「私…この曲、好き。いつでも、逢いにおいで。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ カレンダーを見て憲央、スマホに文字打ち、
「今から出る。」

そのメールを受け取って可羊子、
「うん。分かった。私も今から出る。」

そしてこちらでは、航の家の玄関のブザー。
史帆、
「はいはいはい。紗枝ちゃん、行こ。」

紗枝、
「うん。」

信一、メールで、
「これから出るぞ~~。」

史江、
「わ~~かってるって…。」

園加と愛寿美と芽久は彩萌の家に。
彩萌、
「おまたせ~~。」


そして駅で、
「おっと、一緒になったね~~。」
弓香。

「んじゃ、行こうか。」
摩耶。

「はい。」
佐智子、鈴鹿、レミ。

「なんだか…、久し振りにレミたちの顔、みた…。キャハ。」
菜穂子。

鈴鹿、
「だ~~よね~~。」

「彩萌たち…。」
ホームを見回しながら…。
弓香。

「いや…。まだ…来てない…ね…。」
菜穂子。



「はいはい。今度は恵美~~。着替えて、出掛けるよ~~。」
留美子。

「おっ。かっこいいなぁ~雄喜~~。」
聰。

そんな山田家に、
「留美ちゃ~~ん。」
燐太郎。

「は~~い。パパ、車、車。」
「おぅ。」



そして、こちらでは新居から、
「栞奈、忘れ物…???」
敏也。

「大丈夫です。問題なし。ふふ。」
助手席に乗り込みながら、栞奈。

「ではでは。」
「あっ。望海の家…。」

「はいはい。覚えてございます。忘れたら、怒られますから、校長に…。」

栞奈、
「かか。よろしい。」


そして、ホームに着いた電車に乗り込もうと弓香たち。

「お~~っと。一緒になったか~~かかかか。」
宗雄。

「おやおや。」
甫。

鈴鹿、レミ、
「先生~~。」

「田所先生たち…。見なかった…???」
宗雄の傍で夏妃。

「あっ。でも…田所先生…車…だから…。」
理美。

「そうですね~~。大型免許も…持っている先生ですから。」

「凄っ。そうなんですか~~。」
理美。

「えぇ…。弓道部の合宿もバスの運転手で…。」

「一華…先生も…。」
電車のつり革に摑まって宗雄。

「一緒…なのかも…。あのふたり…。」
夏妃。

「えっ…???」
宗雄。

夏妃、
「あっ。」

「夏妃…せ…。」

夏妃、宗雄の肩に右手を…。そして宗雄の右耳に…、
「…………。」

宗雄、
「えっ…???うそ…???」

夏妃、
「ほんと。」

「おぃおぃ…。おぃおぃ…。」
両目をキョロキョロさせながら宗雄。
「なんと、なんと…。でも…、まぁ…。頑張れ、頑張れ。」



「ヨシ、OK。出来た~~。おとうさ~~ん。史帆もさっき、行っちゃったから、私たちも~~。」
家事を終えて充希。

洋、
「おぅ。こっちも…OKだ。」



そして会社の通路を早足で歩きながら葵、スマホを耳に。
「亜葵ちゃん、今何処~~???」

スマホの向こうで、亜葵蘭、
「ふん。今、品川駅。これから乗る~~。間~に合うでしょ。」

「うん。じゃ、後で~~。」
「あいよ~~。」



メニューを作りながら正憲、
「カヨちゃんのお姉ちゃんか~~。」

葵沙、
「がんばれ、がんばれ、ヤング~~。」
グラスを磨きながら…。



青山通りを走行中の車、
「ねね、藍ちゃん。お父さんを好きな人…現れたぞ~~。」
後部席の女子に振り向きながら話す一華。

身を乗り出して、
「えっ。誰々…???ねね、とうさん。」
田所要次の娘、田所藍美(たどころあいみ)。

要次、
「…ったく…。余計な事、言わなくって、良いって、寿美ちゃ~~ん。」

藍美、
「ねね、寿美姉ぇ。どんな人…???」

にっこりと一華、
「ふん…。いつか…、逢えるかも~~。」

「えぇ~~~。」



そして、1時間後。

静かなキーボードの音から、ドラム、そしてエレキギターのメロディに、ベースが重なる。
そして透き通った声のボーカル。

観客席で黙って観ている璃子。
「うん。いい感じ。育って来てるね~~。」


観客席の顔。可羊子、憲央、彩萌、史江、信一。そして紗枝と茉優。
芽久と弓香、摩耶に菜穂子。園加、愛寿美。佐智子に鈴鹿、レミ。
そして、集まった教師陣。そして家族たち。

可羊子、
「新しい曲だって。」

憲央、
「うん。初めてだ。」

「私…この曲、好き。いつでも、逢いにおいで。」

望海、栞奈の隣で…、
「はは。どんどん、前…歩いてるね~~。頑張れ、航~~。可南子~~。」

――― Fin ―――








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