すぐさま蔵井氏、
「分かった。ヨウちゃん、その数字。」
葉子、蔵井氏に、
「はい。すぐに。」
蔵井氏、
「…ん…???…ちょっと待てよ。…そもそも…、誕生日…。役員…。管理職…。…と、なると~~。人事部…。」
けれどもそこで蔵井氏、頭を傾げて…。
「いや…。でも…、仮に、人事部…。社員と言えども、そんな…、個人情報…。…そんな事が出来る…。」
その頃、営業推進部でも海江田、鳩崎に…。
部長室で鳩崎、海江田の話に、
「何――――――っ!!!横領元、分かったかも知れない―――――っ!!!」
そして鳩崎、
「どういうこった、そりゃ~~???」
いきなり財務企画部のドアが開く。
陣屋、
「みんな――――っ!!!」
一斉にドアに振り向く社員たち。
「部長――――っ!!!」
陣屋、
「もしかしたら、分かったかも…。」
そこまで言って陣屋、
「…と、言うより、ほぼ…近づいた。」
鳩崎、海江田から話を聞いて、両眉を歪めて、
「な…、なに…???…アナグラム…???」
陣屋の後ろには美知佳。財務企画の部署全員に、
「お疲れ様です。」
全員、
「お疲れ様です。」
陣屋、
「さっき、松樹部長から連絡が入って、もしかしたら、分かったかもって…。…で、システム企画に行って。松樹部長から話、聞いたんだけど…。みんなにも同じように話してもらおうと…。」
蔵井氏、
「姉御。…いや…、部長…。」
紫、陣屋に、
「へっ…???…今、私たちも、葉子から…。」
陣屋、全員を見て。すると、確かに全員が葉子のデスクに…。陣屋、
「へっ…???…どうしたの…、みんな…???」
そして美知佳を見て、
「…???」
蔵井氏、
「どうやら…、選も横領元…、近づいたみたいで…。」
その声に陣屋、
「…ヨウちゃん。」
僅かに驚いた表情に、微かに笑み。
そして隣の美知佳も、目をパチクリさせて、
「選さん…。ヨウちゃ…ん…???」
陣屋、美知佳にニッコリと、
「えぇ。選葉子。」
そして陣屋、
「とにかく。」
みんながいる葉子のデスクに、
「…で…???…どうなの…???…ヨウちゃん…???」
海江田の話を聞いての鳩崎、頭を傾げて、両眉の先を吊り上げて。
そして腕組みして…。更に顔をゆっくりと右、左に…。
「ま~~ったく…分からん。…が…。事実。こういう事も考えられる。…と、言う訳だな。」
「えぇ。」
海江田、顔をコクリと…。
そんな海江田に鳩崎、
「いや。しっかし、まぁ~~。良くこんな事、思い付いたというか…。…普通…、専門家じゃなきゃ、無理だろ。こんな…。えぇ~~~???…どっからどう…???」
そんな鳩崎に海江田も照れながら…、
「いや…。まっ。…ちょっとした事があって…。」
「ちょっとした事~~…???」
葉子、陣屋と美知佳に自分のパソコンの表を見せて…。
「アナグラムです。」
瞬間、陣屋、
「アナグラムって…???」
そのまま美知佳を見て、
「ヨウちゃん…???」
葉子、
「今さっき、課長や主任、そしてみんなにも話したんですけど…。過去10年以上を遡っての…、私、個人的に気になる…。」
陣屋、葉子の解説を聞きながら、
「ふんふんふん。」
けれども表情は美知佳を見ながら…。
美知佳も顔を左右にゆっくりと…。
葉子、
「そして…。その結果…。こんな風に…。」
パソコン画面を陣屋に。そして松樹に…。
陣屋、画面を見て、
「ワタしはゼツたいニアまかスツづラオゆるサナイこんゴモおな…。」
瞬間、陣屋、目を丸くして、
「すんご~~。ははは。」
美知佳を見て…。
美知佳もニッコリと、
「うんうんうん。」
全員目をパチクリ。
陣屋、
「いやはや…。ヨウちゃん、お見事。」
美知佳を見て…。
美知佳、
「な~~かなかどうして…。」
蔵井氏、美知佳を見て、
「あの…、松樹部長…???」
瞬間、陣屋、蔵井氏を見て両眉を上下に。そしてニッコリと、美知佳に、
「ウチの選、どぅよ…???」
美知佳、その声に、ニッコリと顔を傾げて、
「脱帽…ですね。」
蔵井氏、また、
「あ、あの…。松樹部長…。そして…、部長…。」
陣屋、
「うん。確かに。」
鳩崎、海江田から話を聞いて目を丸く、口をポカ~~ンと…。
「あ…。いや…。…えっ…???…何…???…って…、夢…???」
海江田、顔をコクリと、
「えぇ…。」
「…って事は…、あの…。何かぃ…???…俗に言う…、夢のお告げって…。」
そんな鳩崎に海江田、思わず顔を左右に。そして右手を振って、
「いや…。僕も最初は…。…んな…、馬鹿な…って。…思ったんですけ…どぉ~~。」
思わず目をパチクリの財務企画部、社員たち。
「えっ…???…って事は、松樹部長も…、同じ事…???」
蔵井氏。
美知佳、自信を持って顔をコクリと。
「えぇ…。ほぼ、間違いない。経緯からも…だけど…。実際、こういう形で浮上してきた事が、何よりの証拠。」
葉子、美知佳に、
「はい。」

こんな私です。〜選葉子(すぐりようこ)〜 vol,197. そして鳩崎、「どういうこった、そりゃ~~???」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
