その商品を硬めの袋に入れてもらっての柚花。
そして、その帰り道にまたクレマチス。
将輝、
「クレマチス…???」
柚花、
「うん。おばちゃんの…、好きな花の名前。」
その声に将輝、
「えっ…???…あぁ~~。そうなんだ~~。」
ドアを開ける。
柚花、
「お店の名前、決めるときに、あれこれ考えたらしいんだけど…。ただいま~~。」
結奈、
「はい、おかえり~~。買った…???」
そして結奈、将輝にも、
「ふふ、お付き合い、ありがと。」
将輝、
「あっ、いいえ…。」
今度はふたり同時に、スツールに。
柚花、袋を一旦カウンターに。
そして将輝に、
「…でね。意外と、いい名前…、浮かばなくって~~。その時、どうせなら、私の好きな名前でいい…???って、おばちゃん。」
結奈、柚花を見て、
「何の話…???」
そこに浩紀も、カウンターに、
「よぉ~~。おかえり。」
将輝を見て、
「うん。お付き合い、ありがと。今、コーヒー…。」
将輝、
「すみません。あの…、炭酸で…、いいですか…???」
「おぉ。なんでもOK。んじゃ、コーラー…???」
「あっ、はい。」
柚花、
「…で、おばちゃんの好きな花の名前。」
結奈を見て、
「ねぇ~~。クレマチス。」
結奈、
「あ~~、その話か。うん。」
そして結奈、カウンターの硬い袋を見て、
「ねね、どんなの…???」
柚花、
「あ~~。うん。…でも、おばちゃん、壁掛けの絵じゃないよ。」
その声に結奈、
「へっ…???」
「こういうのを…、買っちゃいました~~。」
袋の中から取り出して…。
浩紀、
「お~~~。うんうんうん。なんともサマになっているラッピング~~。」
その時、将輝、
「あのぉ~~。ラッピングって…???なんですか…???」
「えっ…???」
浩紀。
「あ~~~、うん。ラッピングって言うのは、こんな風に奇麗に紙で包んであげる事を言うんだ。」
「へぇ~~~。」
結奈も、
「うんうん。奇麗~~。…で…???…当然、お祝いもの。開けられないでしょ。」
柚花、
「…と、言う訳で~~。」
バッグからスマホを取り出して、右手人差し指でトントン、ササ~~。
「ハイ、これ~~。」
画面をふたりの前に。
結奈と浩紀、その画面を見て、
「へぇ~~。」
「お~~~。」
結奈、
「ガラスドームケース入りの…、ブリザードフラワ~~か~~。」
浩紀、
「うんうんうん。いいんじゃないか~~。」
柚花、ニッコリと、
「でしょ、でしょ。」
結奈、
「…でも、よくこんなの…思いついたよね~~。…って言うか、見つけたね~~。」
その声に柚花、
「うん。」
またまたニッコリと。そして、
「実はこれ、将輝君、見つけてくれたの。」
瞬間、結奈と浩紀の目が将輝に。
いきなり将輝、ふたりに注目されて、思わずうろたえる。
「えっ…???…いや…、そんな…。」
結奈、すぐさまニッコリと、
「はは、や~~るぅ~~。」
浩紀も、
「うんうん。」
コーラーの栓を抜いて…。
「はは。」
いきなり浩紀、
「…って言うか、女子に買い物付き合わされて、疲れただろ。あっちこっち、引き釣り回されたんじゃな~~い~~。」
その声に結奈も可笑しがって、
「ごめんね~~。」
将輝、そんな結奈に、
「あっ、いえ…。」
ポツリと柚花、
「文句ひとつ、言わなかった~~。」
その声に結奈と浩紀、
「へぇ~~~。」
そして結奈、
「偉~~い。」
そして柚花の前に、
「ほぃ、カフェラテ~~。」
浩紀は将輝の前に、
「はい、コーラ。」
結奈、
「かれこれ…、3時間。」
腕時計を見て。
瞬間、将輝、
「えっ…!!!…そんなに…。」
「うん。外なんて、もぅ日が暮れて、暗く。」
将輝、目をパチクリと、
「あっ、そういえば…。」
頭の中で、
「…やべ。街の明かりに気を取られて、何時なのか…。」
ジャンパーのポケットからスマホを。けれども、
「えっ…???」
そのスマホが、うんともすんとも…。
「げっ!!!バッテリー切れ。」
途端に将輝、
「ごめんなさい。俺、あぁ~~、いや、僕、帰ります。」
いきなりスツールから降りて。
瞬間、柚花、
「へっ…???…どうしたの…???」
将輝、玄関に向かう。
浩紀、
「あぁ~~。コーラ、飲んでって。」
将輝、
「あっ、すみません。」
ゴクゴクとコーラを飲んで、頭をペコリと、
「ご馳走様でした~~。」
そして玄関に。ドアを激しく開けて…。
目をパチクリと柚花。
結奈、そんな柚花に、
「追い駆けないで、いいの…???」
瞬間、柚花、
「あっ。」
すぐさまスツールから降りて、玄関に。ドアを開けて外に…。
けれども、いきなりの突風、目を閉じて。
「う~~わ、寒~~んむっ。」

帰り道にまたクレマチス
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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
