そんな薫子と茉祐子の表情に真純、ニッコリと…、
「なになに~~???…薫子さんも茉祐子も~~。」
その声に薫子と茉祐子、出来るだけ真純に気付かれないように…。
「え…???いやいやいや。真純さん…。でも、今の真純さんの…。」
茉祐子と聖子を見て薫子。
聖子も、首をコクリと、
「うんうんうん。」
薫子と茉祐子を見て。
茉祐子、目をキョロキョロと…。
すると真純、ニッコリと、そして右手を出して、
「や~~だ、んもぅ~~。」
ホンの2、3秒…。
真純、
「実はね~~。あの子も…。な~~んかね~~。…そんな…雰囲気なの~~。」
途端に聖子、目を真ん丸く、
「うそ~~~~。え~~~???」
「ここ最近、やたらとリビングにいる事が多くって…。…それに、何かしら…、良くおとうさんとも話…するようになってきたの…。今までなんて、殆どが部屋。食事くらいよ、一緒にいるなんて…。それが…。…で~~。」
3人、真純の顔を凝視。
真純、
「折に触れ、それとな~~く、勇吾に訊いてみたの、あんた…、どうしたの、最近…???なんだか…雰囲気…違うけど…。まさか…、好きな人でも…出来たの…???…って…。」
3人、身を乗り出して、
「うん。うんうんうん。」
真純、口を尖らせて、
「そしたら…。」
そしてニッコリと、
「いちゃあ、悪いかよ。…ですって~~。」
聖子、
「わっ!!!」
薫子、
「うんうんうん。」
茉祐子、
「わはっ。」
真純、
「私、うそっ。…って…。あんた。まさか…???…そしたら、あの子、また、いちゃあ悪いかよ。…何度も言わせんなよ、うるせぇな~~。ですって~~。」
聖子、
「きゃは~~~。」
真純、
「うそ。うそうそうそ。どんな人、どんな人…???」
聖子、にっこりと、
「うんうんうん。」
「そしたらあの子。」
真純、腕組みにして、口をへの字にして、
「その内なぁ~~。」
満面の笑顔で。
「いやはや…。びっくりしたわ~~。」
薫子、
「凄~~い。」
聖子、両手を合わせて、
「わはっ。じゃ、勇吾も、その内。」
真純、チョコンと顔を傾げて、
「ん~~。…だと…いいけど…。」
聖子、
「夢乃に勇吾。…って~~事は、茉祐子。今度はあんたの番よ~~。なんてったって、3人の中で、一番の年上なんだから~~。」
その声に薫子、ニッコリと。
「うん。うんうんうん。茉祐子ちゃん、頑張んなきゃ。」
真純も茉祐子に、
「そうよ~~。勇吾なんて…。…って言うか、あの子みたいな男でも、いい。なんて女性がいること自体…。私、母親としても、びっくりしてんだから~~。」
そんな3人の声に茉祐子、思いっきり顔を歪めて、
「あ…。あ、いや~~~。」
頭に手をやり。
「あは…、あははははは。はぁ…???」
そんな表情に薫子、眉を歪めて、
「…???」
真純、
「もしかして…、茉祐子にも、既に、いい人、いたりして…。」
聖子、
「わお。」
間髪入れずに茉祐子、思いっきり両手を前に伸ばして振って、
「いやいやいやいやいや。いやいやいやいや。」
居ても立っても居られなくなり茉祐子、いきなり腰を上げて、
「私…、部屋で、やることあるから…。」
右手を縦にして、
「ご、ご、ごめんなさい。」
その場に立って、
「あっ、聖子おばちゃん、クッキー、ありがと。んじゃ。」
そそくさとその場を離れる茉祐子。
そんな茉祐子を口を真一文字に見つめる薫子。
真純、
「かかかかか。茉祐子、なんか照れてないかぃ~~。」
聖子、笑いながら、
「うんうんうん。何かしら…、秘め事が~~。」
そして聖子、
「ねね、薫子さん。」
そんな聖子に薫子、
「うん…???」
「茉祐子、いい人…出来たんじゃ。」
その声に困り顔の薫子、顔を傾げて、
「ん~~。私には、何も…、言って来ないけど…。ん~~。」
自分の部屋に戻っての茉祐子、
「や~ばい、やばい。まさか、あんな話になるなんて…。予想もしてなかったし…。それに…、おかあさんもいて…。」
そしてベッドに背中から、バン。
「あ~~ん、あんなんじゃ、おかあさんに変に思われちゃうよ~~。」
そして数秒後、
「どうしよ…。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.232. 真純、「実はね~~。あの子も…。な~~んかね~~。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
