男子ふたりを気にしている…風な杏美と理沙。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 栞奈、ゆっくりと車椅子を麗亜の傍に…。

須美、麗亜に、
「何見てるの~~???」

麗亜、
「今、中学女子で人気なの…、これ…。」

須美と栞奈、麗亜の位置まで腰を下ろして、
「ユメハステイ…。」

「うん。これ…、11巻。」
麗亜の見ているのは、少女コミックである。

須美、
「へぇ~~。」

何故か口数が少ない理沙と杏美。

凡そ30秒。すると栞奈、ふたりに、
「ちょっと、何あんたら…、黙ってんのよ。」

麗亜の…、丁度杏美の真ん前、殆ど、1メートルも離れていない場所で将輝と、
その神野馨が、今度は手摺に背中を…。そして麗亜を見ている。
そして、そんな男子ふたりを気にしている…風な杏美と理沙。

思わず栞奈、
「ぷっ。」
右手を鼻に…。

須美、
「えっ…???」
そしてふたりの男子と理沙の友達と理沙を見て…。すると…、須美もまた、
「ぷっ。かかかかか。」

その声に男子ふたり、そして杏美も理沙も、
「えっ…???」

栞奈、須美に、
「ねっ、国見さん。」

須美、口に右手甲を当てて、声は出さずに2度程頷いて…。

麗亜、
「えっ…???…どしたの…???」
それぞれを見て…。

すると理沙、
「何、お姉ぇ…???」

杏美も顔を傾げて…。
男子ふたりも顔を見合わせて顔を傾げて…。

栞奈、いきなり咳払いをして、
「んん…。ん。何でもない、何でもない。」
そして栞奈、
「菅田将輝君。」

いきなり名前を呼ばれた将輝、
「あ…、あ、はい。」

「しかし…、凄いよね~~。あの…、菅田将暉と…同じ名前って…。私も最初聞いたとき、びっくりした。…けど、漢字…1字違い。」

将輝、首をコクリと、
「はい。」

そんな将輝の左脇腹を右肘でグリグリと馨。

将輝、笑いながら、
「いやいや、やめろって…。」

栞奈、そして将輝の隣の男子に…、
「将輝君の…同級生…。」

馨、照れながら、
「え、えぇ…。」

「そして…、将輝君は部活…、バスケ。」

将輝、
「あっ、はい。」

栞奈、笑顔で、そしてありがたい気持ちで、
「ありがとうね~~。」

その声に将輝、
「えっ…???」

「将輝君がくれたあの本の御蔭。」

将輝、いきなり赤くなり…。杏美も笑顔で…。

栞奈、
「あの本の御蔭で…。そして妹の友達も一緒に読んで、見てくれた御蔭で、妹、理沙、車椅子に。しかも…、これからの目標が、車椅子バスケ。」

将輝、
「あっ。はぁ~~。」

須美、
「看護師も喜んでる。まさか、こんなに早く、前に進めるなんて…。」

将輝、
「あっ、いや…。…でも、それって、俺だけじゃな…。」
将輝、麗亜を見て、
「なぁ…。」

麗亜、すぐさま、
「くく、お兄ちゃん、また照れてる。」

その声に将輝、また口を尖らせて、
「照れてねぇって…。」

隣の馨は口を噤んで…。

栞奈、
「これからも妹の事、よろしく。」

その瞬間、理沙、
「お、お姉ぇっ。」

そんな理沙に栞奈、
「なによ。いいじゃん、だって、結果的には将輝君の御蔭なんだから、直接お礼したって…。」

そんな姉に理沙、口を尖らせて、
「そ、そりゃ、そうなんだけど…。」
何故か理沙、その瞬間、看護師の須美を見て、
「国見さ~~ん。」

その声に須美、ニッコリと、
「理沙さん。こういうときは、素直に。受け止めると言うのが、マナーかな~~。ふふふ。」

理沙、そんな須美にも顔をクシャリとさせて、
「え~~~???」

麗亜、
「理沙お姉ちゃん、凄いよ、車椅子バスケなんて。私だったら、全然考えられない。」

その声に理沙、杏美、栞奈、
「えっ…???」

「私は…、あんまり…、スポーツは…得意じゃ。確かに、お兄ちゃんや馨兄ちゃんも、バスケ…だけど…。」

栞奈、
「わぁ。君も、バスケなんだ…???」

馨、
「えっ…???えぇ…。」

将輝、
「こいつ、馨はシューティング、ガード。」

杏美、理沙、
「シューティング、ガード…???」

「うん。…ん~~。つまりは…、ほら、バスケにはスリーポイントってあるだろ。」

その声に理沙と杏美、即座に反応して、
「うんうんうん。スリーポイント、あるある。」
「あのフィールドからシュートを決めるの。」

「その、スリーポイントがめちゃくちゃ凄いのが、こいつ。」
将輝、馨を左手拳、親指だけで差して…。

瞬間、理沙も杏美も両手を口に、目を真ん丸に、
「凄っ!!!」






信じて…良かった。   vol.035.   男子ふたりを気にしている…風な杏美と理沙。

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