佐津香も、「珍しく、人のを作ったわ。ははは。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 佐津香も、
「珍しく、人のを作ったわ。ははは。」

菜帆子、佐津香に笑顔で、
「だよね~~~。優維香ちゃんにお弁当~~。」

佐津香、その声に、
「ん~~~。いいとこ、高…2、までかな~~。友達の影響で、あの子も、自分で作るって感じになってたから~~。あんまり、人には頼らない性格…???」

「はは。それは佐津香さん見てれば分かるわ。優維香ちゃん。」
菜帆子、
「…で。課長。……。はいはい。食べて、食べて。」

小埜瀬、
「あ、あ、あ~~。はい。」
佐津香にペコリと。そして、
「いただきます。」
一口。瞬間、目を丸く、
「ん…???…うんま~~~。」

佐津香、その声にニッコリと。

菜帆子も、
「はは。」

愛結美、ニコニコと、
「どんなもんだい。」

小埜瀬、
「うんうんうん。」
佐津香の作った弁当をもぐもぐと。

菜帆子、愛結美、ニコニコと。
「かかかか。」
「…って、そんなに急いで。」

小埜瀬、口の中、モグモグと。そして顔を上げて、目を閉じて、
「ん~~~。」
そして、また。食べて。そして、
「うん。んまい。はは。」
小埜瀬、何かしら、笑顔で…。けれども…。

小埜瀬の目を見て、菜帆子、
「へっ…???」

愛結美も、
「うん…???」

そんな菜帆子と愛結美を見て佐津香、
「うん…???」

菜帆子、
「か、課長…???…涙。」

佐津香、
「へっ…???」

愛結美も、
「うん。涙。」

佐津香、いきなり小埜瀬に顔を正面から。
「…って、どうしたの、あなた。」

小埜瀬の目が薄っすらと、赤く。もう少しで涙が…。小埜瀬、それでも笑顔で、
「えっ…???…いやいや。はは。」
思いっきり、口の中で、ごっくりと。

佐津香、自分のマイボトルを。
「はいはいはい。ほら。これ。」

小埜瀬、ペコリと。
「あ、すみません。」
そして、ボトルのお茶をゴックンと。
「はぁ~~~。んまい。うん。」

愛結美、
「課長~~???」

小埜瀬、思わず箸を持った右手甲で両目を拭いながら、
「あ。いや…。すんません。はは。思わず涙、出ちゃいました。」

菜帆子も愛結美も小埜瀬を慰めるような顔で…。

佐津香、
「瑛士さん。」

小埜瀬、
「はは。」
鼻をグスリと。そしてまた弁当を持って、
「いただきます。」
食べながら、また、
「うんうんうん。」

そして、10分もしない内に…。…で、両手を合わせて、
「はぁ~~。喰った~~。ははは。ご馳走様でした。」

菜帆子に愛結美、ニッコリと。

菜帆子、
「かかかかか。早っ。10分も経ってない。」

小埜瀬、
「10~~何年も、こういう弁当、食べてないですから。…けけ。何だか、涙が…。はははは。いや。お恥ずかしい。」

瞬間、菜帆子と愛結美、
「うん…???」
「はは。」

小埜瀬、佐津香に向き直って、
「ご馳走様でした。」
丁寧にお辞儀を。そして、体を戻して、
「ひゃあ~~。旨かった~~。」

佐津香も同様に、
「いえいえ。こちらこそ。今後共に。」

小埜瀬、
「はぁ~~。やっぱり、こころ、籠ってるわ~~。うん。」
実感込めて。そして、口を閉めて、今度はアヒルのような口をして一呼吸。顔を傾げて、
「いやぁ~~。コンビニの弁当じゃあ、こんな風には味わえない。」

菜帆子、
「当然です。ふふ。愛の証明ですから。」

その声に小埜瀬、シャキッとして、
「その通りです。ありがとうございます。」
再び頭を下げて。

菜帆子、
「でぇ~~。課長~~。その、佐津香さんの娘さん、優維香さん、なんですけど~~。」

愛結美も、
「うんうんうん。」

小埜瀬、ふたりの声に、口を真一文字にして、
「はい。」

菜帆子、小埜瀬を見て、
「その優維香さんが~~。めでたく、結婚するという。」

瞬間、小埜瀬、佐津香を見て、目を丸く、
「へっ…???」
そして、目をパチクリと。
「あ、いや…。佐津香さん。…そうなんですか…???」

佐津香、目を瞑って顔をコクリと。
「えぇ。」

「えっ…???…いや…。はは。いや~~。それは、それは。おめでとう…。」
そこまで言って、
「えっ…???」

思わず頭を撫でて、
「…って…???…いや…。果て…。この…タイミングで、佐津香さんの娘さんも…。僕と佐津香さんみたいに、結婚…???」

菜帆子、
「はい。」
顔をコクリと。

小埜瀬、
「いやいやいや。凄~~い。」

愛結美、小埜瀬に、
「…で、課長。」

小埜瀬、愛結美を見て、
「あ、はい。」

愛結美、
「その…、優維香さんの結婚する相手の男性なんですけど…。」

小埜瀬、
「え、えぇ~~。」

「課長は…。」
愛結美、小埜瀬を見て、澄ました顔で、
「知ってる訳、ありませんわよね~~~。」

菜帆子も同様に澄ました顔で…。

その話に小埜瀬、目をパチクリと、
「え…???…えぇ…。」
佐津香を見て、
「え…???…って言うか、佐津香さんの娘さんにお会いしたのが、つい先日。初めまして。…ですから、そんな…。いきなり初めて会った人にプライベートな…。」

愛結美、そんな小埜瀬に、両手を前に。
「まま。…はい。」
僅かに顔をコクリと。
「確かに。…と、言うか~~。課長と佐津香さん、結婚する事、課長の…、息子さんには…。」








好きになれない。   vol,293.    佐津香も、「珍しく、人のを作ったわ。ははは。」

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