「障害者総合スポーツセンター東京支部って、検索してみて。」
和奏。
理沙、
「障害者、総合スポーツセンター…、東京支部…。わっ。あった。あった、あった。うんうんうん。」
そしてあちこち指先で…。
「わっ!!!凄い、こんなにある。ひゃ~~~。」
和奏、
「ふふん。ヨシ。まず、食べちゃお。冷めちゃう。」
理沙、その声に、
「うん。」
そして食べながら和奏、
「先生に、涼香さんが昨夜、電話、くれたんですって~。」
理沙、
「へぇ~~。」
「つまりはほら。涼香さんに私たちの連絡先、教えてないでしょう。」
「あっ。そっか。…そういえば…。うん。うんうんうん。」
「でしょ。いつも、麗亜ちゃん。そして、将輝君。」
理沙、唇を突き出して、
「ん~~~。」
「今は、もぅ…、将輝君…???」
その声に理沙、
「あ~~ん、それは…。もぅ……。麗亜ちゃんがあいつに私の番号とライン、教えちゃったから……。」
凡そ15分、食事を終えて。
理沙、早速スマホで…。
「へぇ~~。凄~~い。こんなにあるんだ~~。水泳にバド、それから…、サッカー、テニス。あはっ。車椅子バスケ、あった、あった。」
そして、
「へぇ~~。あるんだね~~。」
和奏、洗い物をしながら、
「どう…???理沙~~。八倉先生はやる気満々みたいだけど…。とにかく理沙の応援って言ってるから~~。」
理沙、その声に、
「かかかか。いっきらしい。うん。やってみたい。」
そんな理沙に和奏、
「そっ。うん。」
理沙、
「あっ。でも、ここって…???」
食器を拭きながら、
「あっ、うん。…もちろん、おかあさん、一緒に行く。」
理沙、キッチンを見て、
「あ~~、うん。お願い。」
「それから…、八倉先生。…そして、将輝君。」
理沙、一瞬、
「えっ…???将輝君って…。」
和奏、
「うん。理沙には…、申し訳ないんだけど…。やっぱり…、バスケの事、良く知っている人が傍にいてくれた方がって…。」
間髪入れずに理沙、クシャリとした顔で、
「え゛~~ぇ~~???」
和奏、困ったような顔で…。けれども笑顔で、
「な~~に、その声~~。将輝君、良くやってくれるじゃ~~ん。昨日だって、あんなに凄いの~~。」
「そりゃ、分かる…けどさ~~。な~~んか、こぅ…、上から目線で~~。それに…言葉遣い~~。」
「まっ、そりゃ~~ねぇ~~。そういう…性格って言うのも…、あるかも…知れないけど…。」
今度はコーヒーを淹れて和奏。
「でも、昨日なんて、凄いフレンドリーって感じ、おかあさんも、おとうさんも…、受けたけどな~~。…それに。とにかく、礼儀正しい。」
そんな母の声に理沙、口をへの字にして、
「ん~~。そりゃ、そうだ…けど~~。」
「あっ、理沙~~。そこって、休みっていつなの…???」
理沙、スマホの画面を見て、
「えっと~~。…あっ、水曜日なんだ。」
「あっ。いいじゃん、いいじゃん。どっちにしても、鴻上の部活も、リハビリや病院へも、火~木だから~~。」
理沙、けれども浮かない感じで、
「ん~~~。」
そして…、パソコンでの午後のオンライン授業。
そして放課後。画面から退席した理沙のパソコンに電子音。
理沙、クリックして…。
「あっ、先生…。」
一樹、パソコンに、
「瑞樹~~。部活の前に…、ちょっとな。」
その声に理沙、
「あ~~、はい。」
「おかあさんから…、もぅ、話は聞いたと思うんだけど…。」
「うん。障害者総合スポーツセンター東京支部。」
「そう。…昨日、涼香さんから先生に電話来て。…で、将輝君と一緒に、行ってみないかって…。」
その声に理沙、少し浮かない感じで…。
「ん~~。」
「なんだよ、その浮かない顔は~~。おまえをここまでしてくれた…、ある意味じゃ恩人だぞ~~。」
理沙、
「…そりゃ、そうなんだけ…どぉ~~。」
「とにかくだ。その、スポーツセンターのセンター長が、弓狩監督とも知り合いで…。」
その声に理沙、
「へっ…???そうなんだ~~。」
画面の一樹、
「あ~~。さすが弓狩監督、人脈がある。…で、瑞樹にも、やる気があるならどうですかって…。それを涼香さんが先生に…。今、将輝君がおまえとの窓口になってるから。」
口を尖らせて聞いている理沙。
「将輝君には涼香さんから電話でもう。」
「へっ…???じゃ、あいつには…。」

信じて…良かった。 vol.100. 「障害者総合スポーツセンター東京支部。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
