ワンピース姿の女性、目の前の光景に、
少し戸惑いながらも…、お辞儀を…。
「こ…ん…にち…は。」
そんな女性に可南子たちも必然的にお辞儀を…。
和樹、
「こんちわ。初めまして。」
航、またしても頭を傾げながら…。
史江、紗枝、顔を見合わせて、
「誰…???…どうなって…???」
彩萌、
「あ…あの…。富田…さん…???」
左近、少し緊張しながらも、
「え~~。あ~~。うん。」
和樹、
「おぃ、左近~~。」
左近、後ろ髪を掻きながら、
「こちら…。筧…美和さん。」
航、
「か…け…い…みわ…???」
園加、可南子の傍で、
「かけいみわ…???」
美和、
「筧美和と申します。」
和樹、
「いらっしゃい。」
にっこりと。
左近、
「…実を言うと…。この…筧美和さん。ウチのリーダーの…知り合い…なんだ。数か月前まで、女性ユニット…やってた人。…ソレイユって言う。」
その左近の話しに航、
「うそ。ソレイユ。」
「ははは。航、知ってたか。」
左近、
「…で、璃子の知り合いで……。しかも…。璃子が、自分が不在の時に、ライズの…キーボード奏者として、引き受けてくれないか…と、打診した人が…。コチラ…筧…さん。」
その話にいきなり航、そして可南子たち、その他の面々も、
「えっ!!!」
そして航、
「左近さん!!!」
航の声に、
「うん。うんうんうん。分かる。航。それに、矢島さんも…。」
可南子、
「あっ。あ……。」
彩萌、
「富田さん!!!」
園加、
「矢島…、かわいそう…。」
愛寿美、
「うんうんうん。」
少しどよめきの中で左近、
「ごめん、ごめん、いきなり…空気、変っちゃったみたい…だけど…。…筧…さん…。」
「みなさん…。ごめんなさい。」
いきなり面々に謝る美和。
「多分、今の状況…理解しているのは…、私と富田さん、そして、横峯さん…だけかと…。」
その美和の話しに頭を傾げる可南子たち。
「璃子さんが…事故に遭って、しばらくしてから私に連絡来たんです。ライズの…キーボード…、やってくれないかって…。」
航、
「えっ!!!」
「そして、その後に、璃子さんから、また連絡が来て、キーボード奏者、見つかったって…。しかも、多分、その人は…私よりも才能があるって…。でも、その時…。」
可南子たち、沈黙。
「でも…、ソレイユって言ったら、メインの楽器…キーボード。都内でも、セミプロの中でも凄い人気ユニット。」
航。
左近、
「その…通り。」
そして腕組みをして左近、
「…で、その時。そのままキーボードとしてもそうだけど…。メインは筧さん、ボーカルでライズ、やってくれないか…って、璃子が…打診…したと…。」
「えっ…???えっ…???…でも…、今、ソレイユって…ユニット…。」
憲央。
「解散…しちゃった…。」
美和。
「相棒のボーカルの女性、結婚、そして出産で、ユニット…継続できなくなったんだ。」
左近。
史江、
「うそ…。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 海をこえて
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。