佐津香、「おかあさん。この人と結婚する。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ またまた優維香、母を見て目を真ん丸に。
「!!!!」
そして、
「…って、うそ~~~???…いや。」
目の前の男性を見て瞬きを。そして母を見て、真ん丸の目はそのままで…。
驚愕の表情、そして鼓動が高鳴る。優維香、目の前のグラスを持ち、すぐさま口に。
そしてゴクリと。グラスを置いて、
「…って…、おかあさん…。いや…。」
また目の前の男性を見て、母を見て、
「そんな…、何、いきなり。」

佐津香、のほほんの顔で、
「ま、ね。こういうのでいいのよ。土台、なるようにしか、ならないもの。」
そして佐津香、
「おかあさん。この人と結婚する。」

瞬間、小埜瀬、優維香、同時に、
「え―――――――っ!!!」

「…って…???」
優維香、男性を見て。

小埜瀬、びっくり仰天の顔で…。
そして目の前の佐津香の娘を見ていきなり顔を左右に、そして右手をヒラヒラと。
「あ、いやいやいや。いや。結婚って…、まだ、そこまでは話は。」

その声に佐津香、
「あら、瑛士さん。じゃあ、結婚しないで、このままズルズルとお付き合いのまま…???」

小埜瀬、思わず困った顔で、
「あ、いや~~~。」
右手で頭の後ろを。

佐津香、
「あなたが私の匂いで倒れた後、あなたを家まで。それをするの、誰…???」

優維香、いきなりその話に母を見て、
「えっ…???…どういう事…???」

佐津香、澄ました顔で、
「とにもかくにも、おかあさんはこの人と結婚します。」

瞬間、小埜瀬、目の前の女性に、申し訳なさそうな顔で、軽く頭をコクリ。
「申し訳ありません。」

優維香、その声に、
「申し訳、ありません。…って、そんな…。」

「そんな」の声に小埜瀬、
「あ、はい。すんません。」
すぐさま背筋を伸ばして、そして、目の前の女性に、再び姿勢を正して、
「すみません。柿崎佐津香さん。優維香さんのおかあさんとの結婚。結婚させて下さい。」

佐津香、再びグラスの中の水を。

優維香、口を窄めて、目を真ん丸に。目の前で、自分の母と結婚すると明言した男性。
しかも、そんな男性の澄ました顔で水を飲んでいる母親。
マジマジと男性を見て、そして全く動揺もない母を見て。
そして…、今までの事が頭の中で…。走馬灯のように…。

10秒…。

ゆっくりと落ち着く優維香。…そして…。
「分かりました。」
目の前の男性に。頭をゆっくりと下げて、
「母を、よろしくお願いします。」

瞬間、後ろから、
「イェ~~イ。」

いきなり優維香、体がビクン。顔だけ後ろに。

「コンガッチュレーショ~~ンズ。」
伽璃菜が万歳。

そして未梨が両手で拍手。リチャードがカウンター内でガッツポーズ。

伽璃菜が早速ふたりにコーヒーを。
「おっめでうございま~~す。ははははは。コーヒー、どうぞ~~。」
そして佐津香に、
「佐津香さん。良かったね~。」

そんな伽璃菜に佐津香、
「えぇ、ありがと。」

「母を、よろしくお願いします。」と言われてからの小埜瀬。体をダラリとさせて。

そんな小埜瀬を見て佐津香、
「くくくく。何よ、そのタコになったような格好は~~。」

瑛士、佐津香を見ないで、
「だって、そうでしょ。いきなり結婚って、段取りになかったですから。」

優維香、
「段取り…???」
母を見て。
「…って言うか。」
コーヒーを飲んで、
「ん…???…このコーヒー、おいし。」

佐津香、
「コーヒーの本場、ブラジルから直輸入してるって、リチャードが。あぁ、ここのオーナー兼シェフ。」
カウンターの方に目を。

優維香、再びコーヒーの匂いを嗅いで。
「へぇ~~~。」
そして、
「うんうんうん。いい匂い。」

佐津香、優維香に、
「でしょ。」

優維香、また一口。
「うんうん。おいし。」

「でね、優維香~~。」
佐津香。コーヒーを一口。
「おかあさん、3か月後には、この人と結婚するから。」

いきなり瑛士、
「3か月っ!!!」

優維香、
「うそ。」

ふたり、また共に佐津香を。母を。
優維香、すぐさま小埜瀬を見て。

瑛士、そんな優維香にまたまた頭を左右に振って。手をヒラヒラと。

けれどもその瞬間、優維香、
「ふ~~ん。…そっか~~~。」

瑛士、優維香を見て、口を尖らせて、
「…て、いやいや。あの、その…。」

優維香、
「はいはい。分かりました~~。…で、何処に住むのよ。」

ケロリと佐津香、
「うちでいいわ~~。どの道、その先、男手も必要になってくるでしょうから。」

その声に優維香、目を真ん丸に、そして口を窄めて、
「そこまで考えているぅ。…って言うか、決めているぅ。」

嬉し困った表情での瑛士。顔を真っすぐに優維香にチョコンと。

優維香、すぐさま、
「ふぅ~~~。」

瑛士、目の前の優維香を見て、薄い目をして、おぼつかない表情で…。

優維香、
「分かった。もぅ、おかあさん、決めてるんでしょ。…んじゃあ、私、逆らえないじゃない。」

佐津香、
「ふん。そっ。」
そして優維香にニッコリと、
「お利口さん。さすがは私の娘。ふふん。」

そして小埜瀬に対して優維香、頭をペコリと。
「母の事、よろしくお願いします。」








好きになれない。   vol,277.    佐津香、「おかあさん。この人と結婚する。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ