ドアを開けて、
「オーナー、店長~~。入りました~~。」
ルシア、肇、ドアの方を見て、
「陽織…ちゃん…???」
客たち、
「おっと~~。かかかかか。いらっしゃ~~。待ってた~~。ヒュ~~。」
ルシア、目をパチクリと。
肇、カウンターの中、笑顔で、
「はは。お疲れ~~。」
午前5時半。汀家、柚香の部屋では、ぐっすりと眠っている、陽織…???…柚香…???
その頃、汀家、奥の部屋。幸乃、いきなり目を覚まし、
「え…???…今の…。」
そして部屋の入口、襖を見て…。頭を傾げて、
「いない…。…えっ…???」
そして…、
「いやいやいや。夢、夢。」
朝の7時、下から、
「陽織~~~。ご飯~~。」
その声に、ムクッと。
「わっ。えっ…???…って~~。私…。」
起き上がり、
「…ちゃ~~。なってたか~~。」
いきなり柚香、ベッドから、そして、立ち上がってドアに。
「…ん…???」
机の上の、メモ。そして、スマホ。
「えっ…???」
メモを手にする柚香、
「お姉ちゃん、ごめんね。…でも、お姉ちゃんに、迷惑は掛けないから。陽織。…って…。」
柚香、思わず、目をパチクリ。
そしてすぐさまスマホの履歴。特に変わりなし。財布の中。特に変わりなし。
そして、今度はスマホのアルバム。その瞬間、
「え―――――――っ!!!!」
スマホを持って、そのままドアを開けて、階段をドタドタ。
幸乃、台所でその音に気付いて、
「えっ!!!!」
柚香、
「おばあちゃん、おばあちゃん。」
幸乃、いきなりの声に、
「えっ!!!えっ???えっ???…一体どうし…。」
「これ見て、これ見て。陽織。」
幸乃、目をパチクリと、
「え…???えぇ…???…陽織…???…おま…、柚香かぃ。」
柚香、その声に、顔を2、3回、
「うんうんうん。私。戻った。起きたら。それより。」
スマホの画面を祖母に見せて。
幸乃、画面を見て、
「何だい、これ…???…それに、この人たち。」
柚香、
「この人たち、エンカントのオーナーと店長。…で、これは~~。多分、お客さん…たち…???」
柚香、顔を傾げて。
「で~~。これが、亮輔さん。で~~。これが…阿須賀さん。」
幸乃、
「あらららら~~。」
「しかも~~~。日付が今日。深夜。2時。」
「深夜、2時。まっ。…って事は。」
「うんうんうん。陽織、エンカント、行ったんだ。…って、私、いつ、陽織に…???」
祖母を見て柚香。
「昨日。大学に行ってから。…らしい。真輝君から電話あって。」
「うっそ~~~~。わ~~お~~。」
「…って、おま…。」
幸乃、目をキョロキョロとして、
「おばあちゃん、全然気づかなかった。夜中に、家…。」
その声に柚香、口を尖らせて、こちらも目をキョロキョロと…。
「うん。…夜中に…、出掛けた…んだと…。」
「…で…???…頭は…???…痛い…???…お店でお酒…???」
柚香、
「あ~~、あ~~。」
顔を傾げて、
「ん~~~。その…辺は~~。うん。」
顔をコクリと。
「何だか…、感じなく…なった。…もしかして…、免疫…???」
そして柚香、
「あっと。」
すぐさま2階に。
そして机のメモを持ってまた下に。
「おばあちゃん、おばあちゃん、これ。これこれこれ。陽織のメモ。」
幸乃、そのメモを見て、
「ん~~~???…お姉ちゃん、ごめんね。…でも、お姉ちゃんに、迷惑は掛けないから。陽織。」
そのメモを見て幸乃、ニッコリと。そして、僅かに目頭を熱く…、
「ふふ。陽織。いい子だぁ~~~。」
柚香、
「おばあちゃん…???」
そんな柚香を見て幸乃、ニッコリと、
「少し、男勝りなところもあるけど…。言葉がね。まっ、態度も…。でも。とにかく、いい子だよ。それに。」
ニッコリとした顔に口を閉めて、
「記憶力って言うのかね~~。物覚えが、とてつもなく早い。すぐ覚えちゃう。あれはおばあちゃんも凄いって思う。」
その話に柚香も、
「へぇ~~~。」
「昨日は、確か、大学で柚香が陽織に…。その…、亮輔さんと阿須賀さんが、一緒でって、真輝君、言ってたけど…。」
「へぇ~~~。そぅなんだ~~。」
「ただ…。昨日は陽織、帰ってきて玄関で…。」
僅かに顔を傾げて、
「何やら…、胸を抑えて…、涙…。体が今にも…、倒れそうな…。」
瞬間、柚香、祖母に、
「うん…???」
「いや…。別に、なんでもないって、陽織、あの時は…、そぅ…言ってたけど…。」
その話に柚香、
「何…???」
その後、朝の内に真輝と愛実、そして亮輔と阿須賀に柚香に戻った事をラインで。
4人、共に、
「ヨッシャ。」
「ヨシ。」
亮輔も阿須賀も、
「じゃあ~~。あれから、朝には、戻ったんだ~~。」
亮輔、
「かかかか。初めて店にスマホ持ってきて、パシャパシャ写真撮ってたからな~~。あんな事、出来るようになったんだ~~。かかか。凄ぇや。」
亮輔も藪岡とルシアにライン。
藪岡、そのラインを見て、
「そっか~~。」
ルシア、
「な~~るほどね~~。」
ドアを開けて、
「パパ~~。」

LIBRA~リブラ~ vol,153. ドアを開けて、「オーナー、店長~~。入りました~~。」
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