「…って言うか~~。」
朋代。
奈都美、
「ん~~???どしたの~トモさ~~ん。」
「えっ…???んじゃ、あの…梨花さんの…。弟さんって…訳…。尾田君…???」
「うん。」
葉月、木綿子、
「そう…なんだって。」
「綺麗なお姉さん…。」
朋代、
「うん。綺麗な人だよ。しかも、凄い、貫禄あるし。」
奈都美、
「うん。部長もそう言ってた。」
伸永、
「あのぉ~~。」
葉月、両手を叩いて、
「かっかか、また出た、尾田君の…、あのぉ~~。」
奈都美、いい加減に…。…けれども、
「ぷっ。まっ、いっか。…そんなに…すぐに性格なんて、変わんないよね~~。まっ、じんぐりじんぐりと、行きますか~~。」
そう言って、隣の翔の右二の腕に、
「頼むぞ~~翔~~。」
朋代、
「おやおや。」
伸永、翔の二の腕に凭れているような感じの奈都美を見て、目をパチクリ。
葉月、
「かかかか。ナツの彼氏…、翔なんだよ。」
その声に伸永、いきなり葉月に振り返って、不可思議な目で。
葉月と木綿子、
「かかかか。何その目…???」
伸永、
「や…っぱり…、そうだったんですか…。」
葉月、
「へっ…???…なんだ、気づいてたんだ…???」
「いえ…。そういう…訳でもないんですけど…。…なんと…なく…。」
「…で、あんたを、私ら4人で、盛り上げようって…。」
「かかかか。いつまでも、うじうじしてないで。」
木綿子。
「綺麗処から言われるだけで、元気になっちゃうって。ねぇ~~。」
美玖。
剛輔、
「お~~。言うね~~美玖ちゃ~~ん。」
「当然、持ち上げないと~~。」
「かっかかか。逆に美玖ちゃんから言われたよ~~。」
口を尖らせながら葉月。
「はい。頑張ろう~~おっだく~~ん。」
そんな5人に少しずつ今までの大人しかった感覚を溶かしてくれるように…。
そしてアルコールが少し効いたのか…。ジョッキを30分くらいでようやく飲み干して。
伸永、
「ふぅ~~。」
奈都美と葉月。そして翔。
「お~~。ようやく…飲み干した~~。偉い。尾田君。」
伸永、
「ありがとうございます。マスター。お代わりお願いします。」
全く酔った感覚ではなく、素面の顔で…。
剛輔、
「おぅ。…けど、余り、無理すんな。」
伸永、
「大丈夫です。お願いします。」
そして、
「ハハハハ。」
笑顔で笑う伸永。
奈都美、伸永の肩をポンと叩き、
その瞬間、いきなり伸永、グラリと体を左の奈都美の肩に。
奈都美、
「お~~~っと~~。」
葉月、
「わぁ~~~。」
翔、
「おぃおぃ。」
剛輔、
「なんと。」
朋代、
「やっちまったか~~。」
木綿子、
「やれやれ…。」
全く動かない、自然体の伸永。
剛輔、
「都~~。やっちまったな~~。」
自分の体に凭れている伸永に奈都美、
「もぅ~~~。なんでよ~~。」
翔、
「はいはい。しゃあねえだろ…。トモさん、尾田君の家って…???」
朋代、
「あ~~。うん。じゃ、行こか。」
奈都美、そんな翔と朋代に、
「ごめ~~ん。」
両手を合わせて。
朋代、
「な~~に言ってる~~。尾田君にも、ある意味、いい刺激になったんじゃ、ないの~~。」
そう言いながら、
「行こう、翔。」
翔と朋代から抱えられながら。
翔、
「全く、動かねぇなぁ。かかかか。」
剛輔、
「あ~~。ちょっと待ってろ、今…タクシー。」
そして、それから30分後、奈都美のスマホに…。
「おっと、翔。もしもし、翔、尾田君ち、着いた…???」
スマホの向こう、
「は~~。良いんだけど…。…って、どこだよ…???トモさん…。」
朋代の声、
「ん~~???」
翔、
「鍵が…。」
奈都美、
「鍵…???」
そして、葉月と木綿子、剛輔の顔を見て…、
「あっちゃ~~。今度は鍵っ???」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。