勇喜雄、机の上から書類のファイルを…。
そして一枚の用紙を…。
「これ。このデザイン…、使わせてもらった。」
葉月の前に一枚の用紙を…。
葉月、その用紙を見て、
「ふ~~ん…???」
奈都美、
「ふん…???」
その用紙を見て、
「わっ!!!これって、尾田君が最初に描いた、私たちの新商品の…パッケージデザイン~~。」
「へっ…???…これって…、尾田君の…デザ…イン…???」
葉月。
奈都美、
「うん。試作見て、いきなり、用紙にさらさら~~って…。」
勇喜雄、
「今の俺のヤツにこれいいって思って。…って言うか、ダイさんの机の上にあったから、朝早く、ダイさんに電話したら、尾田君のデザインって言われて。…で、使ってもいいよって言われてさ。」
奈都美、
「えぇ…。確かに…これは…。…でも…。」
勇喜雄、
「あぁ。ダイさんからそう言われた。…んで、最後にダイさん。尾田君に電話入れとけよって。」
奈都美、
「へっ…???」
「そしたら、尾田君に電話して…。尾田君も、良いですよって…。」
葉月、
「へぇ~~~。」
奈都美、
「じゃあ…。」
「あぁ。ニールセン。向こうさんも、これいいです~~って、即採用。」
葉月、
「わお~~。」
奈都美の左肩を叩いて、
「ナツ~~。や~~り~~。」
「そんな訳で、朝からもう…、さすがに…バテ気味だね~~。」
そこに木綿子、翔、
「おはよう~~。」
「お~~っす。」
「何、どうしたの…ムラさん。酷い顔。」
木綿子。
「夜中から…仕事、してたんですって。」
葉月。
木綿子、翔、
「はっ…???夜中から…仕事…???なんで…???」
その声に勇喜雄、
「おぃおぃ、また最初っから話しなきゃなんねぇのか~~。悪ぃ~~。俺、トイレ行ってくるわ。」
そそくさと。
その勇喜雄の背中を見て葉月、奈都美、
「ぷっ。くくくく。お疲れさま~~。」
その時に部署に入ってきた靖子、
「カシムラ~~。おはよぅ~。どうしたの~~。酷い顔~~。」
葉月、
「かっかかか。みんなに言われてるよ。」
靖子、
「ねね、カシムラ…、どしたの…???」
奈都美、
「実は…。」
そして奈都美と葉月が、それぞれに…。
靖子、
「へぇ~~え~~。」
木綿子、
「凄~~い。」
翔、
「ほぅほぅ。」
そこに瀧澤、内海。そして、内海に肩を叩かれて出社の伸永。
瀧澤、
「おはよ、みんな~~。」
内海、
「う~~っす。かかかか、尾田~~。ナイス。」
伸永、自分の席に就くなり、翔に、
「おはようございます。」
そして内海に、
「ありがとうございます。」
木綿子、
「へぇ~~。尾田君、デザイン、初ヒットねぇ~~。」
内海、
「お~~???みんな…もう~耳入ったか~~。」
葉月、
「はい。今…ムラさんから…。」
「うん。ムラ、バテてたろう~~。」
「はい。」
内海、
「まぁな。昔なんか、俺なんて、徹夜続き。な~~んて事もあったもんな~~。今じゃ、とてもじゃないけど…、考えられない。」
木綿子、
「尾田君、どんなデザイン~~???」
葉月、
「あ~~、これだって…。ムラさん。」
その用紙を受け取って木綿子、
「へぇ~~。凄~~い。上手~~。さすがは芸大。こんな風に描けるんだ~~。」
翔、
「ん~~~???」
伸永、畏まりながら…。
「さ~~て、ミィーティングだぁ~~。」
内海。
「はい。」
一同。
「…っと、ムラは…???」
入口を見て…。
葉月、奈都美、
「さっき…トイレに…。」
「寝てっかぁ~~???まっ、いっか。蔵之介は、今日、出張から戻る~~。」
一同、
「はい。」
「そんで~~。もぅ、ムラからも聞いたと思うが~~。尾田君のデザインが、ニールセンに、急遽、採用された~~。」
一同、
「ヒュ~~。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。