「これで…、もしかしたら…、一件落着かな~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 肇、
「まっ。飲食関係や…他にも、企業の場合もあるけど…。ウチみたいな場合は、客同士のトラブル。」
そして肇、
「それと~~。…あぁ…。こういうのもある。何かの因縁で、店がチンピラやその他の人物からワザと嫌がらせを受けるタイプ。他の客が出入りできなくするとか、玄関に何枚もの嫌がらせの紙を貼るとか。」

ルシア、
「うん。うんうんうん。」

「しかも…、余りに度が過ぎてその店に対しての営業妨害。客に対しての悪質な嫌がらせ。当然、こういう場合、こういう人が来る店。…と言う事で、それが噂になる。し~~。店に対しての損害賠償。暴れて店の物を壊したとか。しかも…、それも頻繁に。」

話を聞きながらルシア、
「へぇ~~え~~。」

「それで…。…徹底的なのがこれ。ニュースでも言ってたけど、常習。」

ルシア、
「うんうん。」

肇、口を真一文字に、そして目を真ん丸に、
「ふ~~ん。まっ。都内のあちこちの店で、ウチと同じ手口で酒に酔って管を巻いてたようだ。それが20件。なんとも…。ウチ以上に迷惑被って、警察に通報したんだろう。…そして、警察が、動いた。」

その時、ルシアのスマホに着電。

ルシア、
「もしも~~し、亮輔~~。」

亮輔、
「あ、俺だけど。もしかして…、この男って、店に…???…逮捕されたってSNSで…。今、テレビのニュースでもやってっけど…。…あ、いや…、今、阿須賀から聞いてさ。もしかしたらって…。」

その声にルシア、肇を見てニッコリと。
「ふふ~~ん。ビンゴ~~。かかかか。これで…、もしかしたら…、一件落着かな~~。」

亮輔、途端に嬉しくなって、
「おほ。…や~~っぱり…???…そういう事…???」

ルシア、スマホに、
「今日、これから陽織ちゃんにお見舞いに行く。ちゃんと話してくるから。」

亮輔、頷いて、
「あ~~いよ。頼む。」

「OK~~。」
そしてルシア、そのままスマホで藪岡にも…。

医局で藪岡、
「そっか~~~。はははは。俺はまだ、そのニュースは観てないけど、大変だったな~~。それに…、陽織ちゃん、今も…。」

ルシア、頭をコクリと。
「うん。」

「熊沢先生も往診して、風邪で間違いはない。とは、言ってたけど…。」
「私とパパ、これから汀さんの家にお見舞いに。」

藪岡、スマホを耳に、
「あぁ。よろしく頼む。」






そしてルシアと肇、藪岡や亮輔から教えてもらっていた汀家に。

ルシア、
「へぇ~~。立派なお宅~~。」

肇、
「ん~~。確かに。」

インターフォン。そして、玄関の引き戸を開けて…。

ルシア、肇、
「ごめんくださ~~い。」
「こんにちは~~。」

幸乃が玄関に。
「まま、ようこそ。いらっしゃいました~~。いつも陽織がお世話になっております。」

ルシアと肇、初めて見る陽織の祖母に丁寧にお辞儀をして。
「こんにちは、初めまして。エンカントのルシア大越。夫の大越肇です。」
「陽織さんにはお世話になっております。」

ルシア、
「今回は、大変ご迷惑を…。」

幸乃、にこやかに顔を左右に、
「いいえ~~。こちらの方こそ~~。あ、陽織の祖母の、汀幸乃と申します。」

ルシア、
「あ。…で、陽織ちゃん。あ、いや。陽織さん…今…???」

「えぇ…。」
幸乃、顔だけ後ろに。そして戻して、
「まだ…、ベッドに…。中々熱が下がらなくって~~。」

肇、
「そうですか~~。今日は、お見舞いを兼ねて、お知らせを…。」

丁寧にお辞儀をしての幸乃。
「どうぞ、どうぞ。…直接、部屋の方に…。亮輔さんたちもお部屋の方に上がってもらってましたから。」

そんな幸乃にルシア、肇、丁寧に頭を下げて、
「ありがとうございます。」
「恐縮です。」





そして…2階に…。ドアを開けて。

「陽織~~。お店の人たち~~。」

ベッドで休んでいる陽織。

ルシア、
「陽織ちゃん。」

肇も、
「陽織ちゃん。」

その声に陽織、思わず、
「オーナー。店長。」

ルシア、
「どお…???…具合…。」

肇、
「ごめんな。陽織ちゃんに…、何かしら…、心配、掛け過ぎちゃったみたいで…。…確かに。ショックだったよな。…あんな思いさせて…。申し訳なかった。」
そして肇、幸乃に、
「熱は…???」

幸乃、コクリと頭を…。
「えぇ…。38度と39度、行ったり来たり。」

「そうですか~~。」
ルシア、ベッドの傍で膝を着いて、
「ねね、陽織ちゃん。」

幸乃、
「あ、どうぞ、椅子に…。」

そんな幸乃にルシア振り向いて笑顔で首を振る。そして、
「ねね、陽織ちゃん。お知らせがあるんだけど…。」

氷枕で陽織、壁の方に顔を向けながらに…。声を出さずに…。

ルシア、
「あの時の、あの客…。警察に捕まった。逮捕されたよ。」
ニッコリと。

その声に陽織、そして、幸乃、同時に、
「えっ…???」

「あの客、常習犯だったらしいの。…で、他にも被害に遭ったお店が警察に通報。警察が動いて逮捕。」

幸乃、目を真ん丸に、
「それじゃあ…。」








LIBRA~リブラ~   vol,188.   「これで…、もしかしたら…、一件落着かな~~。」

 

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