そして千晶、またドアから中に。
「…ったくもぅ~~。」
巴、和歌葉、
「ぷぷぷぷぷ~~。」
千晶、腕組しながら、
「もぅ…。なんだかな~~。」
和歌葉、
「かかか。でもでも、勇吾、昨日、文歌とデートしてたみたいよ。」
巴もその声に、
「うんうんうん。そうそうそう。和沙さんからライン来た。…で、和沙さん、いいこと言うなぁ~~って。」
千晶、いきなり、
「そうそうそう。勇吾にもようやく春。応援しようじゃないか~~って…。かかかか。」
自分のスマホでラインの画面を3人に見せて…。
巴、
「うんうんうん。それそれ。」
けれども…、その瞬間、巴と和歌葉、急に、体をガックン。
千晶、
「えっ…???」
和歌葉、
「なんで、勇吾と文歌~~。」
巴、
「分っかんないよな~~。もぅっ。…和歌葉~~。」
いきなり和歌葉の左肩を右手でペンと叩いて。
「ないのかよ~~。合コン~~。」
和歌葉、
「いやいやいや。私に…そう言われても~~。その…合コンのセッティングの要が…、相手…、出来ちゃったからね~~。」
口をへの字にして顔を右左に…。
千晶、
「へっ…???そうなの…???合コンのセッティングって、経理の文歌~~???」
和歌葉、
「ふん。そっ。あれでいて、物凄い、コミュニティ旺盛だから…。物凄い顔…広いって…言うか。どんだけいるのよ、あんたの友達~~って、前に言ったとき、あるくらいだから…。」
千晶、茉祐子、
「へぇ~~~~。」
そして、その瞬間、千晶と茉祐子、同時に、
「へっ…???」
共に顔を見合わせて…。
「…んじゃ…、なんで…???」
また千晶と茉祐子、同時に…。
和歌葉、
「えっ…???」
千晶と茉祐子、顔を見合わせて、
「ぷっ。」
茉祐子、
「いやいやいや。文歌…、それだけコミュニティ旺盛って…。なんで、選んだ相手が…勇吾…???」
その途端、千晶、可笑しがって、
「かかかかか。うんうんうん。それそれ。私もそれ、同じ~~~。」
巴、
「かかかか。そっちか…。ふんふんふん。確かに…。…だよね~~。」
千晶、
「…って、遅いわい、来栖~~。」
和歌葉、がっしりと、顔を左に…、
「……………。分かんない。」
千晶、茉祐子、
「ふぅ~~。」
茉祐子、
「ごちそうさまでした。」
両手を合わせて。
「それにしても、羨ましいよね~~茉祐子~~。」
巴。
茉祐子、
「へっ…???なにが…???」
「毎日、美味しいお弁当…作ってもらえて。」
そんな巴の声に和歌葉、
「ねぇ~~~。」
「いやいやいや。だって…。」
キョトンとして茉祐子。
今度は巴も和歌葉も一緒に、ニッコリと笑顔で、
「おかあさんが、料理研究家~~。だも~~ん。ニッ。」
ふたり合わせて頬に人差し指をツンと当てて。
千晶、それを見て、変顔で、
「なに…???」
茉祐子、
「…が、言いたい…???」
そして茉祐子、
「いやいやいや。これも…、おかあさんの仕事のひとつ。その仕事の邪魔は…、私…、出来ないから…。」
和歌葉、
「へっ…???そうなの…???」
茉祐子、
「そうだよ。お弁当作りもしっかりと、おかあさんの仕事。インスタ、上げてるから…。」
途端に和歌葉、
「うそうそうそ。」
巴も、
「えぇぇぇぇぇ…???」
千晶、
「…って、あんたら…、知らなかったの…???マユのおかあさん、インスタでも広告料とかで…。」
茉祐子を見て。
茉祐子、
「うん。企業と直接契約してる~~。」
和歌葉、
「えっ???えっ???」
自分のスマホの画面で…、
「なになに…???なんて検索…???」
巴も一緒になって…。
茉祐子、
「アルファベットで、かおるこくっきんぐ。」
和歌葉、
「か・お・る・こ…。」
茉祐子、千晶と共ににっこりと…。
巴も一緒に入力。
和歌葉、
「わわわわ。あった、あった。へぇ~~。凄~~い。」
巴、
「…って言うか…、何このフォロワー。」
和歌葉、巴の顔見て、
「うそ。」
ふたり…顔を見合わせて、
「32万人~~~っ!!!」
そんな和歌葉と巴を見て茉祐子、テーブルに両手を合わせて着いて、ふたりに丁寧にお辞儀を…、
「お蔭様を持ちまして…。多くの方々に…、愛されております。」
千晶、
「かかかか。うんうん。ほぃほぃ。和歌葉も来栖ちゃんも、よろしく~~。私は薫子さん、インスタ初めてすぐに。ねっ、マユ~~。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.74. そして千晶、またドアから中に。「…ったくもぅ~~。」
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