薫郎、「俺は。雅樂じぃの話。甘えた方が、良いと思う。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ フライパンで、野菜を炒めながら薫郎、
「俺は。雅樂じぃの話。甘えた方が、良いと思う。」

その瞬間、翠、
「えっ…???」

巽、スマホの向こうで、
「え…???何…???どうかした…???」

翠、
「あん。ユッキ。あっ、杉浦が、…今、料理してるんだけど…。」

「うん。」
「雅樂じぃに…、甘えた方が良いって…。」

「そっか~~。…あっ。俺は…、まだ、大将に…、1回しか…会った事がなくって…。俺の口からは…上手く…言えないけど…。けど…。みどにとっては…。ありがたい…事だと…。俺としては…正直、思うよ。…いや…。だって…、普通なら…考えらんないよ。」
「うん。…普通なら…考えらんないって…ユウマ。ユッキ。」

薫郎、シャーと言う炒めている音と共に、火加減を見ながら、
「うん。だろ…。」

巽、
「かかか。今、杉浦君、料理…???」

翠、
「うん。」

「放したく…ないんだよ。みどの事…。大将。…でも、まっ。それって、単に、みどと俺…。まっ、俺なんて、気にしなくってもいいけど…。…でも、みどの友達の事、考えてみても。やっぱり…、その方が良い。甘えた方が…。」
「う…、うん…。」



翠、階段を下りて。下は既に、暗くなっている。
「寝ちゃったか…。」





翌朝、台所に…、
「雅樂じぃ。」

いきなり後ろからのその声に雅樂、
「うぇい、びっくりした~~。」
後ろを振り向いて、困ったように、
「びっくりさせんなよ。もう少しで、指切るところ…。」

「私…。雅樂じぃに、甘える。」
翠。

雅樂、
「は…ぁ…???なんでぃ。」
俎板に包丁を置いて、前掛けで手を拭いて、
「なんだぁ…???」

「私、隣に住むよ。」
「へっ…???」

雅樂に駆け寄り、いきなり雅樂に抱き付いて翠、
「雅樂じぃ、大好き。」

雅樂、
「お~~い、おいおい。な~~にやってんだぃ。」
雅樂、両手の置き場所に迷って。

翠、
「ありがと。」

雅樂、抱き付いている翠に、
「おいおいおいおい。」

「きゃっははははは。」

薫郎、
「昨夜、あれから、みど、遊馬君に電話して、話に結論、出したんだよ。」
廊下で…。

雅樂、
「おぅ…。おぅ、おぅ、おぅ。」
そして、
「けけけけ。そうか。そうかぃ。うん。」

薫郎、
「多分、3人から、5人に…、なっちゃうな~~。」

そんな声に雅樂、
「おぅよ。かかか。賑やかに…なんねぇと…。かかかか。それに。」

翠、今度は雅樂から離れて、
「それに…???」

「こっから、隣に繋がる、廊下を作る。」

その声に翠、薫郎、
「廊下…???」

雅樂、
「あぁ。」

薫郎、
「あっ。いやいやいや…。でも…、隣って、名義…???」

そんな薫郎に雅樂、
「馬鹿野郎、敷地から、全部、買い受けたんだよ。全部、俺のもんだ。けけけけ。」

翠、薫郎、
「うっそ――――――――っ!!!」

「なんだか知れねぇが…。ポ~~ンと、頭に浮かんでよ。そうしたら、イメージ浮かんでよ。かかかか。とんとん拍子でぇ~~。」

その瞬間、翠、後ろを向いて、
「ユッキ。」

薫郎、
「あぁ。」

「雅樂じぃ。」
翠。

雅樂、
「あぁ…???」

翠、雅樂に両手を合わせて、
「お願い。全部、ひっくるめて、私たちも…それに、お手伝い…させて。」

雅樂、
「は…ぁ…。」

「だって、だって…。私もユッキも…、これからまだまだ雅樂じぃに、世話になっちゃうんだもん。それに…。」
「ん~~???」

「3人から…。5人に…、なっちゃうし…。…そんな…雅樂じぃに、負んぶに抱っこなんて…。」

そんな翠に雅樂、そして薫郎を見て、
「かかかかかか。そうけぇ、そうけぇ。…おぅ。いいだろうよ。」






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