スマホから望都の声。
「まま、いろいろとある訳で~~。特に。気候が良い事~~。」
悠里、
「あっ。」
優維香も、
「そっか。」
「そして~~。」
望都。
「何と言っても、これ。紅葉が美しい。見どころ。そして、実に、祝日が多い。」
声を聞きながらにして小埜瀬、
「おほほほほほ。なるほど。」
悠里も優維香も、
「うんうんうん。」
優維香、
「確かに。」
すぐさま自分のスマホで。
「そして。」
望都。
「なにより。いい夫婦の日。」
悠里、
「わ~~お。な~~るほどね~~。」
チラリと優維香を見て。
「かかかかか。優維香、祝日、探してるよ。」
小埜瀬、いきなり首を左後ろに、
「えっ…???」
優維香、小声で、
「うるさい。…あ。けど…。6月か…。」
悠里、そんな優維香に、
「おぃ。」
望都、
「でぇ~~。今、見てると~~。6月~~。」
望都、優維香、同時に、
「18日。」
「18日…???」
悠里、
「おっと。」
小埜瀬も運転しながら、
「おや。」
望都、
「わお。優維香さん。ビンゴ~~。…ま。今のところ、6月、11日の日曜日と~~。18日の日曜日。そして、24日が日取りも良いんだよね。但し、11日は先勝、18日と24日は共に大安。…因みに、24日は、土曜日という事もあって~~。午前午後、両方埋まってる~~。けど~~。18日は~~。午前中に1件あるだけ~~で、午後はなし~~。予約、入れちゃうよ~~。」
悠里、
「了解、お願い~~。」
小埜瀬、
「…って。悠里さん。いやいやいや。」
優維香も、
「ちょっ、ちょっとお~~。悠里~~。」
悠里、
「いいじゃん、いいじゃん。…んもぅ~~。いつでもキャンセル、出来るんだから~~~。今の内~~。おかあさんからは結婚OK出てんだから~~。」
スマホから、
「わ~~お。ははは。優維香さん、おめでとうございま~~す。」
優維香、思わず、恥ずかしくなり、
「あ、いや…。…って…。まぁ…。その…。」
小埜瀬、
「6月…18日…ですか…。」
悠里、その声に、
「ほ~~ら。旦那様の方が~~。」
優維香、
「いやいやいやいや。だから~~。んもぅ~~。隆英~~。」
望都、
「あら。名前で…。もぅ~~。」
悠里、
「おほほほほ~~。そうなんですの~~。」
「チーフ殿。」
小埜瀬。
「この際。…まっ。会社でも、僕らの事は。」
悠里、ニコニコと、
「うんうんうん。」
小埜瀬、運転しながら、
「僕だって、親父が結婚するなんて事、いきなりだったですから、それに、親父だって、僕が柿崎優維香と結婚。申し分なしって言われたくらい。それが…、今、結婚式の日取りを僕らで決めたとしても、特に。…親父としては、何も別に。」
優維香、スマホを持ちながら、
「いや…。確かに。…それは…。まぁ…。そうだとしても…。…でも…。…リーダーのおとうさんに…、直接会って…。」
悠里、
「報告ね~~~。まま。うん。」
そしてスマホに、
「友望~~。今の、聞いた~~???」
スマホから、
「はい。しっかりと~~。何れにしても、お話は賜っておきましたから。隆英さんの父上にご報告した後に、再度、私の方に連絡という事で。」
優維香、小さな声で、
「わ・か・り・ました。」
いきなり悠里、
「かかかかか。一丁上がり~~。」
優維香、悠里を睨み付けて、
「悠里っ!!!」
悠里、舌をチロリと出して友望に、
「望都~~。サンキュ~~。じゃね。」
スマホから、
「うん。ありがとうね~~。」
小埜瀬、バックミラーを見て、
「いやいやいや。悠里さんにはもぅ~~。はははは。やられっぱなしですね~~。」
悠里、またもや、
「あったりめぇよ~~。」
優維香、スマホのラインに、
「…ったくもぅ~~。ふん。」
そして…。机の上のスマホが鳴る。
真宮、
「おっと~~。菜瑠美は…???」
そして、
「…ん…???…」
画面を見て、
「優維香。」
真宮、辺りを見て、
「遼子~~。池辺のスマホにラインの電話~~。優維香から~~。おま、出てくれ。」
遼子、
「あ、あ、あ~~。課長…。トイレかな…。あ、はい。」
そして、
「あ、はい。チーフ、お疲れ様~~。」
優維香、
「あ、あれ…???…遼子…???」
悠里、優維香を見て、
「うん…???」
遼子、真宮の前で池辺のスマホに、
「あ~~うん。多分、課長、今、トイレかどっか…。…あ、ちょっと待ってね。部長に代わる~~。」
優維香、
「あん。うん。お願い。」
遼子、スマホを真宮に。
真宮、
「おぅ。」
そして、
「お疲れ~~。例の…、横井土さん…???」
優維香、
「えぇ、はい。」
そして真宮、話を聞きながら、
「はは。そぅか~~。」
部署に戻ってきた池辺。
メンバーたちから、
「あ、課長。」
池辺、自分の席で立ちながら電話をしている真宮に。
真宮、
「おっと。今、池辺、戻ってきた。おまえからもう一度。」
スマホから優維香、
「あ。はい。分かりました。」
池辺、真宮に頭を。
「すみません。電話。」
遼子、
「あ。最初、私、出たから。チーフから。」
池辺、
「うん。ありがと。」
真宮、スマホを池辺に。
池辺、スマホを受け取って、
「すみません。…もしもし、ごめんなさい。池辺です。」

好きになれない。 vol,308. 「優維香さん、おめでとうございま~~す。」
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