「凄い素敵なお嬢さんだと確信した。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 小埜瀬、ジョッキに目を落として、
「お蔭で、部長は出張ばっかり。」

峻、
「かかかかか。武一も駆けずり回ってるってか。」

小埜瀬、コクリと。
「そうなります。」
そして瑛士、隆英に、
「おぅ。おま、食いたいもの、頼め。」

隆英、その声に、
「あ、あ~~~。あ、うん。でも…。その。」

「わ~~かってる。うん。」
瑛士。

峻、奈菜、小埜瀬を見て。
「俺は、優維香さん。初めて見た時、凄い素敵なお嬢さんだと確信した。まっ。佐津香さんのお嬢さんだ。当然、ちゃあ~~、当然。」

その声に隆英、
「えっ…???…優維香さんのおかあさんって…???」

その声に峻も奈菜もコクリと。

瑛士、
「柿崎佐津香、エレガンサ化粧品。その会社じゃ、もぅ~~。今はマーケティング事業部と言う部署にはいるが、秀逸の逸材だ。取締役にすらなれる社員だ。」

隆英、
「うそ。」

そんな驚いた隆英に峻、
「まぁね。サッちゃんの場合、まずもって出世嫌い。まぁ~~。逆に~~。舞桜社長の、右腕的、専務になっていても、申し分ない社員、なんだけどね~~。取締役すらサッちゃんには頭が上がらないって訳。」

隆英、父に、
「そんなに凄い人…???」

「あぁ。こと、化粧品に関しては、研究から販売まで、知らない事はない人だ。しかも…、自身、メークアップアーティストの資格の持ち主。それに、挿絵画家でもある。」

いきなり隆英、
「う~~っそ。」
目を真ん丸にして。

奈菜、驚いたような顔で、
「えっ…???…知らなかったの…???」

峻も、目を丸く顔を傾げて…。

隆英、思わず面映ゆく、
「えっ…???…あ、いや…。」
困ったような顔で、
「いや…。いやはや…。ははは。」
頭を撫でて、
「…と、言うか、優維香さんにはまだ…、優維香さんのおかあさんの事は何も…。」

すぐさま奈菜、手をパン。
「あ。…だよね~~。かかかかか。」
峻と小埜瀬を見ながら、
「確かに~~。」
そして再び峻と小埜瀬を見て、
「優維香ちゃん、自分の事だも~~ん、好きな男性に、おかあさんの事なんて、話す訳ないじゃな~~い。ねぇ~~。んもぅ~~。自分の事で精一杯よ。」
そして小埜瀬の息子を見て、
「でしょう~~~。」
ニッコリと。

隆英、その声に何とか笑みを。
「え、えぇ~~。まぁ。…ですね~~。」

峻、口を窄めて、目を丸く。
「まっ。かかかか…。そういう訳か。うんうんうん、納得。」

奈菜、
「…って。えっ…???」
そして、小埜瀬を見て、
「小埜瀬さ~~ん、息子さんのお名前~~。おとうさんの名前は、瑛士で、息子さんの名前は~~???」

瞬間、隆英、
「あ。」
ペコリと頭を。
「すみません。隆英(たかひで)って言います。西郷隆盛の、隆盛の、りゅう。そして、英語の英、ひで。」

峻、
「あ、あ、あ~~。はいはい。りゅうで、ひで。隆英。」

奈菜、
「へぇ~~~。素敵な名前~~。何か、ガッシリとしている名前よね。」
そして、奈菜、
「…で…???…隆英さんは…???…今は、優維香ちゃんと同じ会社。インテリアショップ・ジョエル。」

「えぇ。…そうなります。」

「…で…???…おま。」
瑛士。隆英を見て、
「今まで何処で…???…って、言うか。まずは。優維香さんとの事。おめでとう。俺としても、申し分ない。」

いきなり峻、
「おっ。かかかか。粋だね~~。」

奈菜、口を真一文字に。
「うん。その通り。」

瑛士、思わず照れながらも、
「…って、言うか、佐津香さんの娘さん。もぅ~~。これ以上の事、ないっすけどね~~。私としましては。私なんて、到底、佐津香さんには、頭、上がりませんから。」

峻、いきなり、
「かかかかかか。まま、確かに。かかぁ天下には、なるわなぁ~~。かかかかか。」

奈菜も、
「ん~~~。ま。そこは…。ん~~。否め…ないかなぁ~~。」

恥じらいながらも瑛士。
「はははは。」
そして、
「おぃ。だから、ほぃ。食いもん。」

奈菜、
「あ、そうだ。はは。話に夢中になって。うん。何にする…???」

瑛士、
「ここの焼き鳥は絶品。」

隆英、
「じゃ、じゃあ~~。」
目をキョロキョロと。
「あの~~。」
そして峻を見て、
「じゃあ~~、大将の、お任せと…。」

峻、
「はい。了解、しました~~。へへへへ。お任せを。」
峻、早速。






そして…。

隆英、焼きあがった焼き鳥を。
「う~~ん。旨い。うんうんうん。完璧。」

峻、
「へへ。ありがとうございます。」

瑛士も、
「はは。」

奈菜、
「でも、へぇ~~。ジョエルの七瀬社長から~~。…で、海外。」

瑛士も、
「そういう…、事かぁ~~~。…って、おま。じゃ~~、結局、世界あっちこっち…???」

隆英、焼き鳥をモグモグと。
「ん、まぁ~~。そういう事に。…って言うか、凄い。旨いですよね、この焼き鳥。」

峻、顔を縮こまらせて、
「へへ。ありがとうございます。」

奈菜、隆英の話を聞きながら、
「その一方で、おとうさん、瑛士さんはね。…それこそ、仙台で…。…で、東京に戻って。」

隆英も、
「そうだったんだ~~。」








好きになれない。   vol,298.    「凄い素敵なお嬢さんだと確信した。」

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