待ち合わせのレストランで…。
「えっ…???…おかあさん…???」
優維香。
隆英も、
「おや。」
佐津香、店に入ってきた優維香と隆英に椅子に座ったままで右手を。
隣には瑛士が。
優維香、席に近づき、
「おかあさん。」
隆英も、
「これは、これは…。先日は。」
佐津香、隆英にお辞儀をして、
「こんにちは。この間はどうも。瑛士さんから優維香と会うって聞いて、それなら私もって…。」
瑛士、
「…と、言う訳で…。」
隆英、
「何と。」
瑛士、
「とにかく。」
椅子に座るように。
優維香、
「あ、あ。」
隆英、優維香、椅子に座り…。
瑛士、優維香に、お辞儀をして、
「優維香さん。ありがとうございます。」
いきなりの声に優維香、
「あ。」
隆英を見て…。
隆英、
「親父。」
瑛士、
「いや。先日、佐津香さんからも聞いて、いや。びっくりも何も…。まさかって…、思って。とんでもなく、驚きました。けど…。」
再び瑛士、優維香に頭を下げて、
「何度も言いますが。ありがとうございます。」
優維香、目をパチクリと。
「あ、いや…。私の方から、小埜瀬さんには、ご報告と思って。ちょっと…、時間に遅れてしまいましたけど…。お待たせして…。」
すぐさま瑛士、顔を横に振り、
「いんや~~~。そんな。」
そして、佐津香を見て、
「ねぇ~~~。」
佐津香、
「優維香、隆英さん、おめでとう。」
隆英、佐津香に、
「あ。はは。はい。ありがとうございます。」
佐津香、
「ささ。お飲み物。とにかく、乾杯しましょ。」
ひとりで歩きながら…、悠里。
「ふぅ~~~。はは。今頃優維香と旦那~~。美味しいの食べてるんだろうな~~~。はははは。」
僅かに目を潤ませながら…。
「はは。おめでとうだよ。良かったね~~。相棒~~。」
バッグの中のスマホに着電。
「おっと。…はい…???…もう報告の電話~~。そんな…いきなり。…って、早いだろうって…。」
…けれども、画面を見ると…。途端に悠里、
「うそ。」
そして…。2日後には…。
道玄坂にある、ネイルハウスとなる物件に訪れての優維香と悠里。
そこで倉松那南(くらまつやすな)、芥子菜瑠璃(からしなるり) 榎本樹美(えのもときみ)の、
道玄坂ネイルハウス・YLK(ワイエルケー)の3名と再会。
お互いに握手。
樹美、優維香の右手を両手で握り、頭を下げながらも、
「この前は本当にごめんなさい。まさか横井土さんと繋がりがあるなんて知らなくって。資金が調達出来ないととにかく事業が前に進まない。伊玖伊那の梶もそれならどうしようもないって、今回の件は身を引くしかないようね。って。幾ら、再従姉妹とは言え、私も考えがちょっと足りなかった。今回は、反省するわって。ビジネスはビジネス。あなたも新天地で、頑張んなさいって。」
その声に優維香、樹美の手を自分も両手にして握り返し、
「ありがとうございます。全力で、サポートさせていただきます。」
悠里もニッコリと、
「はは。や~~った~~。」
そして…、物件の中を見ながら、見取り図とデッサンを併せ持って、
優維香と悠里、3人に案内されながらも、
「へぇ~~~ぇえ~~。」
それから3日後には。悠里、優維香に、
「はいはいはい。旦那とよろしくどうぞ~~。」
そんな悠里に優維香、
「あん。そんなんじゃないってば~~。数週間、柏田さんのとこ、行ってないから~~。先生から一緒にみんなと食事でも~~って、誘われたの~~。望都さんも一緒だから、悠里も連れて来てよって~~。」
そんな優維香に悠里、ケラケラと笑いながら、
「いやいやいや。それこそ野暮ってもんでしょう~~。これから結婚に向かうってふたりの…、中に割って入る訳には、行きませんよね~~。まっ。望都の場合は、既に既婚者だから~~。そ辺は別~~。ねっ。」
右人差し指を右頬に。そしてツン。と。
「まっ。とにかく、楽~~のしんでらっしゃい。私は先に、帰ります~~~。じゃね~~。」
優維香、そんな悠里に、
「もぅ~~。ごめんね~~。」
そして…。その、1時間後には…。
悠里、ある店のカウンターに。
「ごめん。ごめん。どうもすみません、遅れてしまって。」
悠里の目の前の人物。悠里を見て、
「あ、いや。僕も今、来たばかりですから。」
悠里、その声と顔に、ニッコリと。
そして…。
「ふぅ~~~。サッパリした~~~。」
パジャマ姿にバスタオルを首に掛けての優維香。
佐津香、ソファでパソコンを使いながら、
「あ、優維香~~。スマホにラインで電話来てたよ~~。隆英さんみたい~~。電話してあげて~~。」
優維香、
「あ~~。うん。」
そして…。スマホで話をしながら、
「うそ。言ったの…???…うそうそうそ。」
その声に佐津香、遠目で、
「うん…???」
優維香、スマホからの声に口を窄めて、
「うそ。へぇ~~~。なんと。さっすが。……うんうんうん。じゃあ~~。分かった。うん。言ってみる。」

好きになれない。 vol,309. バスタオルを首に掛けての優維香。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
