弓道部の部室に入って可羊子、
「ニッ。」
そんな可羊子の顔を見て史江、
「オッ、カヨッチ。その顔…???」
彩萌、
「さっすが~矢島姉妹。期末…自信あるね~~。」
「この…自信満々の顔…、見なよ。」
変顔の紗枝。
「全く…。ようやく解放されたわ。…結果、見るのが…恐い。」
茉優。
そんな話に可羊子、
「いやいや。とんでも…。全然自信なんて…。それより、ようやっと、海野君から。」
と、彩萌と史江に航からのメモ。
すぐさまそのメモを可羊子から受け取って見る彩萌。そして史江。
「おっと~~。遂に来たか海野~~。」
史江。
「ライズのリハね。」
彩萌。
そして道場内で彩萌、
「憲~~、海野君から…来たよ。」
憲央、
「えっ、ほんと…???そっか~~。これでひとつ。」
彩萌、
「うん。ひとつ、また前進。」
彩萌、そして史江、そして憲央の射込み。
大前(おおまえ)に彩萌、そして中(なか)に史江。そして落ち(おち)に憲央。
その次にまた別の3年、紗枝、茉優、信一が続き、2年の部員たちの8名。
そして可羊子を筆頭とする1年の6名の…射込みが始まる。
可羊子の動きを見ながらニコニコしている信一。
「お~~い、信一~~。鼻の下、伸びてるぞ~~。」
からかう様に紗枝。
信一、そんな紗枝に、
「う…、うるせぇ…。」
ぶすっとして紗枝に顔を向ける信一。
そんな信一と紗枝を見ながらクスクスと笑う彩萌と憲央、そして史江。
「それにしてもカヨちゃん。凄いよね~~。全く…ぶれないよな~~。なんか…、集中力…ハンパな。」
憲央。
「良くあれだけ…。誰に教わったんだろ…???」
「んふ~~。気になる~~憲~~???」
憲央の左二の腕を右肩で突っついて史江。
「ん…???…ん~~。…だって…、見ればもう…。」
そこまで言って、史江に小声で。
「2年の8人を、完璧に超えちゃってるよね~~カヨッチ。」
そんな憲央と史江の間に入って彩萌、
「カヨッチ、中学の時の弓道の先生が滅茶苦茶綺麗でカッコいい先生だったんだって。」
憲央、
「ふ~~ん。」
「その先生…、大学時代にも弓道やってたらしくって、かなりの実力で、何度も入賞してたらしい…。」
史江、
「ほぅほぅ。」
「…で、その先生が、カヨッチ、中学1年からの担任だったと言う。」
史江、
「な~~るほど~~。それでか~~。」
「…しかも~。その担任が、中学の時の校長先生の教え子だったんだって~~。」
憲央、
「わお。…何々、それじゃ、俺たちより半端なく、上手い訳じゃん。」
憲央、史江、思わずビックリマークの顔。
史江、
「おぃ、憲…、私ら…ヤバクない…???」
変顔で…。
そんな史江を見て憲央も変顔で、
「だ~~よな~~。けど…。」
「…ん…???」
「おんもしれぇ~~。」
「は…あ…???」
憲央、頭の中で…、
「…矢島、可羊子。カヨッチかぁ~~。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。