茉祐子、
「な~~んだよね~~。なんだか…。物凄い、身体がダル~~。」
そんな茉祐子に薫子、
「ん~~。そうなんだ…けど~~。とにかく…、何とか…踏ん張んないと…。はいはい。ご飯ご飯。」
テーブルに作ったものを並べて。
「はいはい。食べた、食べた~~。」
そして、朝ご飯を食べながら茉祐子、
「ん~~。霧島さんって…、誰か…好きな人…いるのかな~~。」
そんな茉祐子に薫子、
「えへ~~~???」
おかずを箸で摘んで、
「なんか~~。雑誌の取材の時もそうだけど~~。」
薫子、
「うん。」
「それに…、この前のバーべーキュー…。なんだか…、凄い、インプレッション、高いんだよね~~。」
その声に薫子、
「あら…。おやおやおや。…もしかして…、茉祐子ちゃ~~ん…???」
そして薫子、茉祐子の顔を見て、にんまりと…。
そんな薫子に茉祐子、
「へっ…???」
薫子のにんまりとした顔を見て、
「えっ…???…へっ…???」
薫子、にた~~りと。
茉祐子、瞬間、
「あっ。やだ。おかあさん…。いやいやいや。そんな…、私…。」
いきなり箸を持った手を鼻先に…。
「いや…。あの…、ただ。ただ~~。ん~~。今まで、あぁいう男性…、私の前に、いなかったから~~。うん。だから~~。」
薫子、くすくすとしながら、
「うんうん。分かった、分かった。かかかか。霧島さん、優しそうだしね~~。」
茉祐子、突然、
「や~~だ、おかあさん…。もぅ~~~。…それこそ、おかあさん…、どうなの~~???」
その茉祐子の声に薫子、
「はい…???私…???…ぷっ。な~~に言ってんのよ~~。こう見えて、私…、未亡人よ~~。全然、相手に…。それこそ、こんな未亡人なんて、殿方に失礼よ。」
「うそ~~~。おかあさん。全然、全然そんな事ない。私の自慢のおかあさんだよ~~。うんうんうん。」
その声に途端に笑いながら薫子、
「かかかか。はいはい。私にも、茉祐子は自慢の娘ですよ~~。かかかか。お言葉…ありがたく頂戴いたします~~。かかかか。」
茉祐子、お味噌を飲みながら、
「うんうん。綺麗だよ、おかあさん。勿体ないよ、未亡人…だからって…。」
その時、薫子のスマホに着電。薫子、
「ふん…。六条さん。」
スマホを持って、
「はい。成宮です。」
スマホの向こう一颯、
「あっ、成宮ちゃん、朝早くからすまん。」
薫子、
「あっ、いえ…。」
「実は、急な話が舞い込んでね~~。」
「あっ。は…、はい。」
急遽、企画立案のためにテレビ局に足を運ぶことになった薫子。
企画室にて…。
ひとりの女性、その隣にはTBAテレビ局次長の後田。
そして一颯。
一颯、
「おはよう。すまない、急な話で…。友部事務局長には私の方からも連絡、入れさせてもらった。」
薫子、コクリと頷いて…。
後田、
「成宮ちゃん。お疲れ様。」
薫子、
「お世話様でございます。」
「こちらは、多分、初めてだよね。」
後田、隣の女性を見て…。
「こちら、鳳出版の社長、小暮美弥社長。」
その後田の声に薫子、思わず、
「鳳…出版…、と言うと。あっ、ナターシャの…。」
咄嗟に女性にお辞儀をする薫子。
「初めまして、成宮薫子と申します。」
美弥、その場で立ち上がり、笑顔で、
「鳳出版の…、小暮と申します。初めまして。」
椅子に落ち着き自分の名刺を椅子に座る薫子の目の前に…。
薫子もバッグの中から…。そして目の前の女性に名刺を出して。
「恐れ入ります。」
「実はね、成宮ちゃん。」
後田。
薫子、
「はい。」
「今放送中の夕方の30分番組、ハートクッキング。」
「えぇ…。」
「この番組…、最後に3分だけコーナーを追加したいと言う話が出てきてね。」
薫子、その話に、
「はぁ…。」
「そのコーナーのスポンサーに、鳳出版…と言う事になって。」
「えっ…???」
「その3分のコーナーの内容はこちらで企画することになるんだけど~~。」
「はい。」
「その3分の内容の記事も鳳出版で…、月刊ナターシャの週刊エマーブルが担当することになる…んだけど…。その…、編集者が、霧島凛久さん。」
薫子、
「えっ…???」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.103. 「凄い、インプレッション、高いんだよね~~。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
