凛久、茉祐子を見てにっこりと。
「うん…???…ん~~~。」
茉祐子、目の前に凛久がいるだけでニッコリと。そしてユラリと体を右に…。
必然的に2Wayフロントボタンタックワンピースのマキシ丈の裾がふわりと…。
茉祐子、上を見て、ゆっくりとそのまま下に…。自然に体が下に、腰を下げるように…。
そのままハイウエストから上下のタックのラインが凛久の視線で流れる。
凛久、自然に声が…。
「茉祐子…ちゃん…。」
その声に左斜め後ろに振り向く茉祐子。
「うん…???」
僅かに、それから声が出ない凛久。
茉祐子、再び、
「霧島…さん…???」
凛久、その声に、
「あっ。あ…。はははは…。あっ、いや…。」
そしてゆっくりと立ち上がる茉祐子。しなやかにワンピースのラインが流れる。
凛久、ようやく…、
「茉祐子ちゃん、珍しいね、ワンピース。」
その声に茉祐子、
「へっ…???」
そして自分の身なりを見て、
「あっ、あ~~~。はは。うん。」
けれども、
「…ん~~。…でも…、結構…休みの日って…、ワンピース…かな…???」
凛久、その声に、
「へぇ~~。そうなんだぁ~~。」
「でも…、このまえの六条さんの…バーベ…。」
茉祐子、
「あぁ~~。あの時は、物凄い暑くって、おかあさんと一緒に、結構歩いちゃうと思って、ショートパンツ。」
「あ~~。あ~~。うんうん。確かに…。あの時の天気。」
凛久、
「んじゃ、結構…、ワンピースも…???」
茉祐子、目をキョトンとさせて、
「ふん。持ってる。」
「へぇ~~~。」
茉祐子、そんな凛久を見て、
「ふふん…???」
そして凛久、茉祐子の持っている週刊エマーブルを見て、
「おや。週刊エマーブル。…しかも…、2冊も…???」
茉祐子、凛久のその声に、
「うん。おばちゃんたちにも…。」
「おばちゃんたち…???」
「うん。前回のナターシャはおばちゃんたち、自分たちでチェックしてゲットしたらしいんだけど…。エマーブルは…、まだ…。私も昨日…、おかあさんから貰って、読んだばかりだから…。」
凛久の右二の腕、雑誌を挟んでいる。
「あっ、霧島さん…、それ…、週刊…インディゴ。」
凛久、その声に、
「あっ。あ~~うん。はは。」
茉祐子を見て、
「エマーブルの他に…、何…???」
茉祐子、
「うん。今度の…、新しい仕事~~。急に入った仕事で…ちょっと、参考になる奴~~。」
凛久、
「ふん。篠田真理とのコラボ。」
瞬間、茉祐子、真ん丸い目で…、
「へっ…???」
凛久、
「かかかか。昨日、エトランゼで偶然、本部長と篠田真理のアシスタントの川邉さんと会って。」
茉祐子、
「へぇ~~。そうだったんだ~~。うんうんうん。いきなりだったから、びっくりだったよ。みんなで…、凄ぇ~~~って。」
凛久、にこやかに…、
「へぇ~~。」
そして凛久、茉祐子を見て、
「いやいやいや。それにしても…。」
茉祐子、凛久を見て、
「へっ…???」
「ワンピース、いいね~~。」
そんな凛久に茉祐子、またまた目を真ん丸く、
「へっ…???…あっ。…あは…。かかかか。やだ~~、霧島さ~~ん。」
凛久、思わず、
「いやいやいや。なになに。とんでもない。うんうん。いいよ、それ~~。」
茉祐子、口を真一文字に、
「へへ。」
そして、
「うん。素直に…ありがと。」
「どういたしまして…。」
茉祐子にニッコリと。
凛久、
「ふん。茉祐子ちゃん、これから…???」
茉祐子、
「…ん…???ん~~。ふううん…。別に…。」
「んじゃ~~。クレープ、それとも…、コーヒー…???」
その声に茉祐子、にっこりと…。けれどね少し考えて、
「ん~~~。じゃ~~。コーヒー…しようかな~~。」
凛久、
「おやおや。」
「うん。なんか~~。また、あの…、マスターに、会いたい。かな~~。かかかか。」
「ふふん。なんとも…。ダンディな…マスターだったもんな~~。」
「うん。」
そして…。コーヒーショップ・ジョージ。
ドアを開けて凛久、茉祐子に、
「どうぞ。」
店に入ってきた、客を見て、店主の鈴瀬譲二、
「いらっしゃいませ。」
そして、
「おやおやおや。素敵なレディー。」
凛久、ニコリと、
「でしょ。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.137. 茉祐子、目の前に凛久がいるだけでニッコリと。
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