャ――――――ッ!!!」

真宮、メンバーに対して、
「まっ。とにかく、今の状態、なんだかんだで、かなりハードな状況なんだが…。まっ。それでも、これも、とにかく、みんなのお蔭だ。とにかく、心して、掛かってくれ。」

池辺もメンバーたちの顔を見て笑顔で。そして、両手を叩いての池辺。
「はいはい。それともうひとつ。制作の段階で、広告代理店の方からの提案で、CМにはキャスティングを採用するとの事で~~。元々、モデルさんや女優を…と、決めてたんだって。…なんだけど~~。」
そして池辺、真宮を見て、
「部長の奥様の一言。」

真宮、
「どうせなら、あんたの部下、使いなさいよ~~。その方が完璧にシックリ来るじゃな~~い~~。柿崎さんなんて、結構カメラ映り、いいんじゃない~~。それに~~。小埜瀬さん。イケメンよ~~、彼~~。…だそうだ。」

瞬間、またメンバーたち、歓喜。
「キャ――――――ッ!!!」

いきなりの声に優維香、
「うそ―――――――っ!!!」

小埜瀬も、真宮に、
「いやいやいやいや。部長~~~。」

湧き上がるトラディショナル事業部。

真宮、両手を出して、
「まぁまぁまぁ。…分かる。分かる。…って言うか…、CМ制作会社は、チーフ、優維香の友達の旦那が勤務の制作会社だ。…ま、今回は、向こうさんからのアプローチでな。とにかく。」
一拍置いて。
「亘夢。おま。頼むな。」

瞬間、メンバー全員の視線が亘夢に。

亘夢、真ん丸の目をして、
「ほんとですか。」

傍のメンバーが亘夢をハグ。
「亘夢―――――――っ。」

真宮、
「…とは、言え。まっ、全員が出る事にはなると思うが…。」

悠里、そして瑛子と阿寿沙、
「すいません。」
「あの。」
「部長。」

真宮、
「何だ…???」

湧き上がる中で…。

悠里、
「CМ…。制作から、放送までは…、その…。」

瑛子も悠里と優維香を見て、
「うんうんうん。」

阿寿沙も、
「うん。どれくらいの…。」

その声に真宮。
「それ…なんだが…。」

池辺、真宮を見て、顔を傾げて、
「うん…???」

真宮、
「…多分…。…2か月後…。かと。」








好きになれない。   vol,320.    「インテリアショップ、ジョエル。CМ制作、決定しました~~~。」

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