LINEの画面を翠、「ジャ~~ン。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そんな絃の目の前にスマホのLINEの画面を翠、
「ジャ~~ン。」

「ロンド、獲得!!!ッシャ――――――――ッ!!!!」
絃、その画面を見て、
「ワハッ。」
両手を叩いて、
「や~~り~~。ユッキ~~。かかか。さっすが~~。」

「うんうん。ありがと。でもね~~。多分、今回は、やっぱり…、千慧マネージャーの営業手腕、おっきぃだろうね~~。」
「あ~、あ~。いつも話してる女性の営業の人~~。」

翠、
「うん。」

「頭は切れるし、物スンゴイ、センス良いからね~~。ボスとコバちゃん。そしてヤマチがいれば、会社ひとつ、出来る。な~~んて言われるくらいだから…。」


ここで言うヤマチと言うのは、山根千慧(やまねちさと)の事である。
そしてコバと言うのが、矢萩呉羽(やはぎくれは)翠の直属の上司。
もともと、呉羽を、「ゴバ」と呼んだ社員がいたのだが、
「そんなの変~~。それだったら、コバちゃんにしようよ。」との声に、全員賛同、異議なし。
株式会社アンジェリーナ、創立5周年目のビアパーティの時の事。
その夏に新しいブランドとして立ち上げられた「ジェシカ」のリーダーとして、
他社から、院瀬見が彗星の如くヘッドハンティングした逸材が矢萩呉羽。
そしてその時に、呉羽が、「この人と一緒でなければ絶対に嫌。」と言ったのが、
山根千慧である。

院瀬見としても、千慧については全くの情報なしの状況だったが、
ジェシカ立ち上げ以来5年は経つが、わずか片手の人数だったスタッフも、
呉羽と千慧の業績で4倍に膨れ上がり、今現在も右肩…上がり…と、言われている。


「でも…、ユッキも凄いんでしょ、営業力。みどさん、いっつも言ってるもんね~~。」

そんな絃に翠、
「うん。なんでかな~~、ユッキ見ていると、イヤとか、ダメって、言えないんだよね~~。…と言うか、言わせない…、っかな~~~。かかか。」

そんな翠の声に絃、
「おほほほほほ…。」
唇を尖らせながら、残りの缶を飲みほして、
「こりゃ、完璧に、惚気になる。か~~えろっと~~。」

「こら、絃~~。言わせたの、そっちだろ~~。」

「きゃはははは。ではでは、ご馳走様~~。おっやすみなさ~い。…あ~~っと、この事…、雅樂さんには…???」
ドアを開けたままで絃。

「帰ったら、本人から言うでしょ。その方が雅樂ジィも、喜ぶよ。」

そんな翠の声に絃、
「ふん。…だね~~。じゃ。」

「うん。おやすみ~~。」




こちらは…、自宅のリビングでひとり。会合で帰りの遅い旦那を待ちながらの呉羽。
軽~くひとりでワインを飲みながら、
「さっすがは…ヤマチ。やってくれますね~~。」
そして、千慧にLINE、
「まずはお疲れ。こっちはワインで…乾杯だぜ。」

そして、すぐに返ってきたメールが…、
「みどには悪いけど…。ユッキ、借~りてるよ~~。」

そのメールに呉羽、
「お手柔らかに~~。」








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