その時、空からけたたましい音。思わず3人空を…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「さ~~てと~~。出るか。」
亮輔。

その声に阿須賀、
「だ~~ね~~。」

陽織も、
「おぅ。」





通りを歩きながら亮輔、
「暑っちぃ~~。」
そして、
「かかか。店を出るとな~~。」

阿須賀、
「まっ。しゃあないでしょう~~。」

その時、空からけたたましい音。思わず3人空を…。

亮輔、
「ほほぅ~~。ヘリかぁ~~???テレビ局…???…それとも…新聞…???…と、言う事は、何かしら…事件…???」

空を見上げる阿須賀、
「凄いよね。あんなに低く。それにしても、凄い音。」

亮輔、
「あぁ。」

そして、陽織も。その瞬間、
「わっ!!!」
ビルの窓に太陽の陽が反射して陽織の目に直撃。それと同時に激しい衝撃が陽織の頭を。
そのまま陽織、いきなり気を失いその場に倒れる。

亮輔、傍にいるはずの…、すぐさま、
「へっ…???陽織っ!!!」

阿須賀も、
「陽織ちゃんっ!!!」

倒れたままで動かない陽織。

すぐさま亮輔、陽織の体を、
「陽織っ!!!陽織ちゃんっ!!!」

阿須賀、
「えっ…???あっ…???ひ…、陽織っ。…ああ…、どうして…。」

亮輔、陽織の体を持ち上げて肩を。何度も名前を呼ぶがダラリとしたままの陽織。

阿須賀、口を押えて、
「何々…???…どうして…???こんな…。」
右左見て。
「あん。」
両手をうろうろと…。そして、おろおろするぱかり。
「あん。どうしよ…。」

亮輔、体を抱いて、
「陽織っ。陽織っ。陽織ちゃんっ。」

次第に人が集まってくる。
「どうした…???」
「どうしたの…???」
「えっ…???…なに…???」

亮輔、険しい表情で、
「くっそ~~。何がどうしたってんだぃ。」
陽織の両肩を交互に揺さぶりながら、
「おぃ、陽織。」
そして、
「あ、あ、阿須賀。救急車。救急車だ。救急車に電話。119番。早く。」

その声に阿須賀、
「あ、あ、あ…、うん。」
バッグからスマホを…。
「う。うん。分かった。」
…けれども…、
「え…、え…と~~。」
スマホを持つ手が震えて。
「あ、あ~~ん。もぅ~~。亮輔~~~。」
もう少しでスマホを落としそうに。

亮輔、そのスマホを、
「貸せっ。」
阿須賀からスマホを奪うように取り、ロック画面から緊急通報、そして…。
「もしもし。人が倒れた、救急車。」




そして、10分程。
全く動かない陽織。その場は既に、数人の人だかり。

サイレンを鳴らして救急車。ストレッチャーが…。

救急隊員に亮輔、
「いきなり倒れて。何がどうなったのか、俺たちも分かんなくって、とにかく、救急車をって。」

ダラリとしたままの陽織。

救急隊員、
「意識消失。脈はある。呼吸安定。とにかく。」
そして、
「1、2、3。」

そしてひとりの救急隊員、男性と女性に、
「あなたたちは…???」

亮輔、
「あ、俺、一緒に行きます。」
そして亮輔、
「阿須賀、おま、後、着いて来い。タクシーで。」

その声に阿須賀、コクリと、
「う、うん。分かった。」

ストレッチャーが救急車に。一向に目を覚まさない陽織。

亮輔、
「おぃおぃ、陽織~~。なんだってんだよ~~。」
自然に陽織の右手を握る亮輔。
「頼むぜ、陽織よ~~。」



阿須賀、四方八方見渡し、ようやく、
「あ、あった。」
駆け足で。
「す、すみません。あの救急車、着いて行ってください。」




救急車の中で…。隊員たちが、
「了解。これから、最寄りの病院に。」

間髪いれず亮輔、
「どこの病院ですか…???」

隊員、
「舟形(ふながた)病院になりますが…。」

「ふな…がた…。」
瞬間、亮輔、目を右左に。そして、隊員に、
「すみません。長篠観音総合にお願い出来ますか。この人、前にそこの病院に入院してて。」

隊員、
「分かりました、すぐに確認を。」

そして亮輔、
「この人の名前、汀陽織。」
けれども一瞬、亮輔、
「あ、汀柚香。そう言えば、分かるかも。」

隊員たち、無線で…。



そしてこちらではタクシーの中の阿須賀。ようやく救急車に追いついて。

運転手、
「いやはや、ようやくですね。追いつきました。」

阿須賀、助手席の背もたれに左手を、
「どこに…。」

隊員、
「確認が取れました。OKです。長篠観音総合に向かいます。」

長篠観音総合病院、緊急救命、
「女子1名、意識消失、原因不明。氏名、汀柚香~~。」

医師と看護師、
「汀…柚香…。前に…。」

その中の医師のひとりが、
「お~~っと~~。」

看護師のひとりも、
「あ。もしかして…。」



熊沢のスマホに着電。
「おぅ~~。池端先生~~。緊急が、何か…???」

スマホの声、
「汀柚香さん、運ばれて来ます。」

瞬間、熊沢、目を丸く、
「何だってっ!!!」
いきなり熊沢、その場から駆け足で。

ナーステーションの前を通過。

看護師たち、
「先生…???」

松峰も、カルテを見ながら、
「え…???…今の…。」
顔を右左に、
「もしかし…、熊沢…???…あ、ちょっと。くまざ。」
松峰も追い駆ける。

熊沢、エレベーターを使わず階段を…。

松峰も、
「熊沢先生~~。」








LIBRA~リブラ~   vol,171.   その時、空からけたたましい音。思わず3人空を…。

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