侑里、
「えっ!!!って…。そんな…、驚いたようにリアクションされても、こっちも困るんだけど…。」
凛久、目をパチクリさせて…。目をキョロキョロと…。
「かの…じょ…。」
「そっ。成宮さん、そんな偶然が重なって、霧島君の事、だんだんと…、意識し始めたんじゃ…ないかな~~。」
「……。」
「…じゃなかったら…、あの時、あんな風に、キッパリと、私のお願いなんて…。」
そして凛久の顔を見て、
「ねっ、ちっがうっかな~~。…って言うか、まっ、実際には…、成宮さん、霧島君の事、どう思っているかは…???」
「……。」
「…けど…。今となっては…。さて~~。小暮…社長…かぁ~~。」
凛久、
「やれやれ…。」
ふたり…改札を抜けて…。
侑里、
「大変だ~~。」
「全く…。」
その後、お互い、仕事の忙しさもあったのか…、
凛久と茉祐子のスマホにはお互いのラインのやり取りはなく…。
瞬く間に10日が過ぎた。
総務の理美のスマホに七星の母親の好美から着電。
「ハイ、姉さん。私…。」
好美、
「ちょっと、ちょっと…理美~~。」
何かしら興奮していそうな…姉の声。
理美、
「えっ???どしたの…???」
「七星、会社で、どんな感じ…???」
理美、その声に、
「七星…???」
自分の机の上で仕事をしている七星を見て理美、頭を傾げて…、
「別…に…、特に、いつもと…。」
すると、スマホの向こうから、
「あの日から…、あの子。いつもと様子が違う。…なんか…こぅ…、雰囲気が…。…しかも…、化粧まで…。」
理美、
「へっ…???」
「それに…、帰り…、いつも…、遅いし…。」
「わお。」
「あの子、あれから…、かかかか。朗らかになった~~。あはははは。」
そんな姉の声に理美、
「あらららら。」
目をキョロキョロとさせながら、
「これは…、一体…、何が…、どうなってる…???」
「もしかして…、その…、霧島さんから振られたのが、切っ掛け…???」
理美、
「あ…、いや…。さ…あ…。その辺は…ちょっと…。…でも、七星って…、今まで。かなり…、地味…だったよね。」
「うんうん。」
「ん~~~。そんな…あの子が…。霧島君と会って、そして…、付き合い…断られて…。」
理美、唇を噤んで、そして一文字に…。
「ふ~~ん。…なるほど…。そういうのって…。うん。あるかも…。」
好美、
「ねね、理美。何かの折に、社長さんに言ってくれない。」
理美、
「へっ…???」
「ほら~~。」
「…???…あ、あ~~。うんうんうん。分かった。うん。そっか~~。霧島さんに…会ってからね~~。」
「うんうん。こんな機会…、与えてくれて…。今まであの子、こんな風に変わることなんて、なかったから…。」
理美、
「はいはい。」
また仕事している七星を見て、
「分かった~~。」
「じゃね。」
そして通話は切れる。その後、理美は美弥の下に。
美弥、
「ふん…???古野上ちゃん、どうした~~???」
「社長……。実は~~。」
「ふん…???」
迅、椅子から立ち上がり、
「みんな、聞いてくれ。今、本部長から電話があって、今回のアイリーン。当初は別の雑誌社の取材となっていたけど…。テレビのCМと、篠田真理、そのどちらも承認の上で、全取材が鳳出版、月刊雑誌ナターシャに決定した。」
瞬間、勇吾、
「凄ぇ~~。」
千晶、巴、その他のスタッフたちも、
「凄~~~い、ナターシャ。」
「うんうんうん。」
「や~~りぃ。」
朱莉、
「あ、あの…、課長…。…で、担当編集…。」
迅、その朱莉の声に、
「羽田さんと霧島さんだ。」
その途端またスタッフたち、
「ワハッ。また一緒~~。」
「うんうん。」
「良かった~~。」
それぞれが、それぞれで喜び合いながら。
そして、そんな中で茉祐子は…。
顔を少し赤らませて、静かに息を吐いて、
「ふぅ~~。」
千晶、
「マユ、良かったね。」
和沙、
「課長、じゃ、明後日の…茉祐子の…篠田真理との撮影は…???」
迅、
「あぁ。多分、羽田さんと霧島さん、立ち会う事になる。」
凛花、
「わ~~お。」
鳳出版社長室。理美から話を聞いて美弥、
「ふ~~ん。そぅなんだぁ…。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.159. 総務の理美のスマホに七星の母親の好美から着電。
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