「サラさん、あぁ見えて、大の映画好き。しかも…、アドベンチャーやアクションもの。それに刑事ものなんかね~~。教授が言うんだから、本当だろう。」
藪岡。
その話に真輝、
「わお。全然想像付かない。」
愛実、真輝を見て、
「え…???…え…???…サラさんて…。どういう人…???」
真輝、
「…って言うか~~。僕も写真でしか…。…見た事…ないけど…。」
幸乃、
「凄い、奇麗な女性。」
藪岡も、
「うん。私も…、そんな風に感じた…、けど…。」
亮輔、
「…で…???…藪さん。」
藪岡、
「日本に帰る、数日前に、そういう話が持ち上がって…。二言目にはサラに、両手を合わせて、お願い。と…。教授にも同じように…。ただ…。教授もサラさんも、柚香さんの心を乱してはならない。そればっかりを…。…とにかく、柚香さんから…、自分自身で納得のいくように…と。…で、サラさんが…。…ならばと…。」
亮輔も阿須賀も愛実も真輝も、
「うん…???」
「空港までは…。一緒に。…でも、その後は…。柚香さん自身で。…と。」
4人がまた口を揃えて、
「うそ―――――――っ!!!」
亮輔と真輝、慌てて、
「…で…???」
「どうなったんですか先生っ???」
藪岡、
「うん。時間、ギリギリで、セーフ。」
途端に4人、
「お~~~。」
「あ~~~。」
「もぅ~~~。」
「何やって…。」
「…で…。」
藪岡、自分のスマホを見せて、ラインの画面。
亮輔、その画面を見て、
「ん~~~???…GPSを仕込んで正解。」
瞬間、亮輔、
「うそ。」
そして、
「…まさか…。そこまで…???…いやいやいや。…おっと~~~。そう来たか。…って…、日本語…???」
藪岡、
「あぁ。サラさん、元々日本留学の経験があって、日本語は話せるし、書ける。当然漢字も。」
阿須賀、
「わお。凄~~い。」
「…って言うか…。GPSって…???」
愛実。
真輝、
「凄ぇや。そこまで…。」
「まっ。向うから送られてきたのが10時間以上前だから…。…と、お~~~。」
ロビーから出て来る3人。
先頭は柚香、ツバの広い麦わら帽子を被って。
見た瞬間、愛実と阿須賀、
「ユズ~~。」
「柚香さ~~ん。」
そして口から出た言葉が、
「可愛い~~~。」
真輝も亮輔も顔を見合わせて、
「はは。」
「あぁ。」
幸乃、思わず瞼が熱く。
藪岡はニコリと、そして頷いて。
サラとフィリップも顔を見合わせてニッコリと。
フィリップがサラに何やら呟く。サラ深く頷く。
柚香、
「あは。みんな、来てくれたんだ~~~。」
そして…。
愛実と阿須賀、
「ユズ、おかえり。」
「柚香さん、おかえり。」
亮輔も、
「おかえり。」
真輝、
「おかえりなさい。」
柚香、
「あは。ただいま~~。みんな、来てくれたんだ~~。ありがとう~~。」
そして柚香、祖母を見て、
「おばあちゃん。」
ニッコリと。
幸乃もニッコリと。
「うん。おかえり。」
そして幸乃、みなの前に出て、フィリップとサラに、とにかく深々とお辞儀を。
「この度は、本当にありがとうございました。」
その姿勢にフィリップ、
「ハ~~ハハハハ~~。」
幸乃を軽く抱き締める。
サラ、フィリップの言葉を代弁するように、
「おばあさん。幸乃さん。こちらこそ、大事なお孫さん、預からせて頂き感謝です。お蔭様で、もうすっかり。」
その声に幸乃、そして真輝たちも、
「えっ…???」
そして、藪岡を見て…。
藪岡、ニコリと。
「あぁ。」
真輝と愛実、そして幸乃、今度は柚香を見て、
「柚香さん。」
「ユズ…???」
「柚香…???」
柚香、口を真一文字に。そして恥ずかしそうな笑顔で…。けれども、
「うん。多分…。…もぅ。」
サラ、
「物凄い出来事でした。フィリップも感動ものだと。こういう事が現実的にあると。」
藪岡、
「ははは。積もる話はまた、後ほど。とにかく。」
サラ、
「えぇ。」
フィリップも藪岡の肩を叩いて、
「ハハハハ」
愛実、柚香に、
「ねね。」
柚香、
「うん…???」
亮輔、
「しっかし、驚いたな~~。」
阿須賀、
「ふふ。」
真輝も、
「確かに。」
そして、幸乃に、
「おばあさん、僕ら、こっちですから。」
幸乃、真輝たちを見て、
「あぁ、うんうんうん。わざわざありがとうねぇ。うん。気を付けて。」
愛実も、
「ユズ~~。またね~~。」
手を振る。
柚香も、
「ありがとう~~。後で連絡する~~。」
阿須賀も、
「じゃね~~。」
「ありがとうね~~。」
亮輔もニッコリと。
柚香、ニコニコと手を。
藪岡、亮輔に、
「ありがとうな~~。」
そして…。5人は駐車場への方角へ。そして4人は駅の方へと…。
愛実、真輝に、
「ねね。GPSって…。」
真輝、
「あぁ。スマホ、見せて。」
愛実、
「あ。うん。」
そして真輝、愛実のスマホに、
「羽田空港地図。はい。この赤いマーク。これ、愛実さんのいる今の場所。」
すると愛実、
「えっ…???…何…???…つまりは、これの事…???」
亮輔、
「そっ。ま。スマホには、標準装備って、訳で…。付いてるけどな。ただ…。」
愛実、
「ただ。」
そして真輝を見て、
「うん…???」

LIBRA~リブラ~ vol,210. 愛実、「え…???…サラさんて…。どういう人…???」
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