紗枝、「みんな、わ~君の友達。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 洋、可南子から事情を聞いて、
「そう…でしたか…。…で、今、航は…この…???」

可南子、
「はい。今、診察を…。」

充希、
「ありがとう…、わざわざ…。」
にっこりと。そして、
「もう…大丈夫よ。」

可南子、
「はい。あっ。でも…。」

洋、
「…ん…???」

「他に、友達も、こっちに…向かって…。」

充希、
「えっ…???」

その時、廊下の遠くから、
「おばさん、おじさん。」
紗枝の声である。

充希、
「紗枝…ちゃん…。そして…。」

ぞろぞろと診察室の前に、彩萌たち。

可南子、
「みんな…。」

彩萌、
「うん。海野君…、どう…???」

洋、
「君…たち…???」

紗枝、
「みんな、わ~君の友達。」

充希、目をパチクリと、
「わ…たる…の…???」

洋、
「こんなに…。」

「そして、わ~~君の彼女が、この人。」
可南子の肩を抱いて紗枝。

いきなり可南子、
「紗枝!!!」

充希、洋、
「は…あ…???」

彩萌、
「ぷっ。紗枝。や~る~~。」

可羊子、
「お姉ぇ…。」

「可南子。…で、海野…???」
憲央。

可南子、診察室を指差して…。

その時、ドアがガラリ。

「あっ。」
可南子。

充希、洋、
「航…、志帆、先生…。」

広瀬、
「おっと。こんなに…。」
航の両親であろう男女に広瀬、
「海野君の…ご両親で…。」
挨拶のお辞儀をしながら、
「野球部顧問の、広瀬です。この度は、申し訳、ありませんでした。私の不徳の致すところで、お子さんを…。」

洋、両手をひらひらとさせて。
「いやいや。とんでもない。あんなアクシデント。先生には一切…。決して…。」

「…で、航…???志帆…???」
充希。

「整形外科医師の菊田郁と申します。」
両親らしい男女に丁寧にお辞儀をして郁。
「お子さんの診察、させて戴きました。」

志帆、ニッコリと、そして真一文字に口。

「骨に異常は認められません。けれど、靭帯が部分的に切れた状態です。そのために治療が必要となります。」

充希、洋、
「……。」

「けれども、手術などは必要ありません。先程、広瀬先生、そして2人にも説明しましたが、しっかりと固定して下さい。この状態です。」
航の左側の状態に両手で示して。
「そしてとにかく安静に。免加となります。つまりは体重を掛けないでください。」

紗枝、彩萌、
「海野…君。」

憲央、
「海野。」

「ちょっと…元に戻るのには…時間…必要になりますが…。多分、普通よりは、早いはず。」

広瀬、にっこりとして。
「あっ。いや…失礼…。」

「お子様、かなり、鍛えられているみたい。ふふ。」
郁。両ポケットに手を入れて。
「ねっ。ふふん。」

弓香、小さな声で、
「竹内結子に…似てる。」

摩耶、
「うん。私もそう思った。」

可南子、
「あの…。海野君…、ギター…???」

充希、洋、
「…???」

志帆、
「ふふ。うん。気になっちゃうよね~~。バンドのパートナーだもん。はいはいはい。」
口の前で両手を合わせて。

郁、
「…ん…???」
広瀬を見て…。

広瀬、頭を傾げて、
「…???」

目をパチクリさせて郁、
「海野君…、ギター…???バンド…???」

志帆、
「えぇ…。弟は…バンド…やってて。ギター…担当…。」

「ふぅ~~ん。」
数回頷いて郁、
「うん。大丈夫、リハ次第。弾けるようになるよ。私が保証する。」








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 

 

 


《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。