「今やTBAテレビの料理番組、薫子のクッキングタイムとハートクッキング…、15分と30分と言う時間ですが、どちらも人気番組になってますね~~。」
凛久。
薫子、
「ありがとうございます。お昼前の15分と、夕方の30分、番組を受け持たせていただいております。」
凛久、
「しかも…、なんと…20年も…、続いている番組…。正に長寿番組と言うか…。料理番組としては、凄いですよね、この快挙は…。」
そんな凛久に薫子、照れながら、
「快挙って言われても…。これも…偏に、番組をご覧になってくださっている視聴者様に支持されているから…と言うしか…。感謝しております。」
「一言…、料理と言っても…。様々…ですけど…。」
凛久の問いに薫子、
「えぇ…。基本的には、私たちのこの日本、女性の方々が料理をするのが背景となっていますけど…。…けれども、ホテルや料亭…、その他諸々、日本の文化では男性が料理人と言われている…。伝統と言われればそれまでですけど…。ならば、私は、女性も男性も…、楽しく、簡単に、そしてどんなご家庭でも作れる料理をと…。心がけております。」
「なるほど…。」
「でも…、今の、私のこの姿勢は…、私の料理の…、所謂、師匠ともいえる、成宮朱里先生の意志を引き継いでいるんです。」
「成宮朱里先生…。薫子先生の…、前の…。」
薫子、
「えぇ…。そうです。」
凛久、
「番組…、視聴率も…変わらず…。」
「ありがとうございます。」
凡そ1時間のインタビュー。終了。
「お疲れさまでした~~。」
侑里。
「うんうん。いい感じ。」
薫子、
「ありがとうございます。」
一颯、
「おつかれ~~。」
薫子、にっこりと…、
「どうも~~。ふふ。」
凛久、
「薫子先生って…、苗字が…成宮ですよね。」
薫子、
「えぇ…。」
一颯、そんな凛久を見て、
「ふん。」
「先ほど…、インタビュー中に、成宮朱里と言う名前が…。」
そこまで言って、
「あっ、失礼…。」
一颯、凛久を見て、薫子を見て、
「……。」
薫子、すぐさま笑顔で、
「ははは。や~~っぱりね~~。」
一颯、
「ふ…ん…???」
薫子、笑顔で、
「実は~~。」
その時、すぐさま一颯、
「あっと…、成宮ちゃん、それ…は…。」
薫子、
「いいのよ、六条さん。ふふん。」
そんな薫子に、
「そ…お…???」
口を一文字にしてにっこりと薫子、
「成宮朱里、私の料理の師匠でもあり、私の旦那様の…元…、奥様。…って言うか、今や…、その旦那様も…奥様も…この世にはいらっしゃいませんけど…。」
その声に侑里も凛久も、
「えっ…???」
「…って…ことは…???」
薫子、
「おふたりとも…、もう…亡くられております。」
侑里、凛久、
「あ。あ~~。」
「申し訳ございません。知らず知らずに…。」
薫子すぐさま首を左右に振り、
「いえいえ。亡くられて、かなり…経ちますから…。」
部屋を出ながら…。
薫子、
「朱里先生…、私の旦那様の…前の奥さん。朱里先生が亡くなられて、それから…私が…、朱里先生の旦那様と結婚したんです。…でも、その旦那様も…数年前に…。ねっ、六条プロデューサー。」
薫子に笑みを、一颯、
「まっ、そんなところですか~~。…で、成宮ちゃんの…身の上話も…この辺で…。今度は…場所を変えて…。」
薫子、
「はいはい。」
凛久、
「なんだか…、もっと…聞きたくなってきましたね~~。」
薫子、そんな凛久に、
「ふふん…。」
廊下で、荷物を運び終わっての健匠、
「あっ、薫子先生…、じゃ…、一旦僕、教室戻ってます。電話ください。」
薫子、
「あぁ~~。ありがと…。あと…、2時間くらい…掛かるかも知れない。」
「了解で~~す。」
侑里、凛久、
「彼は…???」
薫子、
「あ~~。私の…アシスタント的…、存在かな~~。兼倉健匠君。働き者で~~す。」
凛久、
「おやおや。」
そして場所を変えて、今度は、番組とは別に、特集のために用意した料理を別の特別室にて披露。

薫子と茉祐子~その愛~ vol.22. 「視聴者様に支持されているから…。」
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庄司紗千 きっと大丈夫
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