「へっ…???…佐津香さん、今、何て…???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そう言いながら佐津香、小埜瀬の前で頭を深く。

途端に菜帆子、順平、
「佐津香さん。」

愛結美、スマホを耳に、
「へっ…???…佐津香さん、今、何て…???」

菜帆子、思わず目をパチクリと。そして目が自然に潤んで、
「佐津香さん。」

スピーカーから、
「ねね、今、どうなってる…???」
愛結美の声。

小埜瀬、そんな佐津香を見て、
「いややややや。佐津香さん。」








会場内、全てのゲストたちは、耳にワイヤレスイヤホンが…。
そして…、世界各国の言葉が飛び交っている。
フランスのある劇場で開催されたイギリスのコルフス・デレーニョのコンペ。
世界各国からの化粧品会社、そして企業が集まってきている。

そして既にそのコンペは開催されている。

参加企業も数10社なら、その企業の中の社員やメンバーたちの人数もかなりの人数。
そして会場内は他にも何百もの報道陣。カメラも数えられないくらいの揃い踏み。
しかも、世界が注目しているコンペという事あっての、
一般のゲストまでも抽選で参加可能となっている。

当然であるが、このコンペへの参加基準もその厳しさが世界各国を賑わせた。
何10項目にも渡る参加基準。実際に、その審査を通過できなく、
脱落した化粧品会社も多く存在している。
その審査は佐津香や小埜瀬、そして菜帆子たちの知らない下で、
舞桜と理江子によりメンバーにコンペの事を知らせる以前に見事、通過はしていたのだった。

フランスのある劇場を全面貸し切りにして行われているイギリスのコルフス・デレーニョのコンペ。
さながら、世界を代表する大企業のCEOクラスのプレゼンテーションである。
ステージには大掛かりなスクリーンが。そしてそのスクリーンを元にプレゼンする人物、
口元には小型マイクロフォンが。
そしてステージの袖の方には、その企業のクリエーターたちがスタンバイしている。

1社が終わる毎に大きな拍手が…。前の席には数10名のジャッジメントたちが…。
そして、その後ろには各国から参加した企業人たちが…。
その中で、コンペの行方を見守っているエレガンサ化粧品のメンバーたち。
代表取締役社長の伊縫舞桜(いぬいまお)。
その隣には、lumière(リュミエール)出版の大貫寿永流(おおぬきじゅえる)。
そして、エレガンサ化粧品専務取締役の勝巳明菜(かつみあきな)と、取締役たち3名。
そして舞桜の左手には、エレガンサ化粧品マーケティング事業部長の吉竹武一(よしたけぶいち)、
そして沼津圭衣子(ぬまつけいこ)、宇津美励(うつみれい)の順で座っている。

そして、その下の席は数ある席が空席となっている。
つまりは、プレゼンを行うステージへ登壇するメンバーたちの席である。



別室の控室には、由利塚理江子(ゆりづかりえこ)を筆頭に、
小埜瀬瑛士(おのせえいじ)そして、柿崎佐津香(かきざきさつか)、
盾橋菜帆子(たてばしなほこ)、瀧田順平(たきたじゅんぺい)がスタンバっている。



方や日本では、全く仕事に手が付かない曾我野愛結美(そがのあゆみ)が、
順平より全メンバーにレクチャーしたスマホのライブ映像を見ながらも緊張感を隠せない。
それは…。その日一日のエレガンザ化粧品社内、全員でもあった。

そんな愛結美の両肩をマッサージする燈子。
「愛結美さん、シニアマネージャ~~。凄い肩、コリコリ。硬った~~~。ムギュ~~~っと~~。」

そんな燈子に愛結美、
「かかかかか。燈子ちゃん、ありがと。ねぇ~~。とにかく、ラストスパート、きつかったも~~ん。」

静歌に耀、
「確かに。」
「うんうんうん。」

恵梨、
「仕事、ほったらかしでしたもんね。」

基美、
「部長なんか、仕事なんていいから、そっちに集中~~。頼むから。」

和津美も、
「うんうんうん。」

愛結美、
「とにかく、相手国の動き、全く分かんないんだから、どうしようもないもんね~~。」

結羅、
「それはありますよね~~。…でも~~。このライブ映像見ていると~~。さすがは世界。グローバル。圭衣子さんに励さん、中々撮るの上手~~~。」

愛結美、
「うんうんうん。かなり練習してたから。臨場感って奴~~。まっ。テレビ局のカメラは、更に、奥深いけどね~~。」

そして、メンバーたち、それぞれの口からは、
「あ~~~。もうすぐ密着、終わっちゃうんだ~~~。」
「だよね~~~。カメラ慣れ、してきてるんだけどな~~。」
「うんうんうん。それはあるある。しっかりと見せてくれてたから~~~。かかかかか。」





そして、そんなライブ映像を見ているこの人。優維香。

休憩中に。悠里と一緒に。
「凄~~~。劇場貸し切りだって。」
「うんうんうん。世界各国かぁ~~。うちらの争奪戦とは、スケールが違うね。かかかかか。」

そんな悠里の声に優維香、
「まぁね~~~。まっ。でも、とにかく、伊玖伊那からは、負けたくないから。」

悠里、優維香の左肩に右手をトン。
「当~~、然。」








好きになれない。   vol,233.   「へっ…???…佐津香さん、今、何て…???」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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