佐津香、「柿崎佐津香と申します。よろしくお願いします。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  愛結美、
「この部署では、一番、身長…。」
愛結美、基美にニッコリと。

基美も、
「初めまして。大石田基美と言います。」

小埜瀬、
「これは、これは…。身長が…。」

愛結美、基美を見て、
「今は、ローヒールですけど、ハイヒールを履いたら、もしかして…。課長。」
何とも自慢気に。

小埜瀬、ニッコリとして、
「えぇ~~。…多分…。私と大して。」

そして、愛結美、次から次へとメンバーを紹介。
その度に小埜瀬もメンバーたちに頭をコクリと。



凡そ10分。メンバーを紹介して、最後に。
一番左端のデスクに。

佐津香、椅子から立ち上がり丁寧に小埜瀬にお辞儀を。

愛結美、
「こちらが…。」

佐津香、
「柿崎佐津香と申します。よろしくお願いします。」

小埜瀬、僅かに改まって、コクリと。
「よろしくお願いします。小埜瀬瑛士と言います。」

愛結美、畏まって、
「この部署で一番のキャリアです。」

その一言に小埜瀬、
「あ、そう…でしたか~~。これは、これは…。」
急にあらたまって。

「そして、ここでは一番の年長者ですので…、悪しからず。」
そう言ってまた丁寧にお辞儀をする佐津香。

そんな佐津香に愛結美、僅かに膨れた顔をして、
「もぅ~~~、佐津香さん。そういう事言わない~~~。」

けれども、目をパチクリとさせて佐津香、
「あら。でも、本当の事だから、最初に言っておいた方が…。課長としてもやり易いと思うし~~。…と、思ったんだけど…。」

小埜瀬、何かしら気になるような顔振りで…、
「失礼ですけど…。」
愛結美を見て佐津香を見て、
「どのくらいの…???」
そして、また愛結美と佐津香を見て…。

「えっと~~。佐津香さん…???」
顔を傾げての愛結美。

いきなり横から声が…。
「34年~~ん。」
菜帆子。パソコンを見てるままに。
「佐津香さん。大卒からず~~~っとだもんねぇ~~~。」

その声に小埜瀬、チラリと声の主の菜帆子を見て愛結美、佐津香を見て体を僅かに後ろに。
「いやいや、凄い。私なんて、とてもじゃないけど、足元にも及ばない。」
そう言って小埜瀬、恐縮するように。そして、ペコリとお辞儀をして、
「何分にもよろしく。お願い致します。…そして…。何卒、お手柔らかに。」

愛結美、両手を合わせてクネクネと。そしてニコリと。
「以上でメンバーの紹介は、一通り…。」
小埜瀬を見ながら。

小埜瀬、そんな愛結美を見て、
「ありがとうございます。…お蔭様で、緊張感も解れました。」
頭の後ろを撫でて。そして、
「吉竹部長にも言われたんですけど、最初はとにかく緊張すると思いますが、直に慣れるかと。と…。…そんな風に言われて。…けど、実際、どうしたものかと…。」

「当然です。」
佐津香。
「いきなりバンと、現場に。緊張しないはずがありません。まっ。シニアマネージャーのお蔭で、メンバーの自己紹介、出来た訳ですから、これから、よろしくお願い致します。」
また小埜瀬にペコリとお辞儀をしての佐津香。

小埜瀬も、頷いて、
「ありがとうございます。では。」
そして、自分の席に向かう。

愛結美も、少しはホッとしたように自分の席に。

菜帆子、右肩まで右手を上げて、握り拳から親指を。
そして、佐津香を見ながら小さくつぶやきの一言。
「グッ、ジョブ。」

その声に佐津香もニコリと。
「ふふ。」

その後、愛結美のメンバーの自己紹介で部署内の雰囲気も多少なりとも緊張感は解れ、
いつものように、声が出て来た。








「いやいやいや。じゃ~~、今、仙台の方じゃ、小埜瀬さん、いなくって大変なんじゃないんですか~~~???」
会社を出て歩きながら小埜瀬に武一。

そんな吉竹に小埜瀬、照れ臭そうに右手を振って、
「いえいえいえ。逆にお荷物がいなくなってせぃせぃしてますよ~~。」

「ま~~たまたまた、そんな~~~。ご謙遜を~~。」


小埜瀬のエレガンザ化粧品。マーケティング事業部。課長就任、第1日目、終了。
夜の東京。


「…と、言うか、チームのメンバーそれぞれが課長クラスのメンバーで成り立っているようなものなんで…。」
小埜瀬。
「…逆に送別会で励まされたくらいですよ。」

「へぇ~~~。」




歩いて5分程で駅近くに。
見えてくるアーケード。その中に…。

すると、軒並み、右左、飲食店が立ち並ぶ。
その中のひとつ。居酒屋らしき店に。

武一、小埜瀬に、
「ここです。」

そしてドアを開けて。そして店の中に。
「いらっしゃ。あら、武一っちゃん。」

その声の次に、
「おぅ、お疲れ。」

夫婦のような…。


武一、そんなふたりに、
「ども~~。」
そして、ふたりに、
「こちらが、仙台からの。」

その声に、男性の方が、
「おっ。いらっしゃいましたか~~~。遂に。」
そして、
「歓迎しますよ。ようこそ。」
そして右手を差し出して…。







好きになれない。   vol,020.   佐津香、「柿崎佐津香と申します。よろしくお願いします。」

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