「あ~~~。お腹空いた~~。ふぅ~~~。」
コンビニで買って来たような袋を持ち帰りながらの斉木(さいき)ミリエ。
アルバイトをやっている女子大生である。
そんなミリエを見て苑、
「ほ~~ら、またまた登場、お腹空いた娘~~。かかかかか。」
「へっ…???…って、珍しくない~~???…小埜瀬さんがいるぅ~~。」
ミリエ、小埜瀬を見てびっくりしながら。
苑も宇龍も、
「や~~っぱりね~~。」
小埜瀬を見ながら。
小埜瀬、照れながらもミリエに、
「ども。小埜瀬ですぅ~~。…って言うか…、そんな…、珍しいですか~~???」
ミリエ、
「えっ…???…って言うか、小埜瀬さん、リビングにそんな風にしているの、私、まだここに小埜瀬さん来てから、一度だけしか…。」
苑、
「その通り~~。…と言うか、この時間帯、小埜瀬さん、帰ってきてない…じゃない…???…仮に帰って来てても、お部屋の中。」
そう言われて小埜瀬、空を見て、
「そぅ…。ですか~~???」
ミリエ、
「うんうんうん。」
そして宇龍と苑を見て…。
そんな宇龍と苑、そしてミリエ、小埜瀬に、
「あ~~ん。」
ニヤリとしながら、
「さては~~~。」
3人共に、何やらニヤニヤとしながら…。
そして…。この日も…、ラスカの帰りは…。
けれども…。今回は…。
愛結美、
「順平、交代。」
順平、そんな愛結美に、
「えっ…???」
目を見開いて。
愛結美、
「だ~~って~~。私、まだ課長の家、知らないし~~。」
メンバー全員のいる前で小埜瀬、いつも通りに…。
吉竹、顔をゆっくりと左右に。
「しっかし…。ほんとに小埜瀬君。…実際、こんな風に…。」
圭衣子も励も、
「び~~っくり~~。課長、そんな…、飲んでないよね~~。」
顔を見合わせて…。
理江子、
「佐津香さん。菜帆子さん。愛結美さん、お願いね。」
佐津香と菜帆子、タクシーに小埜瀬を乗せながらも、
「毎度の事ですよ~~。」
そして、いつも通りに小埜瀬を後部座席真ん中に。
そして、今度は菜帆子が小埜瀬の右をガード。
佐津香、
「じゃ、みなさん、おやすみなさ~~い。」
タクシーが動き出す。
そんなタクシーを見送りながら順平、吉竹と寿永流に、
「課長、佐津香さんから香って来る匂い。」
吉竹、順平に、
「匂い…???」
圭衣子も励も、
「匂い。」
順平、口を真一文字に、
「それが…、亡くなった奥様の匂いと、同じ、なんだそうな…。…で、多分…、あのまま、タクシーの中でも、今は夢の中。しかも、深い眠りの淵で…。」
吉竹、圭衣子、励、
「深い眠りの淵。」
寿永流、
「けど、分からないですよね~~。あんな凄いプレゼンをする人が…、お酒で…。それに…。匂い。」
そこまで言って寿永流、
「あ、けど…。意外にも…。あんな風に…。」
順平、
「佐津香さんも、亡くなったご主人と同じって…。」
吉竹、
「えっ…???…そうなのか…???」
圭衣子、
「あん。そういえば、佐津香さん、亡くなったご主人も家ではなんでもないけど…。外で飲んだら、その後は完璧にダウンって。前、そんな話、聞いたことあるぅ~~。」
励も、
「うんうん。」
5人共に、駅に向かって歩きながら…。
順平、
「だから…、私が傍にいるって…。課長、いつ、あぁなるか、分からないから…。」
吉竹、
「そっか~~。…けど、門倉では全く。俺と同様に、どんだけ飲めるんだ…???…そんな感じなんだけどな~~。」
その声に順平も、理江子も寿永流も、圭衣子に励、
「う~~~っそ。」
吉竹、
「ん~~~~。分かんねぇもんだな。あんなに飲める人が。…けど…、佐津香さんの匂いで…。」
圭衣子、励、
「全くの…別人。」
「うんうん。でも…、どうして…匂い…???」
愛結美、後ろを見て、
「凄~~い。ほんとに完璧に眠ってる~~。」
その声に菜帆子、
「でしょ。」
佐津香も、
「しっかりとね~~~。…これで、朝まで目覚めない。どんなにしてもね~~。」
そう言いながら佐津香、小埜瀬に、
「こら~~、起きろ~~。小埜瀬瑛士~~~。」
菜帆子と愛結美、
「わお。名前。」
佐津香、
「ふん。ラインじゃもぅ~~。名前で呼んでるから。この人が私の事、佐津香さんって、呼んでるから、私も、フェアじゃないなって思って。」
菜帆子も愛結美も、コクリと、
「うんうん。」
愛結美、
「へぇ~~。ここかぁ~~。あ、…で、隣が、うんうんうん。おばあちゃんの家。」
菜帆子、
「そゆ事~~。」
佐津香、
「さ~~てと。」
そして…。3人で小埜瀬を…。
すると、また…、
「はいはい。」
佐津香、菜帆子、
「うそ。また…???」
運転手、男性を左右で支えながらの女性に。
「女性にこんな事させて、男のこの私が…、黙って見ちゃ。」
愛結美も、
「わは。凄っ。」
運転手、男性の右に入って、抱えるように、
「お客さん、しっかり。」
そして、
「ほぃさ。」
菜帆子、
「いやいやいやいや。」
佐津香、深くお辞儀をして、
「ありがとうございます。」
そして、すぐさまプランターの下から鍵を。
そして…。いつも通りに、運転手に、3人共に頭を。
「ありがとうございました~~。」
運転手も玄関で深く頭を下げて…。
佐津香、
「さてと。」
菜帆子、
「運ぼうっか。」
愛結美、
「な~~るほどね~~。」

好きになれない。 vol,268. 愛結美、「順平、交代。」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
