和奏、理沙に、
「そ、それって…つまりは…。…デートのお誘い~~???」
理沙、少々、顔を赤くして、
「う…、うん。…そうなる…みたい…。へへ。」
和奏、
「う~~~~っそ。凄~~い。」
けれども和奏、
「でも、でもでもでも。理沙が車椅子でも…???…アズちゃんのお兄さん…???」
その声に理沙、少しばかり顔を傾げて、
「い…、や~~。それは…、どうなんだろ…???その辺の事は…アズからは、何も聞いてないけど…。」
「ふ~~~ん~~。アズちゃんのお兄さん。あぁ~~。この前の日曜日、車に野菜…。」
理沙、コクリと、
「うん。」
和奏、顔を思い出して、
「うんうんうん。なんだか、凄い背が高くって…。どちらかと言えば、イケメン…???」
その声に理沙、
「いやいやいや。どちらかと言うよりって、実際、イケメンでしょ。」
「ふ~~ん。」
「…で。」
理沙、母に、
「会って…、いい…???」
その問いに和奏、
「うん。まぁ~~。…でも、理沙、あなた…、車椅子…。」
「うん。だけど、アズのお兄さん、車で迎えに来るんだって。」
「へぇ~~。もしかして…、あの車って、アズちゃんのお兄さんの車…???」
「さぁ。分かんないけど…。」
和奏、腕組みをして、
「う~~~ん、仕方ないんじゃないかな~~。アズちゃんのお兄さん、逆に断ったら断ったで、アズちゃんにも悪いし、お兄さんにも気まずいし~~。」
そこまで言って和奏、
「ん~~。でも、な~~んか、気になるな~~。」
理沙、そんな母に、
「何…???気になるって…???」
「そりゃ、そうでしょ。今まであなた、理沙、外に出るって、必ずかあさんが…。…それに、車椅子だって、扱い…。」
理沙、
「そ、それ言ったら、将輝だってそうでしょ。前に、スポーツセンター、ふたりだけで行ってきたんだよ。」
和奏、その話に、
「いや。将輝君は別でしょ。あの子の場合は、ず~~っと、理沙を見てきて~~。」
瞬間、和奏、
「ふ~~ん。まっ、あぁだのこうだの言っても、切りがないっかぁ~~。それに、あなたの事、言いだしたら、聞かないからね~~。」
理沙、いきなり歯茎を見せて、ニッコリと、
「ふふ~~ん。じゃ、決っまり~~。」
和奏、
「とうさん、帰ってきて、何て言うか~~。」
その夜、蒼介、話を聞いて、
「えへ~~~???アズちゃんのお兄さん。」
栞奈も、
「ほぉ。」
目をパチクリとさせて、
「どっから、そんな話が湧いてきた~~???」
和奏、
「実は…、ほら、日曜日の野菜。」
蒼介、
「あ~~。うんうんうん。ありがたいよな~~。」
「その時に、アズちゃんのお兄さん、何かしら理沙を見て…。」
栞奈、
「へぇ~~。…で、理沙に一目惚れかぁ~~。キャッハハハハ。」
そんな姉に理沙、右目を歪めて、
「…お姉ぇ。」
蒼介、
「ふ~~ん。そっか~~。な~~るほどね~~。…で、理沙は…どうなの…???」
和奏、そんな理沙を見て…。
理沙、父に、
「会って…、みたい。」
瞬間、栞奈、
「へぇ~~。」
蒼介、
「そっか~~~。ふ~~ん。」
理沙、
「おとうさん…。」
「ふ~~~ん。まっ、いいんじゃない。」
和奏、栞奈、お互いに顔を見て。
「いや。…だ~~ってさ~~。理沙、今は車椅子。…とは言え、自由に家の外、あちこち、行けないって訳じゃないでしょ。…逆にとうさんはこう思う。いくら、ハンデあったとしても、他の子が出来る事、なんでもできないって言うのは、父さんは、違うと思うな~~。ハッキリ言って、それって偏見。幾ら車椅子だからと言って、もっと、もっと、自由でもいいはず。だから、アズちゃんや、理沙の友達も、今までしっかりと理沙と付き合ってくれてる訳だし。」
和奏と栞奈、その話に、口を尖らせて、顔をコクリと。
栞奈、
「はは、そりゃそうだ。」
蒼介、続ける、
「ある意味、かあさんだって、お姉ぇにしても、気を付けてくれさえすれば、理沙、自由に伸び伸びと。それに、来年からは、それこそ、理沙、大学でしょう。どっちにしても、これからは、視野がもっともっと、広くなる。」
そこまで聞いて和奏、
「確かに。他の女の子と同じように、恋だってしても…。」
蒼介、
「全然、いいんじゃないのぉ~~。今なんか、車椅子でも、自分で車、運転できる時代だよ~~。」
栞奈、いきなり両手をパン。
「だよね~~~。かかかか。そうだよ~~。」
蒼介、更に、
「…って言うか、俺は、とうさんは、このまま理沙が家に、引き籠りだなんて、逆に、やだな~~。どっちにしても、理沙には、もっと大きな夢、あるでしょ。…って言うかぁ、出来たんじゃない~~???」
理沙、
「おとうさん。」

信じて…良かった。 vol.227. 和奏、「…デートのお誘い~~???」
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